フラムマリ事件(コーンフレーク事件)と性格形成

僕の幼い頃の一番の大事件は、

ウェールズの伝統料理・フラムマリ事件だ。


フラムマリは今で言う手作りのコーンフレークのようなもの。

パン粉の塊に温かいミルクとシナモンを混ぜて食べるウェールズ伝統の朝食なんだ。


スコットランド人が子どもにオートミールやポリッジを与えるような感じだよ。



この朝ごはんはおいしくって、栄養がたくさんあって、

どこの子どもたちもだいたい好かれてる料理なんだ。

それがフラムマリだよ。



僕はこの朝ごはんが、

夜が終わって学校から帰ってきた時に、

いつも毎回ちゃんとあったらなぁと

祈ってたんだ。


手軽に食べられて、

すぐまた一番に学校に帰れるようにね。



ある朝、多分、5歳ぐらいの頃かな

毎日のように学校から帰ってきて、

自分の食器のフラムマリを見て、

さぁ食べようと口に入れた瞬間、

めちゃくちゃただれそうな熱さだったんだ。


フラムマリの中がめちゃくちゃ熱い。


で、たちまちお腹があついのなんの。

内臓がヤケドして気を失ってしまったんだ。


僕がずっと横たわっていたので、

父も母も命が亡くなってしまったと思っていた。


かなり長いこと経って、

僕は蘇ったんだよ。


でも、

その日から僕の胃は、

食べ物といったらおかゆに近いものしか消化できなくなっていったんだ。


これは悪い食べ物のせいで、

自分の身体がまるっきり変わってしまったんだ。


この僕の身体の悪い変わり方の経験が、

僕に対して、何かについて観察して注目する習慣をくれたんだ。



この自分の身体が悪くなったことが、

僕の性格を形づくる上で大きな大事件になったんだ。

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