第4話

 半日以上に及ぶ摘出手術が終わり、執刀医と一宮が東科技研の夜の屋上でゆっくりと缶コーヒーを啜っている。


我々東科技研が運営を終了させたら、この人達はどうなるんでしょうね。」

「……その時がの最期になるか、それとも他所よそが引き継ぐか…そのときにならないとわからないさ。」




見送る人物がいない中、丸筒の培養槽の中に脳だけになって浮かぶ御坂氏が研究所の地下の一室接続者保管室に送られていった。

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