狭いといいことあるのかな? あの子とあの子がすぐ近く? 百合の香りが戦場に?
かつて、最前線に立つは、少年であった。しかし、それはすでに遠い昔。なぜ、少女になったのか。恐らく、その方がリアリティがあるからである。この問題は深すぎるほどに深い。なぜ、ナウシカは女性でなければならないのか? なぜ、アスカは碇シンジより男前なのか? 私自身、一つの答えを用意してはいるが、それを言うは野暮というもの。皆さん自身で見つけていただきたい。本作を楽しみつつ、それを探してみてはいかが?
そして、戦場に薫る百合の香りほど、かぐわしいものはない。その世界観が見事に表現されている作品でもあります。