第4話

「新美くん、だよね?同じ図書委員の」

考え事をしていると頭上に声がする。慌てて上を向けば、大きな瞳が自分を捉える。紺野さんだ。まさか彼女から話しかけてくるとは、、

「うん、そう……だけど?」

話しかけてくる意図が分からず、変な反応をしてしまったかなと少しばかり後悔する。

「早速今日から図書委員の仕事があるみたいでさ、ほら、二年一組だからさ?」

「そう、なんだ」

「うん、だから、放課後図書室に集合って先生が」

「分かりました、、あ、ありがとうござい、」

「同い年だから敬語はナシね」

僕の言葉を遮ってそういうと彼女は身を翻して自分の席へと戻っていった。なんなんだ、、あの人。彼女はそう僕が思っているのがわかったのか、彼女を見ている僕に首を傾げてにっこり微笑んだ。

慌てて目をそらすが……やばい、接し方わかんねええ。

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