第9話 修羅場は突然に!

「では、奉仕活動終わりじゃ。」


夕暮れ時ゼバッハがそう言い奉仕活動は終了した。


「アル君今日はありがとね。また依頼出すから来てのう。エリーも君のことが気に入ったようじゃからな。」


「ゼバッハ司祭様!」


「ありがとうございます。また来ますよ。」


「アルさん!また来てくださいね!」


そう言葉を交わしながら俺は帰る支度をしながら、ゼバッハ、エリーと話していた。


「ほれ依頼書に判子を押したから治癒士協会に提出しなさい。」


「はい、じゃっまた!」


「にーちゃんまたなー!」


子供たちの声をバックに俺は治癒士協会に向かった。

しばらく歩くと後ろから、


「アルさん!」


そう俺を呼びながらエリーが走ってきた。

胸がフヨンと揺れながらこちらに向かってきて、俺の前に来ると、


「ゼバッハ司祭様が今日は頑張ったから追加でお金を出してくれたんです!なので治癒士協会で手続きをするので一緒に行きましょう!」


そう笑顔でエリーは、治癒士協会へ向かうのを誘った。


「あぁ、いいよ。」


俺はそれを了承すると、エリーと並んで歩いた。

道中、この店はあれが美味しい。あの店はあれがハズレなど楽しく会話をした。


「到着っと!」


「ここが治癒士協会ですか〜。何気に来るのは初めてなんですよね。」


「まぁ、神殿に入れば治癒士の仕事で来ることは中々ないからね。」


そう話しながら中に入ると、


「あ!アルおかえり〜。」


イリアが元気よく、迎えてくれた。


「イリア、仕事が終わったから来たぞ。」


「えぇ依頼書をちょうだい、って誰そこにいる人は?」


そう話しているとイリアが俺の隣にいるエリーに気づいた。


「初めまして、エリーともうします。神殿でシスターをやっています。」


そうエリーが自己紹介しながら俺の腕を取り胸を押し付けてきた。

その瞬間、この場の温度な劇的に下がった気がした。


「あらエリーさんね私は、アルと"昔からの付き合いの!"イリアよ。」


イリアも昔からの付き合いを強調して自己紹介をはじめた。

2人の合間に何か火花がちったそんな気がした。





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〜紹介〜

主人公がいる町は、自由都市ダーツといい商人やギルド長など街の有力者による合議制で運営されている街である。

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