第26話 平和に暮らす
昨日からサナにつけ回されている
まぁ可愛いから許せるが・・・
久しぶりにギルドに行き
サナのハンター登録をしてみた。
余裕でB級だった。
周りは騒いでサナに声を掛けるが完全に無視状態だが怒る人はいなかった。美少女で可愛いからであろう。可愛いは正義と言ったところか。物凄く得だと思った。
美少女に腕を組まれているボクは嫉妬の視線を感じる。
受付嬢「新しい彼女ですか?」
マジでやめてくれ!!サナの反応が恐いです
サナ「そら、彼女いたの?今もいるの?ねぇ。」
「居なかったし、今も居ないよ!」
サナ「ホント?ホントにホント?」
「ホントだよ。」
受付嬢「変な事いっちゃいましたか?」
「変な事言ってますよ!!余計なこと言わないで下さい」
受付嬢「可愛い娘を連れてるんで、からかいたくなっちゃいました。すみません。あと何かありますか?」
「パーティ登録もお願いします」
受付嬢「もちろんです」
ギルドを出て店を見てまわる
「サナって武器使うの?」
サナ「使わないかな」
「何か欲しい服とかある?」
サナ「そらが選んでくれる服なら何でも良い」
そう言うのとても面倒です。
食べ物が売っている屋台が並ぶ場所にやって来た
サナが買うと可愛いからかオマケや値引きをしてもらえた。
アクセサリーの出店の並ぶ場所ででは興味がないらしく
素通りしている。
途中で盗賊風の男達に絡まれたが問題があるはずが無かった。
男達「お前、良い女連れてるな」
男達「嬢ちゃん、こっちに来いよ」
サナ「・・・」
やっぱり無視ですか。
男達「おい。無視してんなよ」
一人の男がサナの腕を掴もうとする前に
サナが、その腕を捻りあげていた。
サナ「そら以外が触る事は許さない」
男達「調子に乗るなよ!」
捻りあげていた男の尻を蹴飛ばし
近付いてきた男に当てた。
まだ盗賊がいたのか。
「この娘B級だから止めておいた方が良いと思うよ」
男達「何だよ。先に言えよ。」
男達「お前達、行くぞ!」
死者が出ず平和に解決が出来たようだ。
サナ「何だったんだ今のやつらは」
「サナが可愛かったから拐おうとしたんじゃない」
サナ「何てやつらだ。」
「良く暴れずに我慢したね。偉い偉い」
サナの頭を撫でる
ニコニコ笑顔になって照れているサナ
サナ「頑張って力を抑えたぞ。」
もっと褒めろとアピールしてくる
「うんうん。良く頑張りました。」
さらに頭を撫でる。
サナは満足したようだ。
「何処か行きたいところはないの?」
サナ「何処でも良いぞ。そらと一緒なら。」
ドラキンの森でも探索でもするか。
特に用もないんだけど。
森へ向かう。
森をサナと一緒に歩いていると
魔物が前から現れる・・・が、襲ってくる様子はない
近付いてきて跪く。何、その対応。
サナ「下がれ」
魔物が下がり居なくなる。
え。つまらないんですけど。サナの実力を見たかったんだけど
魔獣が現れるがサナが睨むと逃げていくし。
猛獣もオーラを感じるのか近寄ってこない。
「サナって強いの?」
サナ「強いかわからないな。戦う事もなかったしな」
なんだ、普通のピクニックになってしまった。
それでは面白くないので狩りをしよう。
猪を見つけサナに教えると
サナが指を猪に向け何かを放った
それが猪に命中し猪が爆散した
「それじゃ。肉食べれないよ!」
サナ「・・・手加減したのに、アイツが弱すぎなのだ。次はもっと手加減してみる」
サナは手加減を覚え上手に狩りが出来るようになった。
昼になり森の開けた所でシートを敷いてお昼を食べ一休みをしてたら眠ってしまったらしい
気づくとサナが膝枕をして頭を撫でてくれていた。
何か恥ずかしいのですが・・・
太ももが柔らかくて気持ちいいな。
サナ「起きたのか?もっと寝てて良いぞ」
サナから良い香りがしていた。
「そろそろ起きるよ。」
起き上がると後ろから抱き付かれ
サナ「もっと寝てて!今、幸せなのだ。」
時間もあるし嫌でもないけど恥ずかしいです。
って、周りに魔物が居るのですが?
「一応、聞くんだけど魔物に囲まれてるんだけど?」
サナ「わたしの警護してるみたいだぞ。気にするな」
「あぁ。そうなのね。気になるけどね」
サナ「お前達、下がって良いぞ。」
サナが魔物に命令をすると居なくなる
まだ、抱き付かれているというか座ったまま抱き抱えられている状態。
顔が近いです、サナさん
美少女に見つめられ緊張するなぁ
「サナは何かしたい事ないの?」
即答で
サナ「このままで良いぞ、しあわせだ。」
「あ、はい。ボクも、しあわせです。」
って、言うか、さっきから顔に胸が当たっているのですが 柔らかくて気持ちいい。
しばらく堪能してサナも満足したところで家に帰る
平和なまま数日が経ち・・・
やる事がないのでギルドに久しぶり行ってみる
もちろんサナも一緒である
ギルドに行くと近くにダンジョンが見つかったらしい
高難度らしく何人ものハンターが挑戦して諦めて帰ってきてるらしい。死者も数人出てるほど。
’面白そうだったのでサナと行くことにした
ダンジョン・・・ただの洞窟じゃん。
サナがいるからなのか魔物は襲ってこない。
宝物は興味ないし
唯一良かったのは洞窟にあった崖を登る時にサナの水色のパンツが見えた事と支える為にお尻を触ったくらいか・・・
「どこまで続いてるんだろうね」
サナ「ここは特に何もないぞ。ただの魔物や魔獣の巣だな」
「え。そうなのね・・・帰ろうか。」
サナ「何を期待して来たのだ?」
「面白い事があるかと期待して来ただけだよ」
サナ「面白い事か・・・なんだろな」
サナが岩に座り何かを考えている
ボクはサナのパンツを眺めているだけだ。
チラッと見えるのが良いよね。
うん。ここにきて良かった。
サナ「戦いとかか?」
「戦いはちょっと遠慮したいかな。無理して考えなくてもいいよ。サナと一緒なら楽しいよ。」
サナ「そうだな。わたしも、そらと一緒にいたら楽しいぞ。」
無事に家に帰り
その後も何事もなく、いつも通りの日々が過ぎる。
魔法の練習をしたり剣の練習をして。
そらの目的である平和に暮らすという目的が叶ったようである。
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