部隊設定
【鉄鬼衆】
極東重工が誇る、パワードスーツを身に纏った重装歩兵と二足歩行戦車で構成される大部隊。
古代ヒノモトの『鎧武者』をモチーフにしており、鈍重ながらもその圧倒的な火力と耐久力で確実に敵を粉砕する。
パワードスーツの性能にものを言わせた武装が多く、迫撃砲や重機関銃、超重量の大太刀やマサカリを振るう。
パワードスーツを装着した兵士の耐久力は、戦車一台に相当すると言われる。
【黒備え】
極東重工高速機動大隊の通称。
鈍重な鉄鬼衆では為し得ない、速攻性を必要とする任務のために編成された。
馬をモチーフにした高速機動兵器に跨がった精鋭部隊であり、鉄鬼衆と比べるとその人数は圧倒的に少ないが、一騎で百の鉄鬼に価する。
その名は太古のヒノモトに存在したという『サナダの赤備え』に由来しており、全身を漆黒のパワードスーツで覆った最強最速の戦闘部隊と呼ばれる。
【Void】
京極ハイテックスのサイバネ技術の粋を集めて作られた、戦闘サイボーグ兵士の部隊。
サイボーグ手術により人間の性能を遥かに越える戦闘力を有しており、その数こそ少ないものの、単独で一個師団を壊滅させられるだけの力を持つ者も存在する。
基本的には隠密任務を請け負うことが多く、まさに虚空の忍の如く対象を排除する。
【SKY-HIGH】
隠密精鋭部隊Voidと対をなす、空挺強襲部隊。
京極ハイテックスの得意とするドローン技術を戦闘に応用したもので、空からの砲撃や強襲を得意とする。
兵士にドローンが連結されており、高度な制御技術で各兵士が連携を取って攻撃する集団戦術に長けている。
Voidと比較すると個々の戦闘力は決して高くないが、SKY-HIGHの大連隊による対地攻撃は凄まじいものがある。
【法務部一課】
ブラストの所属する部署。
所謂『裏の部隊』。
一課は卓越した刀剣術と銃技の使い手を集めた強力な私兵部隊であり、法務部の中核を担う戦力。
ローブを模した黒い制式鎧を身に纏い、イヅナ制式刀と呼ばれる刀と、軽機銃パトリオットを扱う。
人間でありながらその戦闘力は常人の域を逸しており、迅速かつ正確に対象の排除を完了させる。
要人抹殺や破壊工作が主な任務であり、國民からは『グリムリーパー(死神)』と恐れられる。
【法務部二課】
一課と異なる、所謂『表の部隊』。
死神の様な一課の制式鎧と異なり、比較的軽量な一般兵士の武装で統一されている。
制式武器は多種多様な銃火器であり、個人の戦闘力は一課には遠く及ばないが、その分人数も多く戦闘経験も豊富なため、一国の軍隊と対等に渡り合えるだけの実力は十分にある。
治安維持とプラント防衛が主な任務であり、國民が畏敬の念を込めて『法務部』と呼ぶのはこちらの部隊である。
【特務部】
法務部とは異なる、白い制式鎧を身に纏った私兵部隊。
武器については銃火器は一切使わず直剣のみだが、実力は法務部に勝るとも劣らない。
その正体は修練を積んだサイキック集団であり、手にする直剣にも念動力増幅術式のルーンが刻んである。
弾丸制止や念動力による重量物の投擲など、人智を超えた戦闘力で敵対者を撃滅する。
緊急時の拠点防衛と要人警護が主な任務であり、一般國民はこの部隊の存在そのものさえ知り得ない。
【総務部】
法務部、特務部への情報伝達や敵通信網の妨害、戦闘を記録するなどの間接的な任務をこなす支援部隊。
戦場に出ることは無く、全てI.P.E.の本社より支援を行っている。
その分析技術は『國』の情報部隊である天理機関ツクヨミに比肩するとまで言われている。
【B.A.B.E.L.】
破壊と殲滅の師団(Break Ability and Beat Enemy Legion)を指しており、バベルと呼ばれる。
キサラギ化成の人体実験の末に生まれた、異能力を有する兵士で構成された部隊。
その能力は様々で、火を操る者や不死の再生力を持つ者、変身能力を有するものなど多岐にわたる。
唯一規定の武装を持たない部隊で、各々が好きな格好で戦地へと赴く。
【黄昏劇団】
『Troupe of Twilight』とも呼ばれ、機械人形とそれを操る者達で構成された部隊。
キサラギ化成の人体実験は、簡易的な物質操作を行える程度のサイキックを安定的に生み出すことに成功した。
この成功は大きく、性能が高すぎるゆえに機械では制御しきれず、木偶とまで呼ばれていた機械人形を、念動力により意のままに操ることで、圧倒的な破壊力を持つ部隊へと昇華した。
ほぼすべての機械人形が道化のような姿をしており、その外見の不気味さでも有名である。
【四龍組】
九竜貿易商会の中核を為す『三竦み』の一角。
古代ヒノモトの時代より続く正統な『ヤクザ』の系譜であり、
その行動理念は総じて『ニンキョウドー』に基づくもので、他企業の戦闘部隊にはない独特の戦術を展開する。
見た目には『ユカタ』や『アロハ』などの軽装が多いが、超振動ドスやレーザー刀の使い手が揃っている。
【鳳仙会】
大戦争前のヒノモトの時代、海の向こう側にある『帝都大陸』より渡ってきたマフィアの一派であり『三竦み』の一角。
『ファミリー』の掟による強固な結束力を持ち、敵対する者へは一切の容赦を見せない残虐さを誇る。
また商売においても冷静かつ狡猾で、目的のためには手段を選ばない非情さが表れている。
黒ずくめのスーツに身を固め、小型機銃や超音波青龍刀による一糸乱れぬ統制のとれた戦い方を好む。
【虎瑛党】
大戦争直前あたりに発足し、戦時中の貧民や軍人崩れを集めて急速に巨大化したギャング集団。
『三竦み』の一角で、その経緯から比較的若く、血の気の多い構成員が多数を占める。
電子ドラッグにより身体のリミッターを解除し、常人を遥かに超える身体能力・反応速度で以って、人数と勢いで敵を呑み込む粗暴な戦闘が主となっている。
武装自体は特筆するものはないが、その強さは他企業の部隊にも劣りはしないと言われている。
【傭兵部隊】
バード協会に所属する傭兵達。
個人事業に近いため、経歴や能力は様々。
戦績や能力に応じてS級からE級までの階級分けがされており、上位階級ほど雇うのに高額のコストを要する。
S級クラスの傭兵は一握りしかいないがその強さは規格外であり、高いコストに見合うだけの戦果を残す。
各リージョンにそれぞれ支部が存在し、低級の傭兵は日銭を稼ぐために何でも屋紛いの依頼を受けることもある。
【執行者たち】
狂信的な天使教団の信徒で構成される戦闘部隊で、裁定者たちが特定した敵対者を執拗に攻撃する。
もとは下層街区の一般貧民であった者が大半であるため戦闘技量はさほど高くないが、強化催眠術式により戦闘力が大幅に強化されているうえ、狂気的な信仰心により死すら恐れないため、その戦闘力は非常に凶悪。
【裁定者たち】
執行者たちを取りまとめ、攻撃すべき対象を特定する役割にある部隊。
教団内では神父・シスターに価する立ち位置にあり、洗脳に近いレベルで教義を盲信している。
強化術式と狂信的な性質はもちろんだが、執行者たちと比較するとその武装と戦闘技量は段違いに高く、銃器においてはミサイルランチャーやガトリングガンを、近接武器においては禍々しい装飾の大鎚や大鎌などを軽々と振るい戦場を蹂躙する。
【護帝機関アマテラス】
『天帝』の所有する三種の神器の一つ『八咫鏡』を象徴する組織。
『天帝』の身辺警護を主たる任務内容とする。
三機関の中では最も表に出る機会の多い組織であり、『國』における対外的な武力の象徴といえる。
組織内は4つの部隊に分かれており、それぞれの部隊の最精鋭が神域の各方角を守護する栄誉ある任務に就いている。
戦闘員は純白の鎧と刀を制式装備とし、銃撃戦、格闘戦を問わず非常に高い戦闘力を有している。
保有する兵装は多岐に渡るが、中でも神域を護るために配備された全身に鏡面装甲が施された人型機動兵器『神威(カムイ)』が有名である。
【天理機関ツクヨミ】
『天帝』の所有する三種の神器の一つ『八尺瓊勾玉』を象徴する組織。
戦闘部隊を持たず、『國』が支配下に置く地域の内政的な采配や、管理下の企業及び國民等の管理・監視を司っている。
一般に広く知られているものとしては、支配下に置かれた各地域に建てられた『天理教会』という教育施設。
管轄地区内の子供への保育や教育を行う他、戸籍等の管理も行う役所兼学校のような施設であり、地区内の國民の監視施設という裏の側面も併せ持っている。
【特務機関スサノヲ】
『天帝』の所有する三種の神器の一つ『天叢雲剣』を象徴する組織。『國』に仇なす者や組織の暗殺・粛清を取り仕切る『國』の実質的な戦闘部隊。構成員は“鬼神衆”と呼ばれ全員が夜叉面を被っているとされるが、夜叉面を見て生き残った者はおらず詳細は長年に渡り闇に包まれてきた。
【鎧の男】によるテロ行為が活発になるにつれて歴史の表舞台に度々姿を現すようになり、“真紅の鬼神”と呼ばれる隊長の指揮下で『國』所属の各企業と共に事態の収拾に当たっている。
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