第22話 竜の森を作った

先程、助けたリナが心配で見に行くと


エルと一緒に食事をしていた。


大丈夫そうで安心した。


レナが食事に反応して


レナ「わたしも食べるっす!」


リナは今日はそっとしとこう。


アリア「リナ食べ終わったら外で遊ぶのです!」


リナ「は、はい。」


レナ「リナもっと、いっぱい食べるっす」


リナ「皆の分が無くなってしまいます」


「え?気にしなくても大丈夫いっぱいあるから」


リナ「こんなにご馳走ですから何かお祝いですか?」


エル「いつも、こんな感じだよ。」


リナ「お肉もありますし」


レナ「3食、お肉あるっすよ!!天国っす」


リナ「お金持ちなのですね。」


ティナ「お肉なら山でいっぱい捕れますよ」


リナ「わたしでも捕れますか?」


「いきなりは無理じゃないかな」


リナ「頑張ってお役に立てるようになります!」


「リナは魔法とか剣術とか出来るの?」


期待はしてないけど。


リナ「剣術は知らないです。魔法は火がつけれます!」


「ティナ先生に魔法を習うと良いかも」


魔導士率が高くなってきてる


ティナ「任せてください。」


普通魔石付の杖を作りリナに渡す


「これで魔法の練習がんばって」


リナ「ありがとうございます。頑張ります」


「ほどほどにね」


リナはアリア、エル、フィオ、ティナと遊びに行き


ボクは特にやる事がなくのんびりと過ごす


翌日


罠の見回りに行くのにリナが付いてきた


罠に興味があるみたいで罠を仕組みを聞いてくるので詳しく教えてあげたら自分でも仕掛けたいと言うので罠を出して渡す。


獣が通りやすい所。獣道、水呑場、縄張りに仕掛けると良く掛かるよと教える。


リナ「何が捕れるんですか?」


「猪、猪のデカイやつ、鹿、ウサギのデカイやつ、熊とか」


リナ「そんなに捕れるんですね。捕れればいいなぁ」


「きっと捕れると思うよ」


リナ「はい!」


1か所目、猪が捕れてた


リナ「何か捕れてますよ!!大きいです。どうしましょう?」


止めを刺して収納する


しばらく歩いていると知らないハンターが近くを歩いている


関わりたくないが向こうは気づいたので近寄ってきた


男「ガキンチョが、こんなと所まで来て死ぬぞ」


男「早くかえりな!」


「わかった。帰るよ」


知らないハンターと分かれて次の罠に歩いていく


知らないハンターが罠に掛かっていた鹿を奪っていった。


仕方ないか・・・少しイラッとしたが我慢。


3か所目


また、知らないハンターに奪われようとしていた


「何してるの?勝手に人の罠の獲物捕らないでくれる?」


男「お前のだって証拠はあるのかよ?」


「同じ罠もってるし、仕掛けた場所覚えてる」


男「そんな事は知らねぇよ」


男「こういうのは早い者勝ちだっての」


意味が分からない。


リナ「こういう人に関わらない方が良いですよ」


「そうなんだけどさ。」


男「なにこそこそ話してんだよ」


「人の罠の獲物を捕ったりする大した事がないパーティなんだなって思って」


男「何だとこのクソガキ」


男「痛い目にあわないと分からねぇのか」


「弱い子供しか相手に出来ないの?」


男「何だと」


「じゃあ、あのビッグベア倒してみなよ」


男「は!!」


男「ヤバイ逃げろ!」


リナ「強そうなのが出てきました!!」


魔石を混合した剣を帯剣した


ビッグベアはオーラに気付き逃げていく


午後にまた見回りをする事にしたが


リナ、アリア、ティナが一緒である


罠の1か所目


リナ「鹿が掛かってます!!やったー」


アリア「スゴイのです。鹿なのです」


止めを刺して収納する。


2か所目


また、荒らされてる・・・


いい加減にして欲しいな。


3か所目


丁度知らないハンター達が獲物を捕っている


「泥棒はやめてくれない?」


男「うるせぇクソガキ」


男「さっきは熊で助かったな!」


男「今回は他のパーティの上級ハンターを連れてきてるから熊が出ようが関係ねぇ」


ティナ「やめておいた方がいいですよ。ホントに」


男「良い女連れてるじゃねぇか。こっち来いよ」


「仲間に手を出さないでくれるかな。怒るよ」


男「何様だよ!」


男「ティナに近付いてくる」


ティナ「はぁ・・・」


混合した魔石の剣を帯剣するがオーラに気付かない


抜剣するとオーラに気付きだす


男「何だそのオーラ」


上級ハンター「ヤバイぞアイツ」


また来そうだったので


ドラキン来い


ドラキンを召喚した


ティナ「はぁ・・・またか」


アリア「ドラゴンなのです。」


リナ「ド、ド、ド、ドラゴンですよ!?」


ティナ「そらの配下ですよ。大丈夫」


リナ「そ、そ、そうなのですね。」


ドラキンが軽く威嚇してくれた


ハンター達が腰を抜かしながら逃げていく


腰を抜かして動けないハンターは他のハンターに引きずられなかがら逃げていく


距離が出来たので最後に上空にブレスを放つ


やりすぎじゃない?良いけど


さすがにドラゴンの討伐には来ないよね?


来たら逆に殲滅するけど人間でも


なんか魔王化してる?


しずかに暮らしたいだけなんだけどなぁ


今回は向こうのマナー違反でしょ!


ティナ「やり過ぎたと思いますよ!!」


アリア「ドラゴンに久しぶりに会えたので良いのです!」


リナ「わたしもやり過ぎたと思います。でも、お互い様だと思います」


当然翌日からは誰も来なくなった。


ドラゴンの存在意外と役に立つね!


特に人間避けに効果絶大。


王国作ったら人が近寄らなくならないかな?


無理か。人の集まりが王国か…


竜の谷みたいにドラゴンに居付いて貰えば良いのか


「ドラキンココに10匹くらい配下送ってくれない?」


ドラキン「可能ですがなぜでしょう?」


「ココにも竜の谷みたいにしようかと思って」


ドラキン「我もココに移動しましょうか?」


「ドラキンは谷の王なんでしょ?ボクの家も守って欲しいし」


ドラキン「我の息子と配下を手配いたします」


「それでお願い。息子って話せるの?」


ドラキン「問題御座いません」


「良かった。」


ティナ「何しようとしてるの?!」


「ドラゴンにココの守護をお願いしようかと・・・」


ティナ「え!?また規格外な…」


「そうかな?変なのが来なくなって良いと思うけど」


ティナ「まぁ人は来なくなると思いますので良いかもしれませんね」


「ティナの了承も得たし実行しよう!ドラキンもう呼んで良いよ」


ドラキン「かしこまりました」


上空にドラゴンの群れが回っている


スゴイ光景だ!迫力がある


これだけでも、かなりの威圧になって効果でそうだ


ドラキンにイメージを送って配置に付いて貰う


良く行く場所の周辺を中心に配置をする


配置する場所にはドラゴンの家となる洞窟を用意する


中心にはドラゴンの息子を配置してボスに任命してサモン契約もした。名前はドラボス


そのままである。


フィオがペットが増えて喜んでる


フィオ「おせわ、しないと」


「うん。お世話してあげて」


やる気十分で気合いを入れて両脇をフンフン動かしている。


うん。可愛いね


リナ「ドラゴン危険は、ないんでしょうか?安全ですか?」


「大丈夫、危険はないよ」


皆で歩いてテントに帰る


ティナ「これで静かに暮らせますね」


リナ「何だかとても物騒になった気がします!」


「安全になったと思うけど」


テントに戻って昼食をとる


レナ「肉、肉っす、肉っすよ!」


安定の煩さだがピョンピョン跳ねて可愛いけどね


アリサも洗脳されてきたのか


アリサ「肉なのです!」


こちらもピョンピョン跳ねている。


うん。可愛いけどね


エル「こっちにもドラゴン来たんだ。良いと思う。」


レナ「恐いっすけど、変なのが来るより良いっすね」


リナ「そうなんですね。なれるように頑張ります」


「ドラゴンは無害だからそのうち気にならなくなると思うよ」


フィオ「ドラゴンかわいいよ。」


リナ「かわいいんですか!?」


フィオ「いっしょに、エサあげる?」


リナ「え?あ、はい。頑張ります」


「エサ運ぶの大変だから収納袋あげるよ、入る容量少ないけど牛が2頭くらい入ると思うよ」


フィオ「ありがと。」


レナとフィオにも防具を作った


竜の鱗を再生成して軽鎧に魔石を付けて強化、竜の鱗で籠手も甲の部分に魔石を付けて強化している。


「レナとフィオにも防具をあげるよ。何かあった時着ても良いし。」


レナ「ありがとっす。格好いいっすね」


フィオ「かっこいい。ありがと」


「ちなみに素材はドラゴンの鱗です」


レナ「えっ!?ドラゴンですか・・・」


フィオ「すごい」


ティナ「で、今日は何するの?」


「ギルドに行って様子を見てくるよ、ドラゴン関係の事とかあるしね。ティナも来る?」


ティナ「そうですね。一緒に行きます」


ギルドに向かうと思った通り大騒ぎである


聞かなくても想像できる。


いつもの受付嬢に分かってて聞く


「何かあったんですか?」


受付嬢「他のキルド支部から連絡がありまして。ココからもわりと近い川と森のある比較的安全な場所にドラゴンが現れ襲われたパーティが複数でまして。その後ドラゴンの群れが現れたそうなんですよ。」


「それは討伐隊をだすんですか?」


受付嬢「いえ。それは無理です。1体でも王都が壊滅されてしまう脅威度で討伐が無理ですが今回は目撃されたのは10体を確認されてます。手を出してはいけない存在なのです。売名行為で手を出すバカなハンターも居て王都などに被害がでる恐れもあるので辺り一帯は立ち入り禁止になりました。」


「そうなんですね。遊びに行こうかと思ってたので残念です」


受付嬢「近くにも同じような場所があるのでそちらに行かれては、いかがでしょうか。」


「ありがとうございます。皆で相談してみます。その前に以来ボードを確認してきますね」


受付嬢「何か良い依頼があれば良いですね。」


依頼ボードを確認すると常時依頼で【竜の森の周辺警備】というのが張り出されていた。


竜の森って名前になったのか。


ティナ「やりすぎでしたけれど、効き目は有りましたね。」


「よかったよ。思った通りになって」


小声で話し合った


良い依頼も無かったのでテントに戻った


そろそろテントじゃなく拠点を作ろう!


寝室、リビング、キッチン、食材保管庫、お風呂を作った


露天風呂はそのままにしてある。


離れたところに作業場を作った


魔石とか武器の作成、研究場所である。


アリア「新しくなっているのです!一番乗りなのです!」


エル「良い感じです。」


リナ「テントじゃなくなっています。」


アリア「お風呂に入ってくるのです!一番乗りなのです!」


エル「わたしも入ってくる。」


リナ「お風呂はじめてです。」


ティナ「私もお風呂入ってきますね」


しばらくして


レナとフィオが帰ってきた


レナ「疲れたっす。フィオ覚えるのが早すぎるっす」


フィオ「うん。つかれた」


「お風呂で疲れと汚れをとってきなよ」


レナ「はいっす。お風呂入ってくるっす」


フィオ「おふろ、はいってくる」


今日は色々あって疲れたな・・・


夕飯食べて早く寝よ


 

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