第7話 子供たちと遭遇した!

お昼時になり、人がだんだん減ってきた頃、


「アル君やそろそろお昼休憩にしようかね、うちで食べていきなさい。」


とお昼ご飯のお誘いを受けた。


「ありがとうございます!」


「今日は、アンナとエリーが腕によりをかけて作ってくれるそうじゃからな。」


そう言われ、ゼバッハについて行くと居住空間なのだろう、生活感のある場所に来た。

影から視線を感じ見てみると、こちらをじーっと見る子供たちがいた。


「これ、お客様なのだから挨拶しなさい。」


ゼバッハがそう言うと、こちらを見てた子供たちがこちらに来て挨拶をしてくれた。


「こんにちわ!」


そう元気に挨拶をしてくると次に来たのが数々の質問の嵐だった。


「遊ぼーよ!」

「にーちゃん何してる人なの!」

など質問やらなんやらである。

すると、


「コラっ!お客様を困らせないの!」


とエリーが子供たちに向かって怒っていた。


「すみませんアルさん、子供たちが。」


「いや、元気なのはいいことだよ。」


そう言うとエリーは「ふふっ」と笑いながら可愛らしい笑顔を見せてくれた。


「にーちゃん、エリーねぇとあつあつ?」


そう子供がイタズラをするような笑顔をしながら聞くとエリーが、


「コラー!」と怒りながら赤面していた。


子供たちは蜘蛛の子散らすようにその場を離れ、食堂があるであろう所まで走っていった。


「もうっ!アルさん本当にすみません子供たちが」


「いいよ、それにこっちの方が申し訳ないから。エリーは可愛いから俺なんかじゃ釣り合わないもん。」


「そんなことないです!」


エリーはまたもや赤面をしつつその言葉を否定した。


「あ、いや他意はないですよ!行きましょ食堂に。」


そう言いエリーは心做しか少し早歩きで食堂に歩いている。

ちらっと見えた顔はかなり赤かった。





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〜紹介〜

地母神殿

この世界には神が七柱おりそのうちの一柱である。

主に民草への奉仕を心がけている。

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