第30話 すきもの
「あれ、服部君一人なの?」
萌は今朝から女の子の日が始まってしまったのだ、予定よりかなり早いらしく、本人もびっくりしていた。
「別にタンポン使えばモデルはできるけど、私ほら」
そうなのだ彼女は痛みがひどいタイプだった。
薬を飲んでも、学校を休むこともままあるぐらいなのだ。それを見るたび深は自分が女の子でなくてよかったと思う。
「ああ、それじゃ仕方がないか」
西城さんは、さっさと脱いだ。素敵な体だ、ラジオのパーソナリティなのにちょっとしたアイドル並みにファンがいると聞く。
そいつらに見つかったら、きっと俺は殺されるに違いないな、と思う。
胸は大きくないが、形はいい。腰はくびれているけれどお尻も大きくはない。
眺めているだけで下半身が元気になっていく
「私の身体でそんなになってくれるの、うれしいなあ。ね、先に一回しておく?」
「え」
「だってやるんでしょ、本当は三人でしたかったんでけど、仕方ないよね。それとも私の身体じゃ不満、なわけないよねその状態なら」
自分でも、あさましいと思うほど、深のものは大きくなっている。
「へへ、おいしそう」
西城は舌なめずりをすると、深の前に座り込んだ。
「うん、おいしい。彼女とやってないの?こんなに濃いのが出るなんて」
「いやまあ、その」
「あ、若いのか」
十分後うがいから戻ってきた西城と、結局休む間もなく二人はそうなった。
確か数の子天井って言ったような。
いかに彼女がいても、あちこちでしていても、男子高校生にとってエロ本は必読図書だ。
「もう、いっぱい出して、妊娠したらどうするの?」
「そんな心配ないから、生でさせたんですよね」
「うん、もう憎らしい子ね、からっからに搾り取ってやろうかな」
「西城さんにならいくらでもお相手します、でも取りあえずモデルの方は」
「あ、ごめん、あれは方便。でも、君の方は写真撮るんだよね」
「はい、いいですか」
「シャワー浴びてくる、君のこぼれたらやっぱり恥ずかしいから」
「俺も一緒でいいですか、おっぱい触りたい」
西城は驚いた顔をした。
「いいけど、大胆だね、深くんは」
シャワーを浴びて、一度下着をつけてもらった。色っぽい黒のレース、写真に撮らないわけにはいかない。
「それが、カメラ?」
「ええ、じいちゃんの形見です」
「なんかプロっぽいね」
「じいちゃんプロになって女性のヌードを撮りたかったみたいなんですけど、教師って言う固い職業を選んでしまったから、趣味でも撮れなくて」
「だから君に憑りついて?」
「憑りついてってのとは、ちょっと違うかも」
「でもよくそんなカメラ使いこなすね」
「何も考えてないんです、なんかカメラが教えてくれているような、後はピントを合わせてシャッター切るだけです」
しゃべりながら深は下着姿、から順々に撮っていく。ポーズは西城に任せている、彼女はプロの芸術家なのだ、深がどうこう言うよりは格段にいいはずだった。
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