第21話 レナ先生になる ショートストーリー
最近パーティーに入れてくれる人が少ないので
宿代、食料代が……ない。
なので、ギルマスに良い仕事がないか、紹介して欲しいとお願いしたがなさそうなのでギルドで新しい依頼が出ないかギルドの食堂のテーブルで待っていた。
その時ギルマスと一緒に居る子供がこっちを見ている
一緒にこちらに近付いてくる
ギルマス「お前、仕事探してたよな?良い仕事があるぞ。剣の家庭教師だ」
即答で受けるとお願いしたっす。
キャンプ地に連れてこられて
生徒を紹介されたが獣人の幼女?だった。
私の仕事は……剣の教師だよね?
フィオをお風呂に入れたり。
一緒に遊んだり。
一緒にお昼寝をしたり。
水遊びをしたり。
殆ど遊んでるだけだけど良いんすかね?
これで3食、宿付で給金も出る最高っす。
しかも、しかも肉、お肉っすよ。
てっきり3食って言っても固いパンとスープだけだと思っていたっす。
もちろん剣の練習をしてるっすよ
素振りに
打ち込みの練習
防御の練習
筋トレ
最後に軽い試合をして練習を終えるっす
一応練習のメニューを、そらさんに確認をとったっすよ。
あ、でもイヤな事もあるっす・・・
ドラゴンに会う事があるんっす
フィオのペットのドラゴンっすドラゴンすよ?
毎回震えるっす。こわいっす。
フィオは恐くないんっすかね。
これから練習試合っす
フィオは双刀が合ってるかもっすね
瞬発力、脚力、跳躍力もあるし
丁度そらさんが来ているので相談してみるっす
今、作ってくれるみたい?
フィオの体格に合った双剣が出来る
私も双剣が多少使えるので教えれるっす
練習試合は明日にして
双剣の練習をする事にした。
さすがネコの血が混じっているだけあって
狩りをするのに必要な感覚が優れているっすね。
ちょこまかと動き回り、スッと懐に入ってくる
これは脅威だ・・・
このスピードにギリギリ付いていけるっす
でも、しばらくしたら付いていけない
そらさんは、またなにやら材質?を変えてフィオの双剣を作っている。
ビー玉程の魔石を付けて完成したようでしまう
フィオは可愛がられているっすね
同じような物を作っている自分用かなさっきより大きめ
これもビー玉程の魔石を付けていてキレイである
使い心地を試している
的を出して回りをちょこまかと走って
的にちょこちょこと打ち込んでいる
人形の的が、みるみるうちにボロボロとなっていく
人形の的が新しくなり、そらが威圧的なオーラに変わる
認識が難しい程のちょこまかで一撃一撃が強力になった
これはヤバイ。次元が違う感じっす
そのあと、そらが近寄ってきて
「レナ、双剣の練習試合しよ」
レナ「うん。ムリっす。」
あんなの見せ付けられて試合なんか出来ないっすよ
死ぬっすよ、わたし。
「そっか、残念。」
と言うと作業場に戻っていく、そら
レナ「フィオ練習の続きするっすよ。」
人形の周りを撹乱させる練習をさせる
ようは人形の周りをちょこまかと動き回らせる
体力作り、瞬発力の訓練になる。
少し休憩をし、その後ウサギを追い回し捕えさせる
うん。これも訓練の一部。肉が食べたいだけじゃないっすよ
上達したのか5匹も捕れた。やった!!
肉、肉っす。肉っすよ!!
解体し塩を振り丸焼きにする
レナ「肉っすー!!フィオも食べるっすよ」
フィオ「うん。たべる。」
レナは美味しそうにバクバク食べる
やっぱり肉は美味しいっすね
食後の訓練は何にしようか
双刀に魔力を流す訓練にするっすか
レナ「双刀に魔力を流す訓練っす。魔力を流す事で切れ味の向上。刃が欠ける防止。双刀の持つ特性を出せる用になるっすよ。やってみるっす」
フィオが魔力を流す
フィオが持つ双刀に魔力が流れ、うっすらと青白く光る。
レナ「え?もう出来るっすか!」
早すぎるっすよ、まったく。。。
教える事が無くなってきたっすよ。
そろそろ家庭教師の職がなくなるっすー!
レナ「それで的を切ってみるっす」
フィオが的をスパスパ切っていく
すぐにボロボロとなっていく。
さすがフィオだ、あらゆる方向から切り刻んでいる。
私の存在価値がなくなっていく・・・
練習終了!!もうお休みにするっす。このままじゃすぐに抜かれてしまうっす。
レナ「今日は、もうお休みにするっす。」
わたしも個人練習しないとっすね。
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