告白2
翌日、紀子は家を出た。家の前のゴミ捨て場に昨夜のうちにまとめたゴミを捨てた。うっすらとビニール越しに久保さんの手帳が見えるが、紀子は気にも止めずに会社へ向かった。
今日の彼女は髪を後ろで一結びし化粧は薄め。マフラーを巻いて赤いハイヒールを履いていた。
実は、この前の合コンで裕也がこのハイヒールをじっと見ていて、心から彼が紀子の事を褒めていた事に、気づいていた。
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