第8話 蜜ちゃんとすいちゃんの関係を弟はわかろうとしてくれた
弟の豊はショルダーバックとボストンバックを持って来た。
弟は開口一番言った。
『お姉ちゃんの友達の家、広っ⁈』
弟はすいちゃんを見るなり言った。
『大野豊です。お姉ちゃんのお友達さん、よろしくお願いします』
すると、さらっとすいちゃんは弟に暴露した。
『私、蜜の友人じゃなくて彼女だから。だから、弟くん私たちは付き合ってるから』
蜜ちゃんが話そうと思ったことを、さらりと言うすいちゃんに私はどうしようと青ざめていたら、豊の方を見ると豊はスリープモードに入っていた。
私はどうしようと右往左往していたら、豊のスリープモードが解けて豊が言った。
『姉ちゃんがすいさんと付き合っていたなら、僕に教えてくれても良かっただろう。全くお姉ちゃんは秘密主義者なんだから』
私は拍子抜けしてしまった。
弟は案外優しくてちゃんと分かってくれる人だったと思うと弟がなんだか可愛く思えて来た。
ありがとう、豊。
弟が分かってくれただけでも嬉しかった。
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