第3話 ようやく見つけた俺の新天地

さて食い倒れていたロイを助けたシューをオークロードから救ったロイの話の続きだが

シューはロイに村に連れて行ってほしいと言われ案内している最中なのだが何というか…幼女に付いて行く不審者にしか見えない。おかしいな、オークロードを倒している時はあんなにも格好よかったのにな。とここで

「そろそろ私の村に着きます」

とシューが言う。それに対しロイは

「わかった」

と言う。…格好つけているようにしか見えないんだよな。おかしいな?普通のセリフのはずなのに。

「着きました。ここが[シバノ村]です」

と家が7軒程ある小さな村に到着した。

さて、[シバノ村]について軽く説明しよう。この村は最初の国から南に500キロ程、地図には…載ってないのである程度の説明をすると地図の中心よりも少し下側にある。

「おお。こんな所に村があったとは…」

おい、こんな所とか言うな。失礼だろ。

「田舎ですが、ゆっくりくつろいでください」

こんな失礼な奴に相変わらず親切なシュー。

「なぁ、シューちゃん」

「はい」

「俺実はさ、新しく暮らせる場所を探してるんだけど。ここに住み着いていいかな」

言い方言い方、住み着くは妖怪の部類なんだよ。と言うかもっと考えて決めろよ。

「そうですね。…お父さんに聞いてからですかね」

おっと、これはシューの家に住むことに…

「いや、家なら自分で作るけど…」

おい、そこは住めよ。そっちの方が絶対面白くなるだろう。

「いえ、違います。私のお父さんこの村の村長なので、この村に住んでもいいか許可を貰わないと」

あぁ、そっちか。と言うかシュー、村長の娘だったのか。

「確かにそうだね。じゃあ、村長の所に案内して」

「わかりました」

と門から5分、周りより少し大きめの屋敷

「ここです。早く行きましょう」

と屋敷に入っていくシュー、それに付いて行く不審…ロイ。

「ただいま帰りました。お父さん」

「あぁ、お帰りシュー。…後ろの方は?」

「俺は勇…旅人のロイ・フォーリナーです」

おい、お前今勇者って言おうとしただろ。お前一応勇者の仕事を辞めてるんだからな?

「この人はね。私が魔物に襲われたところを助けてくれたの」

空腹で死にかけていたけどな

「あぁ、そうでしたか。私の娘を助けて頂きありがとうございます」

村長、先に助けられたのはこいつの方ですよ

「でね。お父さん。この人がこの村に住みたいらしいんだけどいいかな?」

この子以外と説得上手なのかもしれない。

「えぇ、勿論構いません。あぁ、しかし。今はこの村の大工が資材取りに村を出ています。なので、私たちの家に…」

良いぞ、2回目のシューの家お泊りイベント発生。断るなよロイ断るな

「俺自分で家建てれますよ」

馬鹿野郎、断るなよ‼

「しかし…」

と村長が更に泊まることを進めてくる。3度目の正直

「大丈夫です。一瞬ですから」

3度目なんてなかった。

「そうですか」

諦めた村長。手作り料理を食べるというイベントが飛ばされロイが家を建てるイベントが始まった。


ステータス更新


名 前:ジョージ・ローソン(村長)

年 齢 : 34歳

職 業 : 村長

装 備 : 布の服

体 力:60

 力 :20

魔力量 : 18

耐久力:20(+3)=23

素早さ:20

スキル : 剣術Ⅰ 指導術Ⅰ 身体強化Ⅰ

魔 法 : 無し


名 前 : シュー・ローソン(少女)

年 齢 : 9歳

職 業 : 村人 → 村長の娘

装 備 : 布の服

体 力 : 40

 力  : 5

魔力量 : 7

耐久力 : 0(+3)=3

素早さ : 15

スキル : 料理Ⅱ 裁縫Ⅰ

魔 法 : 無し


名 前 : ロイ・フォーリナー

年 齢 : 19歳

職 業 : 元勇者

装 備 : 布の服 木の枝 → 布の服

体 力 : 測定不能

 力  : 測定不能

魔力量 : 測定不能

耐久力 : 測定不能

素早さ : 測定不能

スキル : 妨害 観察眼 → 妨害 観察眼 大工Ⅴ(建築の技術が上がる)

魔 法 : 妨害

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