〝いじめ〟の先にあるもの。
「はぁ?助けるのに、理由なんてあるわけ?」
私の質問に顔をしかめて、
〝バカじゃねぇの?〟みたいな顔をする男の子。
「っ、り、ゆう、」
〝いじめ〟られる理由も。
〝いじめ〟を助けられる理由も。
私には、どっちも、
もうすでに分からないのに...............
「あのなぁ、俺はな、
〝いじめ〟るやつの理由は知らねぇ、」
男の子こと、真島寛太くん。
「でも、
〝いじめ〟を助けるには理由があんだよ、」
〝何か〟を分かってるように言う真島寛太くん。
「そ、れは、なんです.........か?」
それは、開けてはならない、
パンドラの箱を開けるような質問。
「〝いじめ〟の先にあるもの。
それは〝何も〟ねぇんだよ、
だから、〝いじめ〟なんてくだらねぇ」
〝いじめ〟の先にあるもの。
それの答えを簡単に言ってしまう真島寛太くん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます