第7話 強者の予感は、、、

ロイが住む村シバノ村に近づく二つの人影

「ここが例の村か」

言葉だけで見るとこっちが親分で

「へい、そうです」

こっちが子分だよな。何故こんなことを言っているかというと…親分が小さすぎるんだよね。身長的には…120cmくらいかな?で逆に子分の方は筋肉ムキムキの180cmくらいだし。まぁ、でもよくあるものなのかな?

「よし、入るぞ」

と早速、親分が村に入ろうとする。

「ちょっと待ってください兄貴‼」

と直ぐに子分が親分を止めた。

「どうした!」

「この村には魔よけの結界が貼ってありますぜ」

「何ィ‼ならさっさと解除しちまえ」

「へい。兄貴」

結界を解除できる?…もしかしてムキムキ子分、魔法使いか?

「まて、弟よ。何かが近づいてくる」

スキルの野生の勘。やっぱり小さいお前は武闘家か。で、近づいて来ているのは勿論ロイ

[ウゥゥゥゥゥゥゥ‼]

ではなく子分よりも大きな狼だ。綺麗な白毛、鋭い牙、体長は3mを超える。

「おいおい、ホワイトウルフにしては少しでかくねえか」

と親分が子分に言う。すると、

[はぁ、貴様は我を息子たちと同じと見るのか。どれ程、貴様の目は節穴なのだ]

返答は子分からでなく狼から帰って来た。考えたことを相手に伝える上位のスキル思念波しねんは、という事はこの狼かなりの実力者である。

「お、狼が喋った⁉」

[我は『森の守護者』フェンリル。森を騒がす者は貴様を森から追い出しに来たのだ]

『森の守護者』…ある程度の強さを持つ魔物(人間)に与えらえれる二つ名・異名の事で、これを与えられると神から贈り物ギフトが送られるらしい。(解説口調)

「あぁん、俺らは何も」

[うるさい。自分の犯した罪を認めないのは人間の悪いところだ。今すぐに吹っ飛ぶがよい]

そして、二人の足元から風が発生する。それは段々大きくなり二人を吹き飛ばした。

[ふん、これだから人間は]

とフェンリルは村の壁を見る。

[それにしても我の風でビクともしないとは一体何者がこの結界を張ったんだ]

と怪訝そうに結界を見ていた。

「凄いだろ。俺の結界は」

[あぁ、人間ながら実によくできて…誰だ貴様‼]

といつの間にか足元にいた人間をフェンリルは叩き潰した。

「おいおい、俺とお前の中だろ?」

[…もしや、その声は]

そうフェンリルが叩き潰そうとし、それを止める事が出来る人間

「久しぶりだな。フェル」

やっと出てきた主人公ロイである。


ステータス更新


名 前:アニ・キョウダイ

年 齢:27歳

職 業:武闘家(魔物)

装 備:鎖帷子くさりかたびら 鋼の爪

体 力:75

 力 :80(+20)=100

魔力量:20

耐久力:45(+20)=65

素早さ:65(-10)=55

スキル:身体強化Ⅲ 野生の勘(相手の位置が何となくでわかる)知性Ⅱ(魔物特有のスキル 話すことが出来る) 


名 前:オトウト・キョウダイ

年 齢:24歳

職 業:魔法使い(魔物)

装 備:月の杖 ローブ

体 力:60

 力 :15

魔力量:90(+25)

耐久力:60(+18)

素早さ:65

スキル:知性Ⅳ 

魔 法:魔法破壊(魔力量が上の場合、魔法が破壊できる)火魔法Ⅳ 風魔法Ⅱ 水魔法Ⅲ 土魔法Ⅰ


名 前:フェル

年 齢:180歳

職 業:『森の番人』(フェンリル)

装 備:なし

体 力:1500

 力 :890

魔力量:900

耐久力:800

素早さ:1000

スキル:『森の番人』(森で戦うときステータスが上がる) 軍隊(同じ種族を操る事が出来る) 思念波(相手に自分の考えている飛ばす)無詠唱(魔法を詠唱せずに発動できる。しかし、威力が少し落ちる)咆哮(相手を怯ませることが出来る)風刃 知性Ⅴ 身体強化Ⅴ

魔法:火魔法Ⅹ 風魔法Ⅹ 土魔法Ⅹ 雷魔法Ⅹ

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