第6話 狩人の仕事は楽だそうだ

現在、狩人になったロイは森を走り回っていた。村長から頼まれた仕事は村の人間が食べる肉を取る事。あとは出来たら綺麗に魔物を狩って皮などを売りたいとの事だ。

「おっ、猪発見」

とロイが足を止めた。視界の先には小さい猪。…まだ、子供じゃないか。子供の猪は食べれる部分が少ない。だから狩る意味なんてないぞロイよ。すると、ロイは猪に手を向け唱える。

麻痺パラライズ

すると、猪は体を震わせた後倒れた。麻痺の初期魔法、筋肉が痺れ最高位だと呼吸も出来なくなるとか。倒れた猪にロイは近づく…遠くからだと分からなかったが意外とデカいな大きさとして1.5mか。でも、まだ子供だ。ロイは猪の頭を撫でる。荒かった猪の呼吸が落ち着いてきた。そして、猪に笑顔を見せた後、足を切り落とした。サイコパスだ。この元勇者はサイコパスだ‼

辺りに血の匂いが漂う。麻痺も解けてきたのかい猪が痛みで鳴き叫ぶ。

「よし、来た」

何が来たかそれは…。

[プゴー‼]

親猪だ。赤い毛並み立派な角、引き締まった筋肉。体長は4mを超える。親猪は我が子に怪我をさせた人間、つまりロイに突進する。しかし、

[プゴ?!プップゴ?!]

と親猪はロイの前で動けなくなった。原因はもちろんロイだ。片手で4mを超える猪を止めていた。そして、

「一閃」

とロイの姿が消え猪の後方に現れる。そして、猪が横に倒れる。恐らく猪の下を通り腹を切ったのだろうが早すぎて見えなかった。

「よし、次だ」

と先ほど見た光景がまた現れる。猪を倒されたことにより他の猪が突っ込む、それを止め一閃それの繰り返し。複数は突っ込んでこない何故なら仲間の攻撃の邪魔になるからだ。10体程突っ込んだ所で猪の突っ込みラッシュが止まる。

「回収するか。収納」

そして、4m越えの猪10頭はロイの収納の中に納まった。

「ふう」

と一呼吸。そして、座った。疲れては無いようだ、汗一つかかず涼しい顔をしているところからロイの状態を読み取るのは簡単だ。そして、今ボーっとしている彼が何を考えているかも顔でわかる。

それは、これから何をしよう?である。魔王退治も辞めた、新しい住む場所も決め、新たな仕事も始めた。しかし、退屈なのだ。思っていた生活と違う。何かが足りない。彼には永遠に理解できないだろう、普通の人間の生活と勇者の生活の違いなんてものは…。

「?」

とここで彼は気が付く何か大きな力が村に近づいている事に、彼は体を起こし村に向かう。先程と変わらぬ退屈そうな顔で


ステータス更新


名 前:ボア

年 齢 : 幼体

装 備 : 無し

体 力:80

 力 :30

魔力量 : 0

耐久力:30

素早さ:50

スキル : 無し

魔 法 : 無し


名 前:ビッグボア

年 齢 : 成体

装 備 : 無し

体 力:200

 力 :100

魔力量 : 10

耐久力:70

素早さ:100

スキル : 解放(力を溜め一気に解放出来る)

魔 法 : 無し


名 前:ロイ・フォーリナー

年 齢 : 19歳

職 業 : 狩人

装 備 : 布の服 

体 力:測定不能

 力 :測定不能

魔力量 : 測定不能

耐久力:測定不能

素早さ:測定不能

スキル : 妨害 観察眼 大工Ⅴ 創造 伐採Ⅴ 風刃 収納 隠蔽 →妨害 観察眼 大工Ⅴ 創造 伐採Ⅴ 風刃 収納 隠蔽 一閃(足に力を溜め高速移動する。ただし、直線のみ)

魔 法 : 妨害 結界 空間魔法 → 妨害 結界 空間魔法 麻痺魔法(相手を麻痺状態にする)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る