第三十二話
クリスマスイブの夜に、私は
「あのね、
お父さんとお母さんは、笑顔で答えた。
「それは良かったなあ、
「春花、
私は「うん!」と答えて、プレゼントを出した。それは私が
「お父さん、お母さん! 『人生ゲーム』だよ! 私が欲しかったプレゼントだよ!」
「そうか、良かったな」
「良かったわね、春花」
私は
「早速、
だがお父さんは、
「ごめんな、春花。お父さんはこれから仕事なんだ。仕事が終わってから、ゲームをしような」
お母さんも、言った。
「それに春花だって、学校に行かなくちゃいけないでしょ? だからゲームは夜にやりましょう」
「うん!」と答えて私は、部屋に
●
次の日。クリスマスの朝、目が覚めるとベットの横に『オセロ』の箱があった。数日前お母さんに『クリスマスプレゼントは、何がいい?』と聞かれたので、『オセロ!』と答えていた。
理由はお母さんはいつも仕事で
「お母さん、『オセロ』があったよ! サンタクロースがきてくれたよ!」
するとお母さんは、笑顔で答えた。
「そう、それは良かったわね。でも取りあえず今は、朝ご飯を食べてね」
「はーい!」
朝ご飯を食べた後、私は言ってみた。
「ねえ、お母さん! 『オセロ』をしようよ!」
「そうねえ、今日は仕事も休みだし……。うん、やろっか!」
「うん!」
そして私とお母さんは、『オセロ』をした。昼までやって昼ご飯を食べてから、またやった。夕食の時間になるまで、ずっとやっていた。こんなにお母さんと遊んだのは、
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