第11話 城への到着
森の木々の間を縫うように歩いて進むミナとカイ。
視界が一気に開け、目の前には一面に広がる壮大な城が姿を現した。
「ミナ、あれが僕たちの目指していた城だよ。」
カイの指先が示す方向を見つめるミナの瞳が大きく見開かれる。
それほどまでに城は美しかった。
ミナはその
城は高くそびえ立ち、塔は空に向かって伸びていた。
太陽の光は城壁に反射し、輝きを増していた。
その壮大さは見る者の心を奪い、その美しさは言葉を失わせた。
「すごいよね、カイ。」
「でも、何か変だと思わない?」
ミナはカイの顔を見て言った。
「どういうこと?」
「城に門番がいない。
あんなに大きな城に門番がいないなんて、変じゃない?」
ミナは頷いた。
「そうね、確かにおかしいわ。
でも、中に入るしかないわ。」
「そうだな。」
「じゃ、さっそく行こう。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます