第108話
「モンスター狩りの始まりです!!!」
真・ロマンロボを駆るアルファ達はそのまま機体を敵陣のただなかに単騎で突撃すると
「ロマン・バトルウィング!!!!」
モンスターたちの攻撃を華麗にかわしていきながら、同時に背部に装着していた翼状の武装をはためかせ通りすがりにモンスターを駆逐していく。
”おおおw”
”ゲ◯ターがついに来たw”
”ロマンといえば外せないよな!”
”三崎不在時とは予想していなかったw”
”まさか竜馬さんみたいな劇画チックなアルファさんを見ることになるとはw”
やる気まんまんのアルファを見たリスナー達も大いに盛り上がる中で真・ロマンロボの無双が続く。
敵集団の中でも特に大きな個体を見つけたアルファ達はそのまま勢いを止めずに機体を突撃させながら、
「お次はこれで!ロマン、トマホォォォォォク!!!!」
巨大なトマホークを出現させたロマンロボがそのままモンスターに襲いかかり、
「その腹、かっさばいてやりましょう!!!!!うぉぉおおおおりゃあああああ!!!!」
気合一閃、その巨大なモンスターを一撃で真っ二つに切り裂いた。さらにそのまま敵の密集地帯に突っ込んでいき、あっと言う間に周囲を敵モンスターに包囲されると
「ロマン、ビィィィィィィムッ!!!!!!」
頭部から圧倒的な熱量を誇るビーム攻撃を周囲にばら撒き包囲網を一瞬で破壊した。
”アルファさんが圧倒的すぎるw”
”モンスターはインベーダーだったのかw”
”まぁ確かに遠くないかもな?w”
”普段冷静なアルファさんの気合の声が癖になりそうw”
”わかるw”
そして敵の包囲網を超えた真・ロマンロボは
「やりますよ、アルファ3、アルファ4!!!オープンロマン!!!!!」
アルファの掛け声とともに再び三機のロマンマシンに分離した後、アルファ3が宣言する。
「次は私の番です!チェンジロマン2!!!!」
そして再び三機のロマンマシンがその順序を入れ替え合体した。その右手には巨大なドリル。そして背部には大きなエンジン。その背部エンジンから巨大なエネルギーを放出しながら
「ドリルハリケーン!!!!!」
ドリルを構えてモンスターの密集地帯に再び突撃。そのドリルの圧倒的な破壊力でモンスター達を切り裂いていく。
そのままの勢いで普段は物静かなアルファ4が
「チェンジ!!!ロマン3!!!!」
あっと言う間に機体の分離・合体を行った真・ロマンロボはその長い手を周囲のモンスターたちに伸ばしながら
「鬼ヶ島おろしぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
敵のモンスターたちを捕らえ、ぶん回し、そしてぶん投げて破壊していった。
”圧倒的w”
”変形機構と合体機構が謎すぎるw”
”ゲ◯ターはそうじゃないとなw”
”魔素はゲ◯ター線だったのか…”
そして再びロマン1に戻った真・ロマンロボを駆るアルファが
「ここで畳みかけます!!!やりますよ!ストナァァァァァサンシャイン!!!!」
真・ロマンロボの両手の間に凄まじいエネルギーが凝縮されていき、そして光弾を放つ。その光弾が着弾した付近の宙域に存在したモンスターを軒並み吹き飛ばし、さらに最後に
「アルファ2、わかってますね!!!!」
真・ロマンロボが戦う宙域まで進出してきた宇宙戦艦の先端あたりに着地しながら
「4つの心を一つにします!!!…マスターがくれたこの力を信じるのです!!!!」
真・ロマンロボと宇宙戦艦が連結され、淡い緑色の光に包まれていき
「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!シャイン・スパァァァァァク!!!!」」」」
その宙域に残存していた残り全てのモンスターたちがその光に包まれていった。
・ ・ ・
それから約6時間後。ゆっくり休んだ三崎は自室で目を覚ますと手元の端末をさっと確認し特に大きな問題が起きてないことを確認。そのまま身だしなみを整え、軽食を取り艦橋へ向かった。
艦橋に入るとそこにはアルファシスターズが軽い警戒態勢を取りつつもいつもの様子で三崎を迎え入れる。
「あら、マスター。もう起きてきたんですか?しっかり休めましたか?」
「あぁ、もう充分だ!しっかり休めたし飯も食えたからな。アルファ達のおかげでマジで回復した。ありがとな。ところで俺が寝てる間に何かあったか?」
アルファ達と喋りながら司令官席についた三崎はふたたび手元の端末をいじりながら自身が休んでいた間の詳細なログの確認を進めていった。
「はい、我々の予想通りマスターが休まれている間に艦隊戦に適応した敵モンスター群と接敵しました」
「ほう?それで?」
「事前にマスターから言われていた通りロマンマシン1号から3号で出撃。敵を殲滅しました」
アルファの報告を受けながらその時の映像を見ていた三崎は、
「うーむ、やっぱこれマジでカッコいいなぁ。アルファも気合が入ってて良い感じ」
と真・ロマンロボの勇姿とアルファ達の気合の入ったセリフにご満悦な様子で確認を進めていった。
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