めくるめく、変態の旋律とカノン。

 ズボンに股間を押し付けながら、腰をカクカク動かす変態男に、乳首を弄られながら感じた。



「ンッ…やめっ…!」



「っ…!」



「っあ…!」



強引に引き出された快感に身体を感じさせると、俺はわけも分からずに涙目になった。


 声が出たが、周りは騒音にかきけされて、誰も気づいていない様子だった。


普通は気づけよ。


てか、誰か助けろよ。



 俺は痴漢男に胸を弄られながら、この理不尽な状況に嘆いた。




   

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