第10話 救いの救世主はいなかった!

どうしてこうなった。


「アルから離れて!」


「嫌です!」


イリアとエリーが俺を挟んで喧嘩をしている。

二人が俺の腕を取るたびに、イリアの慎ましい胸とエリーの豊満な胸がフヨんと当たる。

これは、神が与えた試練か…。


「おいおい、それくらいにしとけ。」


その時ギルバートが助け船をだしてくれた。


「ギルバート!」


この時俺はギルバートが救世主に見えた……気がした。


「いつも役立たずなんだから黙っててください!」


とイリアが


「部外者は黙っててください!」


とエリーがギルバートに言い放ち、哀愁を語る背中を見せてすごすごと戻って行った。

ギルバート役に立たず。

だが周りも迷惑そうなのでさすがに止めないといけない。


「2人とも!さすがに一旦落ち着こう!」


そう言うと2人は我に帰ったのか何とか落ち着いてくれた。


「すみませんアルさん!」


「ごめんアル…」


2人とも周りの状況に気づいたのか腕を離し謝ってくれた。


「いや大丈夫。それよりイリア依頼の報酬を頼む!」


「わかったわ、着いてきて。」


そい言われカウンターに行き達成の報酬と追加分の報酬をもらった。


「じゃぁ報酬が銀貨15枚と追加で5枚合計20枚ね。はいこれで手続きは終わり!」


「あぁ、ありがとう。」


「ねえ、アル。私もうすぐ仕事終わるんだ。一緒にご飯行かない?」


報酬をもらい席を立とうとするとイリアに飯の誘いを受けた。


「あー!ずるいです!私も行きます!」


「私はアルを誘ったの!」


断る理由もないし別にいいかなと思い了承した。


「いいぞ、この後俺も予定とかないし。」


「アルさん!私もご一緒していいですか?」


「いいぞ。」


なぜだかイリアがこちらを睨んだ気がするが、飯は大人数で食った方が美味いから了承した。


「はぁ、じゃあアル少し協会の入口で待ってて。」


そう言われエリーを連れて一旦イリアと別れた。




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〜紹介〜

通貨

銅貨 日本円で1枚100円くらい

大銅貨 日本円で1枚500円くらい

銅貨5枚で大銅貨

銀貨 日本円で1枚1000円くらい

銅貨10枚、大銅貨2枚で銀貨

大銀貨 日本円で1枚5000円くらい

銀貨5枚で大銀貨

金貨 日本円で1枚1万円くらい

銀貨10枚、大銀貨5枚で金貨

大金貨 日本円で1枚10万円くらい

金貨10枚で大金貨

一応さらに上に白金貨がある設定。

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