別れを告げる
恋は冷める
憧れは幻滅に変わる
好きは嫌いに反転する
では移ってしまった情はどうすれば消し去ることがてきるだろう
トマトとピーマンと椎茸が嫌いな君
何時間も目覚ましを鳴らす君
仕方ないなと最後は笑って、君のどうしようもないところも愛おしんだ
その時間は僕を構成するブロックの一つになっている
外して残る空洞をどうやって埋めればいい?
君が僕を嫌いになって、お前なんか見たくもないと言ってくれれば良かったのに
君を慈しみながら君に怯えて、会いたくないなんて言いたくなかった
僕は変わってしまったね
君の他にも守りたいものができたから
君にも守ってほしかった
二人で守っていきたかった
君のこともまだ守りたい
君にとって大事なものを、君が壊してしまわないように
僕を守ることで君を守ろうとしたんだよ
勝手だけど
偽善に聞こえるだろうけど
君が僕の譲れないものを見なかったことにするのなら
僕は別れを告げねばならない
君と僕を引き裂くのは僕
まだ君を愛している僕
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます