第25話 大きな拾い物
魔王を倒した廃墟の町へ転移でフィオとやってきた。
なんとなくフィオを連れてきたが特に意味はない。
とりあえず領主の家に行ってみた。うん。廃墟だね
探索魔法で調べるが獣が数匹いるくらいで人は居ないが
変な反応がある気がする。
フィオ「ここで、なにするの?」
「今日はここで寝ようか?」
フィオ「うん。いいよ、みんなは?」
「みんなは練習があるから」
フィオ「わかった。でも、ココぼろぼろ」
「すぐに直すよ」
魔法で修復して新しいベッドを出した
フィオ「おなかすいた。」
収納から焼いた肉とパンとスープを出した
昼食を食べ終え辺りを探検するが
特に変わった物はなさそうだ・・・
屋敷に結界を張りゆっくり休む事にする。
ベッドで休んでいると、さっきから屋根裏から音が聞こえるネズミかなんかか・・・
探索魔法で調べても反応はない。
放っておくと反応が出たが、すぐに無くなる。
仕方ない見に行くか・・・
フィオは寝ているので置いていく
そこに居たのは12歳くらいの紫色の髪の毛のツインテールの美少女だったが雰囲気が人間とは違う。
「何してるの?こんなところで。」
美少女「わたしは魔王の娘、サナだ。見付かってしまったか!」
「見つけてしまったな。ボクは、そら。」
サナ「わたしも、倒されるのか・・・」
「何かする気なの?」
サナ「わたしは父の魔王にココの結界の中で隠れていろと言われただけだ。」
「何もする気がないなら、何もしないけど。」
サナ「お前、父を倒したんだな。スゴいな!」
「お父さんを倒しちゃってゴメン」
サナ「気にするな。弱い者は倒されるのは当たり前だ。」
「気にしてないなら良かった。」
サナ「何か食べる物は無いか?」
「さっき食べた残りならあるけど。それで良ければ」
サナ「良いのか!?助かるぞ。ずっと何も食べれなかったからな」
と言い床に座るサナ
「もう、そこから出ても大丈夫じゃない?」
サナ「良いのか?殺されないか?」
「大丈夫だと思うよ」
サナ「そっか!一緒に行くぞ。」
食堂に一緒に行き食事を用意した
「ゆっくり食べなよ」
サナ「ありがと。」
「これから、どうするの?」
サナ「わからない。何をすれば良い?」
はぁ・・・また、面倒事か。
「一緒に来る?」
サナ「良いのか?わたしは魔王だぞ。」
「いいんじゃない?言わなければ分からないよ」
サナ「そうか。じゃあ、そうする」
「暴れるなよ。」
サナ「もちろんだ。言うこともちゃんと聞くぞ。」
「そうだな、ちゃんと言いつけを守って動かなかったしね。」
でも、魔王を倒してから反応がちょこちょこと出てたから今回、調査にきたんだけど。
服装も変えないと魔王が着そうな感じの服で目立つので町娘が着るような服を出して
「食べ終わったらコレに着替えて。」
サナ「分かった。着替えるな」
食べ終わりその場で服を脱ぎ出す
え。ココで着替えるのかい!
そこそこ成長している胸が見えるのですが、サナさん
したの方も丸見えです。
「普通隠れて着替えない?」
サナ「そうなのか?気にしないぞ。男は喜ぶんじゃないのか?」
「そうだけど。外では着替えないでよ。」
サナ「分かった!そらの前だけだな。」
違うけど・・・良いか。目の保養だ。
「そうだな。」
サナ「契約しとくか。」
ドラキンと契約と同じ感じなのか?
変な事されても困るしな。
サモンで契約した。
「これで良いの?」
サナ「思ったのと違うが問題ない。お前スゴいな。魔王を従者にするなんて。わたしが、言ったのは召喚できるという対等の契約だったのだがな。普通は死んでるぞ。まぁ、父を倒したやつだから、死ぬ事はないか。」
「違ったか。悪いね従者にしちゃって。」
サナ「そらの従者になれて嬉しいぞ。」
「そう言ってもらえて、こっちも嬉しいよ」
サナ「これから、どうするのだ?何をするのだ?」
「ココから変な反応があったから調査をしに来ただけだよ。」
サナ「変な反応?とくに感じないが・・・」
「サナの反応だと思うよ」
サナ「・・・バレてたのか?!やっぱりスゴいな。そらは」
「だから明日には家に帰るよ」
サナ「そらの家か!一緒に行って良いんだよな?なっ?」
「1人に出来ないでしょ。」
サナ「隣に座っても良いか?」
「もう寝るんだけど・・・」
サナ「じゃあ隣で寝ても良いか?」
どんな展開だよ!嬉しいけど。
「魔王も寝るの?」
サナ「寝るよ!!」
ベッドに行くと
フィオを見てビックリしているサナ
サナ「えっ!?そらの子供か?」
「違うよ!!」
サナ「違うのかビックリしたぞ。」
ベッドに横になるとサナが抱き付いてきた
胸が当たって良いのだが寝にくいのだが。
魔王も髪の毛洗っているのか。いい匂いがする
翌朝
フィオが揺すって起こしてくる
フィオ「ねぇ。だれ?しらないひとが、いる。」
「あぁ・・昨日の見つけた人だよ。困ってたから助けた」
フィオ「そうなんだ。えらいね」
サナがお腹を出して寝ている・・・
チラッと見える、おへそいいね。
じゃなくて、サナを起こす
「サナ、朝ごはん、要らないの?」
サナ「もちろん。いる!!」
朝食を食べ終わり
家に転移で帰る
皆が集まってくる。当然か。
「ただいま!思ったより早く帰ってこれたよ」
アリア「心配したのです!!」
ティナ「どこで、何をしてたのですか!!で、誰です?」
エル「お帰りなさい。心配した。」
レナ「心配したっす」
リナ「お帰りなさい!」
「皆には事実を伝えるけど、秘密だからね。この娘は魔王の娘のサナです。」
ティナ「えっ!?なに?良く分からなかった・・」
アリア「強そうなのです!」
エル「可愛い娘だね」
サナ「宜しくなのだ!」
「それで今日から一緒に住む事になったからね。放っておけないし」
ティナ「え・・・こんな可愛い娘が?だめでしょ。」
アリア「やったー。一緒に住むのです」
エル「一緒にあそぼうね!」
レナ「宜しくっす」
リナ「宜しくお願いします」
フィオ「なかよしになった。」
「ボクはドラキンの所に紹介しに行ってボスキンにも紹介しに行ってくるよ」
ティナ「え。もう行っちゃうんですか。」
「すぐに帰ってくるよ。」
ティナ「は・・・い。」
ドラキンの所へサナと来た
ドラキンがスゴく警戒をしている。
「友達を紹介しに来たよ」
ドラキン「・・・どちら様でしょうか?人間ではないな」
サナ「魔王の娘。サナだ」
ドラキン「・・・そうであったか。我が名はドラキンである」
サナ「最古のドラゴンと知り合いとはな。さすがだな」
ドラキン「我が主人は何を目指されているのか・・・」
サナ「ドラゴンお前も、そらが主人なのか?」
ドラキン「お前もか。ドラゴン2体に魔王か、どれだけ魔力があるのか・・・」
サナ「ドラゴン2体も契約していたのか。異常だな。」
ドラキン「自分で言うのもおかしな話だが我はこの世で最強種のはずだったのだが・・・それに魔王も最強だと・・・」
サナ「その最強を従者に出来る者に支える。最高ではないか。」
ドラキン「勿論である。幸せで満足している。」
「ボクは普通の人間だけどね」
サナ「……」
ドラキン「失礼ですが。普通では無いと思いますが。」
サナ「普通では無いな。」
「じゃあ次行くか」
サナ「最古のドラゴンよ、従者同士仲良くしような!」
ドラキン「ああ、宜しく頼む」
ドラボスの所へ来た
「友達を紹介しに来たよ」
先に聞かされていたのか頭を下げ待っていた
ドラボス「主人様、魔王様、お越し下さいまして有り難う御座います。ドラボスとお呼びください。」
サナ「わたしが魔王のサナだ。宜しくな」
ドラボス「こちらこそ宜しくお願い致します。」
サナ「ホントにドラゴン2体も従者にしているのだな」
「成り行きでね」
サナ「成り行きでは従者に出来ないぞ。普通は」
ドラボス「普通では無いですね」
サナ「そらの普通の基準がおかしいのだ。」
紹介も終わったので帰る
家に帰るとサナが付きまとってくる・・・
やっとフィオのお風呂や着替えをレナに任せて自由になれてたのに。
1人で風呂に入ってると
サナ「そら風呂か?」
と堂々と裸で入ってきた。
全然エロくないのだが。もっと恥じらって欲しいです。
「見ての通り風呂だよ。体でも洗って欲しいの?」
サナ「良いのか!?」
「冗談なんだけど・・・」
サナ「なんだ、冗談か!少し恥ずかしかったぞ」
「そうは見えなかったけど?」
サナ「そらに見られると少し恥ずかしいな。」
「それにしては堂々と入ってきてたけど」
サナが髪の毛を洗いだす
おぉー。肩より少し長いくらいの髪の毛の長さがあった
こう見ると別人に見えるな。
あらためて見ると胸思ったよりあるな。
サナが視線に気づき
サナ「おっぱい見たいのか?」
ストレートに聞かれても困るのだが。
「意外と大きくて形も良いなって思って」
サナ「見たいなら見てて良いぞ。他のやつなら殺すが」
サナが近寄ってきて見せてくる
「そんな堂々と見せてこられても・・・」
サナ「わたしのじゃ嫌だったか?他のやつの方が良かったのか?」
「チラッと見えるのが良いんだよ!」
なに言ってるんだ。ボクは。
サナ「そうか。勉強しておくぞ」
「どうやって勉強するの?」
サナ「そらに見せて反応を確かめて勉強する」
「やめてください。美少女のを見せてもらえるのは嬉しいけど」
サナ「わたし美少女なのか?」
「サナは美少女でしょ。」
サナ「初めて言われたぞ!そうか美少女か。そらは、そう思ってくれるか!!うれしいぞ。」
そう言い抱き付いてきて生の胸を押し付けてくる
ギブアップです。
「胸が当たってるんですけど」
サナ「気にするな。わたしは嬉しいんだ」
「あ、はい。好きにしてください・・・」
しばらくして解放され
「ボクはもう出るよ」
慌てて体を洗い出す
サナ「待ってー」
「テーブルにいるから慌てなくても良いよ」
サナ「えー待ってー」
無視をしてテーブルに行く
髪の毛が濡れたままパジャマを着たのでパジャマが濡れている。
サナ「そらヒドイ置いていかれた。」
「髪の毛もパジャマも濡れてるじゃん」
サナ「誰のせい?!」
「ボクのせいなの?!」
サナ「待ってって言ったのに・・・」
「悪かったよ。」
サナ「うん。許すから。これからは一緒に居て。」
「分かったよ」
サナ「ずっとだからね。約束ね」
口調が変わってるんですが気のせいですか?
乙女モードってやつですかね。
面倒なのですが・・・
「え。ずっとなの?」
サナ「ずっとなの!」
ティナがジト目で見てくる・・・
「・・・はい。」
ホントにずっと付いてくるのですが。
どうしたものですかね。
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