第6話 藤田さんと風鈴
坂田君の恐るべきPC検索、追跡能力は、ハッカー以上だ。中学1年にして“秋葉原が聖地”だと言い切る坂田君は、すごい。坂田君は、小学3年時の僕らの学校のホストシステムに侵入した。以外とセキュリティが古くて容易くハックできた。“フジタリナ テンコウ”テンコウ先 後日連絡予定“僕ら?みんな気づいた。1番鈍そうなたかちゃんが「どう言うこと?」中島が「あやしな」僕は坂田君に町の住民課をハックしてもらった。なぜか”フジタリナ“不明と表示。「くそー追えない。」坂田君には珍しい。きたない言葉をはいた。僕は「シガ、他に何か手がかりがないのか?」シガが「風鈴はこの地上に来て6年が経つ。風鈴は話ことができる。もちろん時間を止めることができる。それにもう一つ風鈴は、結界を作り出すことができる。その結果内では時間は永遠に止まり、逆に逃げだすこともできない。永遠のループだ。それが幸せと感じる、地上人もいるが、その結界内で骸骨になっても死ぬこともできず、生き続けることとなる。時間を止める風鈴には、そのくらい怖い力もあるんだ。だから、なおさら人間の手に渡ってはいけないものなんだ。」たかちゃんが「なんだか、怖そうー。」中島が「その風鈴、まずくない?」僕は考えた。今、風鈴は藤田さんが持っている。シガの話だと藤田さんは夏の異世界人だ。でも何か理由があるはずだ。僕の本能が察知する。シガが言ったように僕は、どうやら、シガとは違う異世界人のようだ。能力を全開にして見た。『見える』今まで見えなかった影。物体。光。人間ではない人間。異世界人?あの人は、頭がシカだ。えーっ!ユニコーンが空中を走っている。僕は僕は大丈夫か?自分で自問自答。シガが頭の中に入って来る。
『ヒカル、できるじゃないか。それが君の本当の能力だ。』『これが僕の能力?』『君が願うものが見える。”見える“が君の力だ。藤田さんの居場所を見たいと願ってごらん。見えたかい?藤田さんの居場所教えてくれ』僕は立ち上がり口に出した「藤田さんが見える。」みんなが、驚いた顔で固まった。僕は続けた「ここはどこだ。大きなクスの木が見える。大きな鈴?境内?隣町の神社?時越?見つけた。藤田さんいた。時越神社だ。」
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