新エネルギー『ニューアーク』 詳細設定
作中に出てくる未知の新エネルギー『ニューアーク』の現状の設定になります。
必要に応じて加筆・修正が行われる可能性があります。
【概要】
200年ほど前に終結した第三次世界大戦後に発見された未知のエネルギー物質。特に戦争による被害の大きい地域で発見・採取され始めたことから、“戦争(箱舟)がもたらした新エネルギー=New War Ark ”から【ニューアーク(NeWarK)】と名付けられた。
活性化すると高いエネルギー価値を持つだけでなく、工業加工の容易性が特徴であり、原子力等に取って代わるエネルギーとして今も研究が続けられている。
【毒性】
殆どの形状で人体に対し放射線にも似た毒性を有する。活性化したニューアークに直接触れることで人体組織と結合し、熱を発生させて熔解させてしまう。大量に接種した大気中のニューアーク粒子が体内で結合し、突如活性化して人体が発火・熔解し死亡するという事例も報告されている。
【形状の多様性】
工業加工される以外にも多様な形状が存在し、それぞれに性質が異なる。汚染区域では今も全く新しい性質を持ったNWK物質が発生している可能性もある。
・NWK粒子
大気中に存在する一般的な状態。他の物質に付着、結合することで物質に応じた性質を獲得する。この状態ではエネルギー価値及び毒性は低い。
・NWK化合物
ニューアークが何らかの物質と結合した状態。水分や油分と結合した液体状のものや、鉱物、金属と結合した固体状のものが多く発見される。活性化し毒性が高い状態のものである場合が多く、取り扱いには注意が必要である。
稀に生物と結合し自己増殖性を獲得することがあり、生態系への影響も懸念されている。
・NWK素子
ニューアークが電気反応性を獲得したもの。この性質が発見されたことで機械制御によるエネルギー出力のコントロールや毒性の解析による中和が可能となり、工業価値が爆発的に跳ね上がった。
大型兵器の動力炉となる【NWKドライブ】の核となる素材である他、各種兵器の内部にも幅広く使われている。
・NWK集積体
ニューアーク化合物を専用の処理を加えて工業化したもの。超高圧で圧縮した金属的な性質を獲得した固体状のものと、超高濃度に濃縮した液状のものが存在する。工業製品であるため規格化や圧縮率等の設定が容易であり、かつ高密度であるため質量当たりのエネルギー効率はNWK化合物とは比べ物にならない。各種兵器の燃料として主に用いられる。
一方で、毒性の高さも濃度に比例して高くなるためより厳重な管理が必要となる。
・NWK有機体
ニューアーク粒子やニューアーク化合物が有機物(主に生命体)と結合し定着、生物的特性を獲得したもの。細胞のような自己増殖性を有し、遺伝子レベルでの改変・汚染がされている。天使教団の上位信徒や、大空洞内の“天使”と呼ばれる変異原生生物も、大きな意味ではNWK有機体に分類されるといえる。
【NWK製品】
工業利用できるどの状態でも高い毒性があるため、一般家庭にあるような電化製品に使用されていることは殆どなく、主に銃火器類や工業用・戦闘用の重機及び機動兵器に使用されている。
・NWKドライブ
ニューアーク素子を核とした動力炉。小型の工作機械であれば数個、大型の機械や機動兵器であれば数十個から数百個の素子を集積させて動力炉とする。膨大なエネルギーを必要とする機動兵器には、このNWKドライブが必要不可欠である。
・NWK装甲
主に拠点防衛用の固定砲台や戦闘用の機動兵器の内部装甲として用いられる。予備バッテリーとしての役割を果たす他、搭載兵器によっては被弾による衝撃時にエネルギーフィールドを展開することである程度ダメージを軽減・無効化することもできる。
出力は限られるが、人間サイズまでダウンサイジングされたものも試作型として出回り始めている。
・反重力ユニット
入力されたエネルギーと全く同等の力、速度の逆向きのエネルギーを瞬間的に発生させ、相殺させる携帯型の小型ユニット。主に高高度からの降下時に使用する。使い捨て。
・レールガン
銃本体の荷電機構やバッテリーに使われている。小型で安定した出力を持つことから、今後更なる研究によりサブマシンガンやハンドガンタイプの製品化も期待されている。
・NWK粒子弾
炸薬に粉末状にしたニューアーク化合物もしくはニューアーク集積体が用いられている。弾頭は従来通り鉛であるため、また射出時にニューアーク粒子の殆どを燃焼させ消費し尽くすためニューアーク汚染は発生しないとされている。含有するエネルギー量が多いため実弾よりも初速が高く、通常の炸薬よりも少量でいいため1マガジンあたりの装弾数の増加が見込めるが、エネルギー量が高すぎて弾頭が燃え尽きてしまうため有効射程が短くなる。
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