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6/12 6月11日
想像以上に早く、衰えていく。
刻一刻と、別れは近づく。
永遠に続く訳が無いのは承知の上だけれど、こんなに早くなくてもいいじゃないか。
寂しいのは、嫌だ。
そんなことを考えながら飴を作っていたら、頬からたれた水がぽとり、ぽとりと数滴入ってしまった。
衛生面的にはかなりダメなことだろう。
分かっている、分かっている。
でも、どうしても素直に口にできない自分の代わりに、涙が想いを伝えてくれないかと思ってそのまま完成させて、それを彼女に渡した。
嬉しい時、悲しい時の涙は、さらさらしていて甘いらしい。
彼女には、伝わっただろうか。
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