297 進化の系譜 その269

 捕虜尋問という名目の脳みそ保有情報吸い出し……と書くと、何か生々しいな……を終えた従者ゴーレムたち。そして清書して纏めた書類をトーコに提出。後は野となれ山となれな状況だが、大変なのはトーコもだった!

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──人外レベル5 その32──


「えぇっと……整理されてるようであちこちまだダブってるわね……」


 仕方なく、別に用紙を用意して箇条書きに書き出していく……


「えっと……これがあれで、あれがこれで……面倒臭いなぁ……」


 結果、書類の束を受け取ってから整理が終わるまで数時間を要し、トーコもまた精神的な疲労で横になることになり、その日は終わってしまうのであった……


※失神というか気絶というか寝てるというか……捕虜たちも強制的に放置プレイとなり、都合2日も飲まず食わずで用を足すこともできずに……翌日、どうなってるかはお察しだろう(苦笑)……その惨事に真っ先に気付いたマリィが貧乏くじを引いたことはいわずもなが……ド、ドンマイ!


※家臣の誰かに丸投げしたので、更なる貧乏くじを引いたのは家臣の部下である人間の家臣ではあるが、それはまた別の話し……(苦笑)



「えぇっと……皆、お早う?」


 ぐったりしているマリィと昨日と変わらないロム。レイジとカルスは仏頂面だ。


「えっと……何かあったのかな?」


 戸惑いながら訊くと、


〈捕虜が粗相をしたでゴザルよ〉


「粗相?」


 想像が付くのは漏らしたとか脱糞したとかだろうか?……一応、眠らせる前は普通に飲み食いしたりしてる訳だし……


〈嗅覚機能があるのがこんなにも嫌と思ったことはなかったわ……〉


 とマリィ。ははぁ……脱糞とお漏らしの両方目撃して思わず吸い込んだって感じか……(苦笑)


「まぁ……相手は生きてる人間だからね。そういうこともあるさ(苦笑)」


 となだめておいて、整理整頓した情報を公開することにしたトーコだった……


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 うむ、次話になるかも知れない(苦笑)>情報公開

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