Nemesiss:Code

九龍貿易商会 詳細設定

【九龍貿易商会】

『國』の流通網を取り仕切る巨大な組織。

企業の体を成してはいるが、正体は『三竦み』といわれる四龍組、鳳仙会、虎瑛党の三つの大型クランを筆頭にした大小様々な反社会的組織の集まりである。

反社会的とはいえ国内物流の効率化については真剣に取り組んでおり、『ミカジメ』と呼び違法武器の取り締まりも行っている。

その業務から、他の企業以上に人員が全国に広く分散しており、『ジムショ』と呼ばれる小規模の拠点を構えて活動している。

【四龍組】

古代ヒノモトに点在していた『ヤクザ』と呼ばれる反社会的組織を起源に持つ組織。

特に港湾関係や海運路を中心にして勢力を持っており、海外の国に対する監視の役割も持っている。

組織自体は厳格な縦社会であり、独特の価値観である『ニンキョウドー』を信念に行動する。

組織の長である『組長』を筆頭に、構成員同士が家族のような強い結束で結ばれている。

服装に明確な規律はないが、トレードマークとも言える『ユカタ』や『アロハ』と呼ばれる派手で奇抜な服装を好み、武器も超振動ドスや超合金刀などの比較的アナログな武器を好む。

『カチコミ(戦いを挑むこと)』や『ハジキ(銃のこと)』、『ステゴロ(格闘戦のこと)』など独自の言葉を使う。

組長：組織の筆頭

若頭：組織のNo.2

若頭補佐：若頭直属の部下

本部長：実動部隊の長たち

若中：実動部隊の中隊長

若衆：実動部隊

※上層部は近接戦のプロが多く、組長においては居合道の達人

【鳳仙会】

遥か昔に隣国の帝都大陸(かつて中国と呼ばれた国)から渡ってきた『チャイニーズマフィア』を起源とする組織。

主に空路を中心に取り仕切っており、国外からの不法侵入に目を光らせている。

組織を『ファミリー』と呼んでおり、四龍会とはまた別の意味で厳格な縦社会を形成している。

任務の失敗には必ず過酷な代償が付きまとうという半ば恐怖政治に近い部分があるが、成功者にはその分手厚い恩賞が与えられる。

『ボス』と呼ばれる長を筆頭に冷酷な序列が成されている。

構成員の大半がスーツに黒いネクタイ、革靴を身に纏っており、ニューアークマシンガンやレーザー青龍刀など、光学技術を取り入れたアナログな武器で武装している。

ボス：組織の筆頭

アンダーボス：組織のNo.2

レジーム：実動部隊の長たち

ソルジャー：実動部隊の中隊長

アソシエイト：実動部隊

※上層部ほど飛び道具は使わず、カンフーや青龍刀、棒術などの達人が多い

【虎瑛党】

大戦争後に治安の悪化した地域に発生したギャングから成立した組織。

その成り立ちからわかる通り三竦みの中では歴史が浅いものの、昨今の社会情勢から急速に勢力を増しつつある。

陸路を主に取り仕切っており、その人数を活かして不正な運送を監視している。

他の二組織と比べると組織内の規律はまだまだ緩く、しばしば下克上にも似た内部闘争が起きている。

そのため弱肉強食な風合いが強く、上層部は手練れの実力者が揃っている。

服装に規律はないがギャング上がりの人員が多いこともあり、派手な色合いや装飾の服装を着ていることが多い。

武器も多種多様だが、多くは携行性の良いものを好み、SMGや電磁警棒などを持つ構成員がよく見受けられる。

武器名やチーム(各兵隊達で構成される小隊)にやたらと漢字を付ける文化があり、これは古代ヒノモトに存在した『ボーソゾク』という伝説的なギャング集団に由来するらしい。

総長：組織の筆頭

副総長：組織のNo.2

親衛隊：総長を護る役目の精鋭

特攻隊：攻撃に特化した精鋭

兵隊：実動部隊

※上層部は旧世代の武器一式の扱いに習熟しているうえ、環境を活かしたサバイバル戦闘に特化している

【三竦みのオキテ】

それぞれの組織は目的を同じにしているが完全な同盟関係にはない。

それぞれがそれぞれの組織を監視しており、利益だけを求めて暴走しそうであれば他二つの組織がそれを止めにかかる。

この関係性は末端まで浸透しており、各ジムショにはそれぞれの構成員が混合で配備されている。

この絶妙な関係性は、古くは大戦争後の荒廃したヒノモト時代、各組織の当時の長たちが共同で承認したもの。

何にも優先するルールとして認識されており、破るものは必ず抹殺される厳格さを持っている。

【栄龍荘】

四龍組の本部である広大な平屋型の拠点。

古代ヒノモト時代の建築を再現しており、現在では希少な建築様式となった『タタミバリ』『カレサンスイ』を用いている。

平時は景観の良い庭園を眺めることができる荘厳な要塞であるが、緊急時には各所に配置されたトラップが起動し侵入者を排除する。

中でも触れた瞬間にけたたましいアラームと共に高電圧が流れ、侵入者を感電焼殺する『ウグイス・フロア』は有名である。

また多数の扉がロックして侵入経路を封鎖することで、無限回廊に匹敵する大迷宮と化すことでも知られており、壁が反転する通路『ドンデンターン』や『カケジクパッセージ』などの仕掛けが多数存在している。

【天鳳飯店】

鳳仙会が運営する超巨大かつきらびやかな装飾を誇る海外料理店兼大型宿泊施設。

遥か昔の帝都大陸の料理を主に扱っており、国家高官もよく利用するほどの高級料理店として広く名が知られている。

しかしこれは表の姿であり、上部階層は鳳仙会の本部が存在している。

高度なセキュリティとトラップに加えて精鋭の構成員に守られており、外部の人間が本部に辿り着くことは困難と言われている。

無論、料理人や給仕のスタッフも構成員であり、かなりの手練れでもあるため緊急時に即座に対応できる人員が揃っている。

【虎之巣】

下層街区の旧倉庫群に陣取る虎瑛党の本拠地。

各所にオートタレットや偏向地雷を仕掛けてあり、似たような倉庫が並ぶ地形と相まってなかなか厄介な迷宮と化している。

旧世代の軍用倉庫であったためか、巨大な砲塔や設置型機銃なども随所に配置されており、旧世代の軍事力をフルに活かした要塞として機能する。

加えて構成員はこの地形を熟知しており、上下左右からの絶え間ない三次元的な襲撃により侵入者を抹殺する。