組織設定


【『國』】

保有部隊

・護帝機関アマテラス

・天理機関ツクヨミ

・特務機関スサノヲ


大戦争後のヒノモト地域を掌握した、世界でも数少ない国家の体を成し続けている企業。

『國』に住まうものは皆、自国のことを『國』とだけ呼称する。

建国を宣言してから約100年の時が過ぎたが、今も尚成長を続ける巨大組織である。

『天帝』と呼ばれる謎の人物を組織の長とし『神託の姫巫女』と呼ばれる童子が『天帝』からの言葉を代弁する。

掌握した地域では大戦争以前とほぼ同等の善政を敷く一方、『國』所属の企業を使って積極的に支配圏の拡大を行っている。

組織が掲げるのは『新生大東亜共栄圏』及び『帝國至上主義』。大戦によって散り散りになった旧ヒノモト、延いては旧アジア諸国を再び1つに纏め上げ、『天帝』の名の下にかつての繁栄を取り戻すことを目的としている。

極東重工や京極ハイテックスなど、世界有数の科学技術企業を多数有しており、敗戦を免れたのもこれらの企業の尽力によるところが大きい。

このため大戦争以降は各企業の発言力も大きく、国家軍事力の向上の陰に暗殺・企業間の内紛などが絶えない不安定な情勢となっている。



【極東重工】

保有部隊

・鉄鬼衆

・黒備え


一般的な銃火器から二足歩行戦車まで、およそ兵器と呼ばれるものの大半を製造する国内最大の軍需企業。

一都市全てが製造工場という規格外の大きさを誇り、大戦争以降、その規模をさらに拡大し続けている。

創業は古く、かつてヒノモトにあったという『ザイバツ』という組織に端を発する製鉄企業だった。



【京極ハイテックス】

保有部隊

・Void

・SKY-HIGH


最新鋭のサイボーグ技術を有するロボティクス企業の最大手。

他の追随を許さない圧倒的な技術力は『國』の急速な技術発展に大きく貢献している。

大戦争においてもその技術力は大いに発揮されており、京極ハイテックス製戦闘用ドロイドの投入によって、人数で劣る国家戦力を一変させた。

『摩天楼』とも呼ばれる超高層製造プラントを有している。



【I.P.E.】

保有部隊

・法務部

・特務部

・総務部


正式名称は『イヅナ精密電子(Izuna Precision Electronics)』。近代化する『國』の技術の根幹を支える半導体・電子技術のトップ企業。

基礎となる技術ゆえに情報漏洩対策は徹底されており、城塞の如き製造プラントとそれを守る各部署によって堅牢な秘匿を実現している。

下層街区への積極的な支援活動でも有名。



【キサラギ化成】

保有部隊

・B.A.B.E.L.

・黄昏劇団


風邪薬からバイオ兵器まで幅広く製造しており、『國』の化学技術を大幅に進歩させたバイオメーカー。

日進月歩の開発力の裏には、非人道的な生物実験が繰り返されているとされるが、公式には否定し続けている。

一般には立ち入り不可能な地下プラントを持っているとされるが、その特定はされていない。



【九竜貿易商会】

保有部隊

・四龍組

・鳳仙会

・虎瑛党


主に国外との貿易路や港湾関係を牛耳る貿易団体。

一部では海賊まがいの行為も辞さない強硬な姿勢で恐れられている。

その正体は『三竦み』と呼ばれる強大な組織を中心に、大小様々なマフィア・ヤクザで構成される超大型のクランである。

各地に『ジムショ』と呼ばれる小規模な拠点を設置しており、『國』全体の輸送経路を取り仕切っている。



【バード商会】

保有部隊

・傭兵部隊


私兵部隊による表裏を問わない企業間の争いにおいて必要不可欠となった、傭兵を派遣することを生業とする大企業。

数万人規模の傭兵が登録されており、その能力や戦績によって雇うためのコストが変わる制度を採用している。

また優秀な傭兵には専属のオペレーターが付属し、時には戦局を一変させるなど、そのコストに見合うだけの働きをする。

名の由来となった『バード』は吟遊詩人のことであり、各組織を渡り歩く傭兵と重ねている。



【天使教団】

保有部隊

・執行者たち

・裁定者たち


大戦争後、一部の下層街区に突如として発足した教団。

古の『聖書』と呼ばれる遺物中に描かれる『天使』を崇拝し、大戦争の影響で不安のただ中にいた下層街区の貧民たちから強力な信仰を集めた。

あまりの影響力の強さから、『國』も下層街区の一部を『教会街区』と認定し、独自の自治が成立している。



【砂漠の部族】

保有部隊

・砂漠の民


死の砂漠に点在する小規模な組織の総称。

彼らは追放者か世捨て人、または罪人たちであり、完全なる弱肉強食の世界で生きている。

砂漠の部族は、自分達の集団以外は全て敵と見なしており、容赦なく襲いかかってくる。

現在の常識は一切通じない、まさに古の蛮族の如き集団である。

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