第11話 アヒージョと周りの視線はアッツアツ!
エリーと治癒士協会の入口で待つこと十数分、
「お待たせ!」
そう元気に出てきたのはイリアである。
服装は少し明るめの服に、ぴっちりとした短パンである。短パンから見える少しむっちりとした太ももがなんとも。
「あー、アル今私のことエッチな目で見たでしょ!」
「いや、見てない!」
「ふーん……」
なんだか全てお見通しって感じで負けた気分。
「それよりも早く飯行こうぜ!エリーも腹減ったよな!」
「はい!早く行かましょアルさん。」
「イリアとエリーは行きたい店あるか?」
「それなら、行きたいお店があるわ。」
俺は行きたい店があるわけじゃないのでイリアとエリーに聞くとイリアが行きたい店があると言った。
「どこにある店?」
「まあ着いてからのお楽しみ。」
そう言うとイリアがいきなり胸を俺の腕に押し付け歩きはじめた。
エリーが一瞬の出来事に呆気に取られていると、ハッとした次の瞬間エリーも腕を絡め胸を押し当ててきた。
「イリアさんだけズルいです!」
そう俺を挟みまた言い合っていると、やはり目立ってくるからなのか、周りの男から嫉妬、妬みの視線が数多く受けた気がした。
「2人とも落ち着いてー。」
そう2人をなだめながらイリアに先導され歩いていると、目的地に到着した。
「ここよ。」
そう言われ見た店の看板には、くまの亭と書かれていた。
「ほら入るわよ。」
イリアに腕を引っ張られ中に入ると中は広々とした石造りの空間に樫の木を使った机、椅子があるよく見るような内装だ。
「いらっしゃい。」
カウンターの席の方から野太い声が聞こえ見てみると、熊の獣人の男がいた。
くまの亭という名前だから、この店の店主なのだろう。
そう思いながら席につきメニューを見始めた。
「この店って何が美味しいんだ?」
「この店はねアヒージョが美味しいよ。」
「では、私はランスフィッシュのアヒージョで!」
「んじゃぁ俺はブッラクスネークのアヒージョで。」
俺とエリーがメニューを見て決めるとイリアが店員を呼び止め、アヒージョといくつかツマミを頼んだ。
「2人とも、お酒は何飲む?」
「俺はエールで。」
「では、私は果実酒でお願いします。」
「私も果実酒。」
「かしこまりましたー。暫くお待ちくださーい。」
そう言われ店員が離れていくと、
「ちょっとエリー少し話したいことがあるんだけど。」
「なんでしょうかイリアさん?」
注文し終え、飯が来るのを待っているあいだ、イリアとエリーが何かを話し始めた。
一体何を話しているのだろう。
少し怖い。
フォロー、レビューなどして頂けると嬉しいっす。
〜紹介〜
獣人 この世界に人、獣人、エルフ、ドワー
フ、魔族等たくさんの種族が過ごしてお
りそのうちの1つが獣人である。
獣人の中にも種類があり熊人はそのうち
の1つである。
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