バラと勿忘草

第8話ツアー後の僕ら。

それからいつも通りの日常が始まった。

　僕と彼女は長期休暇の間も、その後も連絡をし合った。

「お疲れ様！今日は風と雨が強くて疲れたよ…そっちは大丈夫？」

「お疲れ様！こっちは平気だったよ！雨は凄かったけど笑異常気象にも困ったもんだね笑笑」

そんな会話を交わしあった。そしてこの関係は僕らが成人を迎えてからも続いた。

　そして、僕も職につき一人暮らしを初めてしばらく経ち、少し寒くなる季節になった。

年末が刻々と近づきお互い忙しくなって連絡も少し途絶えていた頃

　彼女からある連絡が来た。

「久しぶり！年末、予定空いてますか？」

「返信遅れました。空いてますよ！」

「それは良かった。もし大洋が良ければ年末2人であの島に旅行に行きませんか？」

「良いですね！行きましょう！久しぶりに会えるなんて嬉しいです。」

「私もです！楽しみにしてます！あと、私は仕事がちょっと溜まってて次話すのは年末になると思います！そこで思う存分話しましょう！では。」

「はい！」

彼女との再会の約束に心が踊った。