第7話 手かげんせず生きる
手かげんせず生きる
どうにかして、絵を
私は、対人恐怖症ではなかったが、他人が苦手であった。他人と面とむかうと、
また、私は自分の可能性を信じていた。いや、信じるしかなかった。私は苦手な営業活動をした。もっとも、営業と言っても、受け入れ可能な同人雑誌取扱店に雑誌を納品するだけで、本格的な営業活動とも言えなかったが、私にとっては、人に会って、話しをして、納品を済ませることは簡単なことではなかった。
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