122 進化の系譜 その102

 グラスランドの町の近くにあるダンジョン。第1階層に限ればランクDに到達した探索者や冒険者なら問題無いそうだ。僅か2日で到達したランクDだが規則ルール規則ルール……という訳で、許可が下りたトーコ。

 ……という訳で、ダンジョンの通路はロッ君じゃ大き過ぎるということで中型ゴーレムを用意。注意事項を聞いてから、ようやく出陣するトーコだった!

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──グラスランドの町のダンジョン──


 一般的なダンジョンの分類としては……



◎自然洞窟型(通路は徘徊している魔物の体格に合わせてある)

◎人口迷宮型(同上)

◎解放草原型(疑似的な空あり)

◎大型自然解放型(空は無く天井で塞がっている)

 ※巨大空間に溶岩川が流れていたり、高低差がある岩山形など様々……



 大体上記の4つに分類できるが、稀に階層毎が別空間に繋がっていて常識に沿わない特殊例もある。グラスランドの町のダンジョンは探索されている範囲では……


◎第1階層の通路は自然洞窟型で通路の天井までの高さ2m程。幅は狭い場所は4から6m程


 つまり、広くともギリ3人が並んで戦えるかどうか?……といった感じらしい。そして、


◎第1階層ではボス部屋という物が無いが……下り階段のある場所は広い空間となっている


 ということらしい。


(広い空間?)


 ……ということは、元々はボス部屋だったのかも知れない。まぁ……強そうなら引き返せばいいだけのこと。門扉もない入り口らしいので、確認も逃げ出すのも容易だろう……


 そう思ってたんだけどな……


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 およ?……何故か過去形っぽいモノローグっぽい締め括り。トーコに何があったのか……それは次話を刮目せよ!

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