告白3

 出社した岡崎は自分の机の上に何か書かれていることに気づいた。いや、それは机に直接彫られていた。岡崎は辺りを見渡してまだほとんどの社員が来ていないことを確認する。「おい、勝手に人の机に落書きしたやつだれだよ」と声を張りながらその数少ない社員から犯人を探し始めた。

「妬み嫉みは恨みへ変わる。恨みは伝染し、やがて殺意となって帰ってくる」

 彫られた文字は岡崎の置いた書類の山の影に隠された。

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