〝いじめ〟を助けてくれた男の子。
「確か、江藤風華、だろ?」
女の子たちを追っ払ってしまった声の主は。
そう声をかけながら私に手を差し出してきた。
「.........、あなたには関係ありません、」
せっかく助けて貰ったのに...............
可愛げない言葉を発して、
結局手を借りずに立ち上がった。
「俺には、関係ないけどさ、
名前ぐらいは覚えてよ?俺は、真島寛太」
真島寛太(ましまかんた)。
聞いてもいないのに勝手に名乗り出した男の子。
ずっと、〝いじめ〟られてた私を初めて助けてくれたのは男の子。
みんな、見て見ぬフリだったのに............
「っ、............なんで、助けたの、」
頼んでもいないのに、
〝いじめ〟を助けるなんて。
〝いじめ〟を助けてくれた男の子は、
お人よしなのかもしれない.....................
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます