シノミヤ

 跳躍妨害のパターンは物理障壁と波長妨害、このふたつがメジャーか……。今ある装備で出来ることはそう多くない、つまり既存の手札を用いて山札からカードを引かなくてはならない。防衛艦隊と防衛兵装は偽装のせいで使用が遅れたと……。メントス基地の立体図的には敵の配置が予測できるか? いや命を預かっているんだ、もっと事実や根拠に基づかなくては……。そうだこの船の役割はどうする? 僕はレーダーしか見れないし……、そういえばムスビは兵器開発局にいたんだっけ?

 やることが多すぎる。だが誰かに頼られて、期待されて、それに応えられれば僕にも価値がある。やってやろうじゃないか……


「……ツキ、サツキ」

 僕を呼ぶ声に一気に現実に呼び戻された。ふとバーカウンターの隣の席を見るとジンがアロンソーダのジュースを飲みながらこちらを心配そうに見ていた。

「もうサツキはやる気マンマンなの?」

 彼は僕のノートデヴァイスやメモやホログラムなどの山を眺める。

「そのつもりだが?」

「怖くないの? 死んじゃうかもしれないんだよ?」

 怖いか……。不思議とその感情は湧いてこない。なぜなら

「ミライが僕を頼っている。頼まれちゃしょうがないだろう」

 彼が一口ジュースを飲み、口を開いた。

「なんかサツキってもっと臆病だと思ってた……」

「おい」

 彼は悪びれもすることなく前を向いたまま零した。

「まあ確かに僕自身驚いている。軍に入った理由も当時は任期満了後に一流企業に経歴ロンダリングで入社する為だったからな……」

 そうだ職業軍人になるなんて思いもしていなかった。

「えっ? 絶対訓練よりも就職活動の方がラクそうだけど……」

「僕の最終学歴は小学校だからね、どこの会社も雇ってくれなかったさ」

 そうだ、青春時代をネットとゲームに捧げてしまった事は後悔している。だがそれも経験だ。

「なんか、すごいね……。ていうかなんでその、ろんだりんぐ? っていうのやめちゃったの?」

 それはもう色々だ。どこから話せばいいのやら。

「訓練兵の座学で艦艇史ってのがあったんだ。僕、元々のめり込むタイプだから……」

「あぁー、戦艦オタクになっちゃったってワケ?」

「まぁそうだな……。当時のシラオ教官っていう元提督のおじいさんがいて、その人に凄く良くしてもらってたんだよ。それでまぁ」

 シラオユキオ、僕の最も尊敬する軍人で心の師だ。この部隊に来たのもあの方が手を尽くしてくれたからだ。

「シラオ……」

 何やらジンは考え込んでいる。

「あぁ! シラオ提督! ギキョウ戦争の英雄じゃん!」

「よく知っているな、僕たちの世代じゃもうほとんどが誰かと聞くぞ」

 そうだシラオユキオ教官は昔ギキョウ戦争の最終決戦で大艦隊を率いて共和国に勝利をもたらした伝説の司令官だ。

「カジノのスズメゲームでシラオ戦術っていうローカル役があるの。……たしか最終回三人から同時に攻撃されたとき、それと同じ牌が手に全部あれば成立するやつ。ロマン技ってやつだよ」

「おお、そうか」

 彼がカジノにハマっている事はムスビから聞いたがこいつは果たして強いのだろうか? なんとなくいいカモの匂いがプンプンする。

「まあ何だったか。あぁ、逆に君は怖くないのか? ジン」

 僕がテーブルに肘を付き彼の方を見ると彼は恥ずかしがって目をそらした。

「わからないや……、正直頭が追いつかない」

 彼は髪を掻きむしりジュースの入ったグラスをまじまじと見つめている。

 確かにジンはあまり自分の事を話さないが実戦経験があるようには見えない。まだ子供じゃないか、とまではいかないが少し酷な命令なのかもしれない。

「でも……、やれば褒めてくれるよね?」

 彼は自分の髪の毛を一本抜きそれを見つめながら言った。

「……小さい頃からボクは褒められたがりだった。姉さんに褒めてほしくて地元の奉仕活動に行ったし、誰よりも優しい人を頑張った。ボクは詳しくないから分からないけど、これからやる作戦ってきっといい事だよね? 成功したら褒めてもらえるよね?」

 僕は感服した。この純朴な少年は誰よりも誰かのためになりたいと考えているのだ。危険とも取れるがこの愚直さは誰かが正しい方向へと導かなくてはならない。

「それはもう大勢の人から感謝されるだろう、出世だってできるかもしれない」

「だったらやるよ、がんばるよ」

 彼は一気にジュースを飲み干した。その目は光に満ちていて汚れを知らない御子のようだった。

 素晴らしい覚悟だ


 カンカンカン

 僕はメカの格納庫の隣の第二格納庫の扉を叩く。

「入ってくんな」

 カレンが怒鳴る声が扉越しに聞こえた。

 僕はボタンを押し中に足を踏み入れる。格納庫はタバコの匂いで満ちていた、こっちの格納庫はカレンのファイターが置いてあるだけなので誰も足を踏み入れない。

「おいっ、入ってくんなって!」

 部屋の作業台の方を見渡すとカレンがパイロットスーツを半分脱ぎ袖を腰に巻いていた姿でタバコを吸っていた。

「すまない」

 僕は目を伏せ後ろを向く。ドキドキする……、心臓に悪いタイプのドキドキだ。

「いやいいんだけどサ」

 タバコのジュッという音が聞こえた。

「で、何の用?」

 ジッパーを上げる音が聞こえたので僕はカレンの方へ恐る恐る振り返る。

「いや……、最近吸ってないと思ったんだが、ここで吸ってたんだな」

 カレンは部隊が結成された当初は空き時間ずっとタバコを吸っていた。それが何ヶ月かして全く吸わなくなっていた。僕はてっきり禁煙に成功したのかと思ったが違うようだ。確かにいつも吸いはしないが胸ポケットにはボックスが入っていた、そう簡単にやめられるわけ無いか……。

「ムスビが嫌な顔するだろ? アイツ髪がウィッグだからよ」

 彼女は作業台によりかかりながらこっちを見て苦笑した。

 確かにムスビは日によって髪型が違う、恐らくウィッグだろう。洗えない物だから当然匂いは気になる。だが理由は……

「他にもあるだろう?」

「あぁ。ジンが苦しそうだからな、なんか悪い気分になってな」

 彼女は下を向き低い声でそう呟いた。

 そうだ、ある時ジンが自室で苦しそうにして倒れているのを発見した事があった。原因はカレンの船室の換気パイプがジンの船室と繋がってたことによる副流煙での喘息発作だ。あの時は偶然ムスビが気管支吸入キットを持っていたから大事には至らなかった。しかしその時ムスビは彼女の事を強く『批難』したし、ジンもそれからより一層カレンの事を怖がるようになっていった。

「……アイツはなんであたしに操縦教わるんだろうな、そんなに怒鳴られるのが好きだとか、変わりもんだよな」

 カレンは上ずった声で言った。その言葉の意味を理解するのに少しの時間が掛かったが、答えは既に用意されていた。

「……彼は、ジンは真っ白なカンバスだ。とても純粋でそれ故に傷付きやすい。今はまだ何色に染まろうか悩んでいる。だから君に憧れるんだ、自分という色をずっと塗り替えない強さを持っている君に」

 何を言っているんだ僕は、もう少し言い方があるだろ……。だがニュアンス的には何も間違っていない大正解だ。

「……」

 彼女は無言でタバコに火をつける。どこかで聞いたが愛煙者は考え事をするとき無意識に取り出してしまうらしい、彼女も今何かを考えているだろう。

「……空軍に居たとき、あたしは海賊やカルテルと戦ってた。その時はチームリーダーにまで昇格したしもっと上を目指せると思ってた」

 なるほど、彼女のレベルの高さはそこから来ているのか……。しかしそれを語る彼女は自身ではなく不安に満ちた声色をしている。

「でも結局は……、色仕掛けと賄賂、脅迫に同情。あらゆる盤外戦術に堕ちてったよ。どんだけ積み上げたって、結局最後の最後で全部ダメにしちまうのさ!」

 彼女は吸い殻の入ったペットボトルを壁に叩きつけた。僕はその音に驚くがここで間抜けな事はできないので震える足を床に押し付けた

 そんな事があったのか、ただそれは僕にとって大きな問題ではない。答えはこの格納庫に静かに鎮座しているのだから。

「じゃあなぜ今もこの戦闘機はきれいに整備されているんだ?」

 天井から吊るされた三角錐の形をしたファイター。名はフィオレフェリーチェ7、FF7の愛称で長い間空軍の象徴とされているファイターだ。空軍のパイロットは皆、隊長やリーダーしか乗ることの許されないこのファイターでいつの日か空を翔けるために日夜訓練に励んでいるのだ。

「君はきっと優秀なパイロットだったのだろう。今もそうだ、その技術を腐らせないために仕事が終わっても夜はずっとこの船の舵を握っている」

 僕はこのFF7のピカピカに磨かれたボディを見上げた。それだけで熱い何かが込み上げてくる。

「この作戦には君の力が必要だ、どうか君に憧れている彼のため、腹を括ってほしい」

「……それを言いに来たのか?」

 彼女はファイターに歩み寄って、そしてうるんだ瞳で見上げた。

「誰か一人でも欠けていたら僕の作戦は決行できない、僕たちはもう運命共同体になりかけている」

 家族という言い方は語弊があるのでやめておこう


 広間に再び戻るとジンが電話をしていた。それを気にせず大音量でムスビが音ゲーをしている。しかし今日はいつもと違ってミスを連発しているようだ。

「あぁ、もうっ!」

 彼女は髪を振り乱しながら彼女の周りを流れる音符の群れを捌いている。

『評価B』

 曲が終了しスコアが流れる。この前と同じ曲だが評価はSから一気に転落している。どうやら冷静じゃないようだ。

「調子が良くないようだな、今日なら君に勝てそうだ」

「……」

 彼女はその場で固まったまま動かなくなった。

「さっきは君の事を悪く言ってすまなかった。誠にごめんなさい」

 僕は彼女に向かって深く頭を下げた。彼女はなお動かない。

「そういえば謝罪するってことも君に教えてもらった事だった。殲滅対空脚のコマンド入力も、洗剤と柔軟剤の使い方も、果ては密造酒の作り方まで君から知った。君には教わってばかりだ」

 僕は当たり障りのない会話を始動させようとする。しかしすぐにムスビは崩しの姿勢に入った。

「どれだけそれっぽい事を言ったところで私の考えは変わりません。それにあなたのやっていることは洗脳や催眠と同じです。カレンには通用しても私には無駄です」

 暗く深く彼女は答えた。この駆け引きは正しく格ゲーだ。彼女と渡り合うときはいつもゲームになる。

「盗み聞きとはいい趣味だ、まるで何処かの誰かさんみたいだな」

「あなた以上に私は知りたがりなんです。見損ないましたか?」

 彼女のヴァイザーデヴァイスは依然真っ暗なままだ。彼女の心情が声でしか伝わってこない。きっとそれが狙いで彼女は今日までこれを装着しているのだ。毎日違う服違う髪型にしているのも全ては自分の領域に踏み込ませないように、自分の事を誰も攻撃しないように。

「別に見損なったりはしない、何故なら君を見損なうほど僕は君を知らない」

 僕は手持ち無沙汰にビリヤード台の的球と手球を並べた。

「私はペラペラと自分の事を喋ったりもしません、それが無意味だと知っていますからね」

 彼女はきっぱりと言った。そして登山服のようなパーカーのポケットから機械を取り出した。


『さっきのは言い過ぎですよミナトさん。私がライセンス取るときも、現場で居合わせたときも、そんな厳しい言い方しませんでしたよね?』

『誰かが悪役にならなきゃ場は動かない……俺は悪役になるさ』

『父はあなたのそういう貧乏くじが好きな性格を嫌っていましたよ……』


 なんだこれは、盗み聞きしたのを録音したのか?

 彼女は別の音声を流し始めた。


『僕はこの部隊に来る前、スペースポートのオペレーターをやっていた。だが勤務中ネット掲示板で人を馬鹿にするのに夢中になっていて事故を起こした、無人艦艇二隻を誘導ミスで正面衝突させ区画一体を火の海にしたんだ。当然バレたらまずいと思い隠蔽工作をした、それでなんだかんだあってこのザマだよ。僕だって恥ずかしい過去はいくらでもある……。だからなんていうか……誠にごめんなさい』

『僕は少し気が短いんだ、いつも歯止めが効かない。別にいいんだ、君自身の問題だからね、ただ知りたかっただけなんだ』

『……あなたに秘密を共有して、あなたは力になってくれますか?』


 これは⁈ ミライがこの部隊に着任して最初の日に彼と交わした会話だ。

 まさか⁈ 君は……

「君はこの船の全ての場所に盗聴器を仕掛けているのか……?」

「そうですよ、どうです? 今度こそ失望したでしょ?」

 そんなんじゃない……、僕を今支配している思いはそんなちっぽけな、粗雑な感情じゃない。

「……しいよ」

「なんて?」

「哀しいよ」

 僕は震える声をなんとか律しながら言葉を紡ごうとする。

「僕は君の本心に気付けなかった。君がそこまで僕たちを拒絶してるなんて知らなかった! 知ろうともしなかった! 君が素顔を隠す理由も毎日違う姿になる理由も! 全て、君が変わっているだけ、そういう人なんだで片付けていた……! ごめん……、ごめん」

 僕は心臓に針を一本一本ゆっくりと突き刺されているような感覚に陥り息が苦しくなった。上辺だけの仲が構築されていくうちに彼女の人格や人生、過去や思考を「君はそういう人なんだ」で終わらせてしまった。誰よりも知りたがりで知識を欲する僕が自分から一歩下がったんだ。

「何故あなたが謝るのですか? 悪いのは私、最低なのも私。あなたは私を『批難』しなくてはならないのです。あなたらしくもない、いつもの理屈大好きなサツキはどこに行ってしまったのですか?」

 彼女は無表情で僕の頭を撫でた。

 批難なんてできるかよ……! そこまで僕も腐ってはいない。……批難? まてよ、さっき……。

「……君は嘘つきだ」

「おや? やっと私を罵る気になったのです――」

 僕は彼女の撫でる手を退けた。彼女の黒い遮光グラスの奥にあるであろう本物の目に向け僕はまっすぐと眼差しを向ける。

「不足の事態の為に気管支吸入キットを取り揃えている人が最低なんて僕は思わない!」

「なんのことですか?」

 彼女は一歩後ろに下がった。これはゲームだ、駆け引きだ。いつも負けているが今日なら勝てる!

「覚えているだろう? ジンがカレンのタバコで倒れた日のことを。君はジンを見つけたとき、誰よりも早く医療箱を取りに行った。そしてジンを介抱し、カレンの事を物凄い剣幕で説教した。あの時僕は君の深刻そうな声が忘れられなかったよ」

 最初の一撃は重く素早く、君はいつもそうやって僕を倒してきた。まだゲームは終わってない!

「そんなことですか……。あの吸入器は私が普段使っていたもので最後の一つだったんです。それをあえなく消費させられ、私は自分の身を案じた結果怒ったに過ぎません。ここでは物資が届くまでに時間が掛かるし、吸入器は値段が高いしでいい迷惑でしたよ。それに部屋に人が集まるのも面倒でした、盗聴器がありますからね。だから私は素早く彼を広間に移動させた。盗聴器が見つからなくてホッとしましたよ」

 彼女は饒舌に話し始めた。その口元は引きつっているのがわかる。彼女は今嘘に嘘を重ねた、そしてその嘘は大きな歪を生んでいる。

「ミライがここに来た日、サワムラの輸送船が到着した直後、君は何をした?」

 彼女は咄嗟にカウンターの方を見た。そうだ彼女は鮮明に覚えている。

「覚えているだろう、君はカウンターの棚にある自分の救急キットのカバンを開け酸素ロップを取り出した。驚いたよ、キットの中には酸素ロップが三箱も入っていたのだから。後で調べたらあれは一本四万パブリックコインもする超がつくほどの高級医療品だ。使用が想定される陸軍の高山行軍でもそうそう開封が許されるものじゃない、それを使う機会のないこの部隊で用意している、三箱も」

「……」

 今ばかりは僕のこの性格が功を奏したと切に思う。嘘をつかれるとそれを暴きたくなる。でも今は相手を陥れるためじゃない、君を擁護するためだ!

「あの日ミライが来ることは僕たち誰もが知らなかった。当然人員の補充など永遠にされないと思っていただろう。つまりサワムラの輸送船の貨物室で酸欠になる人がいるかもしれないなんて言い訳はできない。いいかい? 君は善意の塊なんだよ!」

「……」

 彼女は一転して黙りこくった。でも僕は彼女の暗く染まったヴァイザーの奥にある瞳をまっすぐと見つめる。

「でも僕だったら君の今の状況でこう思う『認めたら負け』だと」

 きっとどれだけ言葉を連ねたところで彼女は僕に負けましたなどとは言ってくれない、少なくとも今は……。

「でも君はこの一年半で嘘だけを並べてきたわけじゃない。少なくとも一緒にプレイしたゲームの事は大好きだし、僕が姉貴に貰った声優のサインの数々を君は本気で羨ましそうに見ていた。嘘だけじゃないんだ君は、だからその本当の部分を僕は信じる」

 僕はテーブルに置いてある音ゲーのスイッチを入れた、僕の周りにホログラムが展開される。

「僕たちはゲームで争ってきた、僕がこの前の君の最高スコアを超えることはできたのなら、その時は僕の要望に一つ答えてもらう」

「……」

「沈黙は僕らの銀河では『同意』という意味だ!」

 選ぶ曲はもちろん……、アニメくろっくびーとるすいーとシーズン3前期オープニング

『てんじょーしんこー』(ツクヨミ CVシノミヤウツキ)

 これしかない。姉貴、僕はやっと自分の成すべきことを見つけられたかもしれない。だから、力を貸してくれ。

 僕は難易度を裏コマンドで最高にした。これでこの前のムスビの『スウィートシスター』と同じくらいの難易度になったはずだ。


「いくぞ!」

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