リストラされて片田舎に帰ってきたオッサン、秘境のダンジョン配信者とやらをやってみる。~未経験だから知らなかったけど、どうやら『超高難易度』な場所らしいです~
【速報】鍬一本でドラゴンに挑む配信者【新人】
【速報】鍬一本でドラゴンに挑む配信者【新人】
――その日、掲示板にそんなスレが立った。
『おいおい、昨日の新人が鍬一本でドラゴン相手にしてるぞ!』
『バカじゃねぇの!? てか、どうせ新人詐欺だろwww』
『いや、画質とか考えるとマジで新人っぽいぞ』
住人たちは驚きと好奇に沸き立ち、同時に不安の声が上がる。
『大丈夫なのか、これ。事故じゃね?』
『いや、どうなんだろ』
『事故ではないと祈りたい』
各々に達治と涼子の無事を祈るコメントをしていた。
二人が正真正銘の配信初心者である、ということもあって、いつになく優しい住人たち。――いいや、優しいというかガチの心配だった。それを含めてもこの手の掲示板で、これほどの一致団結感が生まれるのは稀ではあるが。
『これ、どっちに転んでも伝説になるんじゃね?』
『歴史的事故配信か、歴史的神配信か……』
誰もが救急や警察への連絡を準備しつつ、見守っていた。
もっとも、達治と涼子の二人は知る由もなかったのだが……。
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