第10話 上級ハンター養成校に入る?!

#2024/06/26 誤字脱字の訂正、文章の編集を行いました。


ゴブリンの殲滅を国王から認められ国王からSランクである俺だけが推薦されハンターに必要な高度な知識と魔法の高度な知識を得るため上級ハンター養成校に入学する事になった。


卒業すればB級~まれにだがA級に昇格出来るみたいだけど、俺はS級なんですけど?って思ってたら魔力、魔力量はあるけれど魔法の技術とハンターの基礎知識が足りないみたい。


それに子供でSランクは前例がなく貴重で死なれたら困るらしい。


それと卒業をしたら危険がなくて給料がとても良いエリートのギルド職員になれるらしい、俺は興味は無いけれどね。


まぁ〜俺に、簡単には死なない勉強と色々な技術を教えてくれるのね?


確かに……俺には魔法の知識は無い。なので魔法の知識には興味がある!


一応、試験があるらしい……は?俺、筆記試験自信が全く無いんだけど!


って、思ってたら推薦で免除されてるみたい。



実技試験の当日……


……試験会場に行き早速に絡まれた。


ハンター「何でガキが居るんだよ!」


ハンター「試験会場を間違えてるんじゃね?」


聞こえない振りをして無視無視……


少女「あんなの気にしたらダメよ!」


「え?う、うん」


青色のウエーブが少し掛かっているロングヘアーでキレイなエメラルドグリーンの色の目をした魔術士の格好をしている可愛いお姉さんだ。


少女「私はティナ13歳です。宜しくお願いします」


「ボクは、そらです。宜しくね」


自己紹介をしていると試験が始まってしまった。二人で慌てて試験官の話を聞くと……まず始めに魔力の使用は禁止の体力測定で持久走……えぇ!!初っ端に面倒な試験が……


ティナは一生懸命走っているし俺もガンバるか。


もちろん2人とも合格した。


腕立て伏せ、腹筋は問題なし。


ここまでは目立たずやれていた。


遠投…過去に小石を投げて人を吹っ飛ばしてるよな……


そうそう……抑えて抑えてではなくて、それより着弾地点をイメージすれば良いんだよな!うんうん。


遠投のボールのイメージが弾になってるけど気にせずに軽く、抑えて抑えて投げる……よし。出来た!


まぁ記録はダントツになってしまったが、そこまで目立たなかっただろ。ニコニコして戻ろうとしたら……


イメージすると魔力が使われてたらしくやり直しになって注意をされた。えぇ……!!


どうなっても知らないよ……俺は。


軽く投げたが向かいのグラウンドの壁が吹っ飛んだ。


予想できてたよ、うん。


周りは呆然としている。それも予想できてたよ、うん。知ってた。


「これで良いですか?」


職員「は、はい。魔力の使用の反応はありませんでした。ですが記録は測定不能です……なので記録ナシです」


「あ、はい」


ティナ「……どんな規格外っぷりなのですか、まったく」


「あはは……」


皆が終わり次の試験に。


次は剣術で俺は剣術を習ったこと無いんだけどなぁ……


これまではスピード、反射力、パワーで乗り切って来たけど剣は、ほとんど使わなかったからな……


はい?いきなり模擬戦ですか……?加減を出来るかな……当てたらヤバそう……防御に専念しようかな?


あ、剣を折る事にしよう!


対戦相手が現れた、体が大きく筋肉質で戦闘で付いた筋肉って感じの強そうな対戦相手だった。


周り「剣士でB級間近って噂のやつか!うわぁ相手か!可哀想……あはは」


周り「体格差半端ないな……」


周り「剣士の人!手加減してやれよー!相手は子供だぞ〜」


職員「始め!」


お互いに礼をして思いきって間合いを詰め剣を折に行く。


相手は反応出来ていない。


思い切って剣を振ったら、剣の風圧で剣が折れ相手も風圧に耐えられず吹っ飛びアバラが数本折れ気絶していた。


職員「救護隊、治療を!」


えぇ!!なんかゴメン……文句なら、この試験の種目を考えた人に言ってくれ。


周り「えぇ!!なんだあいつ見えなかったぞ」


周り「魔法じゃね!」


職員「魔法の使用の反応はありませんでした」


ティナの模擬戦が始まった。


魔術士としては、なかなか健闘しているが剣士には敵うわけもなく負けてしまった。うん。可愛かったよ!


ティナが腕と脇腹を負傷して治療をしてもらっていた。


剣術が終わり、次は最難関の魔術試験で大きな立派な施設に案内された。


職員「この施設は結界魔法が全体に掛けられていて魔法が無効果されるので全力で魔法を放っても問題ないです」


いや、この程度の結界ではダメだと思うんだけど……


職員「的である魔物に似せた目標物にも結界が張ってありますので破壊出来なくなっています、ですので破壊するつもりで全力で攻撃してください」


職員「魔法の種類は全7属性で、お持ちの属性のブースに並んで判定を受けてください」


全部持ってるから面倒なんですけど?


水属性って氷で良いのか……


詠唱して。


ハンター「アイシクルランス!」


詠唱して。


ハンター「アイシクルショット!」


目標物に届いて、みんな魔法が結界に当たり砕け散っていた。


ティナが詠唱して。


ティナ「アイシクルランス!」


俺の持っていた受験票の木札を落としたので屈んで木札を取ろうとしているとティナが魔法を放ったので目の前にいたティナのスカートが目の前でめくれてドロワーズの下着が目の前に見えた。


エロさが、まったく無いな……


だが他の人とはレベルが違い轟音をたてた。


後ろの男たちはニヤニヤしているのが、なんだかムカついたのでティナのスカートに捲れないように魔法をかけておいた。これでよし!


「ティナはスゴイね!」


ティナ「見た事はないですが、あなた程ではありませんよ」


ん?見た事がないのにスゴイってなに?


職員「次は君ね。目標物まで届くかな?届きそうな所まで前に出ても良いんだよ」


周り「あはは。言われてやんの」


周り「体力測定では目立ってたけどな」


周り「魔力の測定じゃ俺達の方が上だろ!!」


あぁ〜はいはい……無視無視……


破壊して良いんだよな?試験官が破壊しろって言ってるし……


撃ってみるか……水魔法って、この世界に来た時以来かな……あ、毎日……使ってるわ。貯水タンクに水を入れてる。


イメージして……小さい氷柱を生成し回転させ魔力でコーティング目標物の中で炸裂、爆破。


射撃のイメージで撃つ!!


発射され弾道も見えず目標が轟音と共に爆発し大破した。


パシュンッ! ズッドーン……


「目標物の撃破完了です!」


俺が笑顔で試験官に笑顔で言うと……顔を引き攣らせて返事を返してくれた。


職員「あ。はい……お疲れ様です……」


周りは呆然としている。うん、知ってた。


ハンター「な、何なんだよ!」


ハンター「何で水魔法で爆発するんだよ!」


職員「判定は水魔法と出ていますので問題ないです」


ティナ「やっぱり、やってくれましたね。うふふ……面白い♪」


「え?何?言われた課題をやっただけだよ?」


ティナ「そんな課題出てませんし」


「撃破しろって言われたじゃん」


ティナ「撃破するつもりでと言っていましたが、撃破しろとは言ってませんでしたよ。あまり変わりませんが。うふふ……」


「でしょ?変わらないよ」


ティナ「あなたは規格が違うので仕方ないですね」


こんな感じで全属性が終わり全目標を撃破を完了した。


最後に巨大な魔獣を想定して大きな目標物が設置された協調性を見る為にパーティーを組んで模擬戦をやるみたいだ。


はぁ……即席のパーティかぁ〜協調性って言ってもなぁ……試験だし皆が目立とうとして協調性なんてムリじゃない?邪魔してくる人もいるだろうし。前世の記憶で確か「厄介なのは有能な敵より、無能な仲間だ」ってそんな感じの事を誰かが言ってたのを思い出すよ。


職員「先程の目標物が破壊されましたが今回は何重にも結界魔法を張りましたので思う存分攻撃をしてください!ドラゴンのブレスにも耐えられる強度です」


皆が、俺を見ているが気にしない……的を破壊しろって言うから破壊しただけだし。


5人で組むが俺のポジションが決まらないので、中衛で魔力攻撃で援護して前衛が抜かれたら剣で近接戦で攻撃と勝手に決められて指示された。


動かない目標で、そんな指示をされても前衛抜かれないでしょ!?何を言ってるんだコイツ大丈夫か?想像力が豊か過ぎだろっ。


そんな指示に従ってていたら出番なくなるじゃん!


っていうか、もう飽きたよ。早く帰りたい……


早く終わらせて皆の所へ帰ろっと!


職員「始め」


開始の合図と同時に、いつも使っているやつでイメージ、ライフル弾生成、回転、魔力コーティングして貫通させず中で炸裂、爆破。


射撃のイメージで撃つ!


開始1秒で撃破。


「撃破完了です!」


ハンター「え?」


ハンター「なに!?」


ハンター「結界を強化とかドラゴンのブレスにも耐えられるとか言ってたよな?」


ハンター「俺達、居ただけで動いてもいないんだが?」


ハンター「俺達って一応上級ハンター候補だよな?」


職員「……撃破確認!終了です」


「もう帰っても良いのかな?」


職員「終わるまで見学は自由ですが、帰っても大丈夫です。後日、ギルドに結果の通知をいたしますのでご確認ください」


「家族が待っているので帰ります!」


ティナの方も終わったらしく俺を見ると駆け寄ってきて職員に帰ると伝えていた。


ティナ「私も帰ります」


職員「お疲れ様でした」


「ティナ、お疲れ様」


ティナ「あなたもお疲れ様」


「また、会う事があれば宜しくね」


ティナ「多分、ギルドで会うと思います。同じギルドなので」


「え?そうなの?」


ティナ「何度か見かけた事がありますし」


「じゃあ、また今度ね」


ティナ「はい。またお会いしましょう」


施設から離れ一目が無いところで転移をし自宅に帰宅した。


「ただいまー!!寂しかったよ」


と、皆に抱き付いて回った。


エル「わぁっ♡なになに ……えへへ……♪おかえりー」


アリア「んっ♡ あっ!おかえりーなのです!」


フィオ「うにゃぁ〜♡ おかえり」


ブロッサム「わっ。なんなのですか……わぁ。そらさん!はぅ……♡ おかえりなさい……」


ステフ「わっ♡ あっ……あぁ。おかえりなさい……ううぅ……♡」


何だか皆に数ヶ月も会って無かったような感じがしたけど……実際は朝に出掛けて夕方に帰ってきただけなんだけどね。


フィオを抱きかかえてベッドでゴロゴロしてると皆もベッドに集まってきて夕食の時間まで、ステフも珍しく混ざってゴロゴロして過ごした。


しばらくしてギルドに結果の通知が来ていて、完全に忘れていてギルドに依頼ボードを見に行くとギルマスに呼び出された。


結果は合格だが卒業証明も一緒に送られてきたらしい。


同封してあった手紙には「試験は合格だが規格外の身体能力、魔力と判定し協議の結果、当校が教えられる物はないので入学と共に卒業とする。全ギルドが公認し公式にSランク以上であると認定します」


「何ですかこれ?」


渡された手紙をギルマスに渡すと、半分顔が笑ってるし……


ギマス「なんだこりゃ!?何してきたんだよ?」


「言われた課題をこなしただけですよ?」


ギマス「プッ……あはは……上級養成校も手に負えないって投げ出した感じか!だろうな!うちの、そらを抱え込もうって思ってもそう簡単には渡さんっ!」


「魔法に興味があったんだけどな……」


ギマス「は?……いや、十分だろ!」


「魔法の基礎を知らないので」


ギマス「イヤイヤ、基礎が出来てるから上級魔法を使えてるんだろ!普通」


「今度、ギマスが魔法の基礎を教えて下さい!」


ギマス「嫌だよ!どんな罰ゲームだよ!俺が恥じかくだけじゃねーかよ!」


「じゃあ、もういいです。帰ります」


ふてくされ帰る事にしたが、思い出した!そうだ、確かティナは、このギルドに所属だったよな?あのお姉さんのティナは魔法の基礎が出来てるよね?


「あ、そうだ。ティナって子を知ってますか?」


ギマス「ああ、知ってるぞ。固定されたパーティーに所属してなくて後衛の魔術士が足りない所のヘルプで良く入ってるな」


「じゃあ暇かもですよね?」


ギマス「ああ。今は、そうかもしれんが養成校に通いだすんじゃないか?アイツも受かってたみたいだしな。お前は残念だったな!あはは!」


「うるさいです。じゃあ養成校が始まる前に家庭教師で雇えないか聞いてみて下さい!」


ギマス「お前の方が上だろ?そんな必要無いと思うがな。一応聞いてやるよ」


「ありがとございます」


ギマス「それなら指名依頼で出してやるよ」


「それでお願いします」


ギマス「依頼内容と報酬と待遇を決めないとな」


「依頼内容は魔法の基礎を教える。報酬は銀貨5枚。待遇は住込で3食付き。ってどうでしょうか?」


ギマス「良いんじゃないか?負傷する危険もないし3食、宿付きだしな。あいつは確か宿屋暮らしだったと思うからな。助かるんじゃないか?」


「じゃあ、それで依頼お願いします」


ギマス「まぁ受けてくれるか分からないがな。期限はどうするんだ?」


「うーん。3ヶ月更新でどうでしょう?」


ギマス「分かった」


「じゃあ、用も済んだんで帰ります」


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