第5話 魔法の特訓

あまり寝れなかったが翌朝、寝たはずなのに疲れた


ステフ以外は皆まだ寝ている


ステフは朝食の用意で昨日の夕食のスープを温め直している


そっと外に出て探索魔法で盗賊の小屋の辺りを探ってみる


昨日の馬車と盗賊が10人ほど集まっている


とりあえず近くまで転移っと…


外に2人見張りがいた


早く終わらせよう…お腹空いたし


小屋事消すかビー玉くらいの弾で炸裂+燃焼弾連射!


凶悪な破壊力で5秒で全てが粉々になり灰となった


これで盗賊と拠点が無くなったし、この辺りしばらくは平和になるかな


さっ帰ろ…転移っと


家に帰宅した頃に皆が起き出してきた


内緒だが盗賊の討伐は移動時間も含めて30秒掛かってない


皆で朝食を食べている時に


「さっき盗賊の討伐してきたよ」


女の子達「「「「は!?」」」」


ブロッサム「ちなみに、どうやったのかしら?」


「魔法の射撃の連射バージョン」


アリア「シャゲキ?」


「アリア後で一緒に狩りに行こう!その時に見せてあげるよ」


アリア「楽しみなのです」


ブロッサム「連射とか想像もつかないわ」


エル「なんかカッコいい!」


「エルも一緒に来る?」


エル「わたしは今日は休んでおくよ。昨日の事もあるし…」


「皆は?」


ステフ「わたしは家事がありますから…」


ブロッサム「今日はご一緒しようかしら」


「うん。遠くまで行かないから大丈夫だよ」


アリア「じゃ!外で待ってるね!」


「自分の食器とか片付けて、必要そうな物の用意もしておくんだよ」


アリア「はい!なのですっ!…何を用意するのですか?わたしは何も持っていないのです。」


「アリアにバックとナイフ、水袋、タオルを用意するから自分で管理するんだよ」


アリア「有り難うなのです!頑張るのですっ。」


ブロッサム「私には無いのでしょうか…?」


「皆の分も用意しておくよ。ステフにも用意しておくから今度、一緒に出掛けようね!」


ステフ「有り難うございます…」


朝食が終わり家の周りでブロッサムとアリアで狩りにをするがアリアが煩く獲物が逃げてしまう…


獲物を見つけると


アリア「あそこに居るのであります!!」「可愛いのです。可哀想なのです…」


などと…なのでエルに迎えに来て欲しく初の魔法通信を…


エルを思い浮かべ(エル!アリアを迎えに来てくれ場所は森の入り口辺りだから)


エル(えっ?何?!そらくん?何?分かったよ。迎えに行くよ)


(魔法通信だよ。エルも使えるようになったと思うから連絡したいと思ったら使ってみてね!)


やっぱりイメージ出来ることは何でも出来るみたい


10分くらいしてエルが迎えに来た


エル「そらくん急に声が聞こえたからビックリしたよ。もー」


ブロッサム「何でエルさんが?」


エル「そらくんに急に呼ばれたんだよ!」


「エルを魔法通信で呼んだんだよ」


ブロッサム「何その変な魔法は!」


「遠くにいる仲間と連絡がとれる魔法だよ」


(ブロッサム。こんな感じに。聞こえる?)


ブロッサム(なに?え?!聞こえますわよ…)


「ボクの魔法というかスキル?能力の少し分けたんだ」


ブロッサム「なんてデタラメな能力ですの!」


エル「良いじゃん!便利そうだしカッコいいっ」


「ってな感じで皆も使ってみてね。でアリアは家でお留守番ね!」


アリア「まだシャゲキっていうの見てないのです」


「アリアが騒ぐから獲物が逃げちゃうからだよ」


アリア「静かにするのです、帰りたくないのです。そらと一緒に居たいのです」


「ぅん…1時間だけねエル頼めるかな?この辺に結界が働いてるから人間が倒せる程度の魔獣や動物しか居ないから」


ブロッサム「またデタラメな…」


エル「分かったよ」


アリア「有り難うなのです!エルも有り難うなのです!」


さっそく探索魔法で…


お、鹿が…でも少し離れているな


イメージが出来るから出来るはず!


魔力追跡弾!


発砲と同時に上空へ上がり獲物へ急降下しヘッドショットが決まった


アリア「え!何なのです?」


「今のが射撃だよ」


アリア「よく見てなかったのです。残念なのです」


「じゃあ獲物を捕獲したら家の前で射撃しようか」


アリア「はい。なのです」


エル「かっこよかったよ!」


ブロッサム「私も何か攻撃魔法がありましたら…」


無事に獲物を捕獲し家の前で的を作り


射撃のお披露目をアリアにしてアリアは真似をしている


構えて「シャゲキ」と連呼している


見ていてカワイイ


ブロッサム「私も練習しようかしら」


ブロッサムも真似をしはじめた


ビー玉程の石を持ち


「これが現れて飛んでいくイメージ出来るかな?」


エルも真似をしだした


エル「シャゲキ」


石ではなく氷の弾が出てきて3メートル程を山なりに落ちた


エル「出来ました!!!」


ブロッサム「なんなのよ。もー」


アリア「スゴい。なのです!」


「もう少し頑張れば狩りも出来そうだね。弾が飛ぶ早さと威力のイメージかな」


アリア「私も頑張るのです」


実は少し遠出を企んでいたが…今日は諦めよう


家に居たステフに獲ってきた鹿を渡し


解体ナイフと共に渡す


ステフ「わ、わ私、解体出来ないです…」


「練習すれば出来るようになるよ!練習しなければ出来ないままだよ」


ステフ「はい…やってみます…」


「まずは内蔵を取って…食べる物と食べない物を別けて。革を剥いで…肉を部位ごとに切り取る」


ステフ「こんな…感じでしょうか…」


「ウンウン。キレイに切れてるね!内蔵を切らないように気を付けてね。お肉に臭いや味が移っちゃうから」


ステフ「革を切っちゃいました…」


「革を剥ぐの難しいから仕方ないよ。後は適当な大きさにでも別けておしまい」


ステフ「…私にも出来ました…達成感です。」


「とっても上手だったよ!今日、使わない肉は保存しておくから別けておいてね」


アリア「私も出来たのです!石が出たのです!飛んだのです!!見て欲しいのです」


アリアに呼ばれ練習場所に連れてかれる


ブロッサムがとても機嫌が悪そうなのは気のせいであろう


アリア「シャゲキ」


石が出現し10メートル先の的手前で落ちる


「おぉ!スゴい!頑張ったね」


と、頭をなで回す


アリア「うん。頑張ったのです」


石が出現しても呼びに来ずに我慢して頑張ってたんだろうなエライ


エル「私も的に届くようになったよ。スゴいでしょ」


「スゴい上達速度だね」


ブロッサム「…」


「ブロッサムは石とか物を撃つより光を撃つイメージで練習すれば良いのかも」


ブロッサム「分かったわ。やってみます」


しばらく時間が過ぎて…


「もうソロソロ夕方になるからお風呂にしようか」


女の子達「「「はーい」」」


お風呂はいつものメンバーでエルとアリアと一緒でワイワイと賑やかに入ってからブロッサムが1人で入って出てくると夕飯でステフが頑張って用意をしてくれている


夕飯になり食事中に


「ここの明かりは光魔法だからブロッサムも光をつける練習どうかな?」


ブロッサム「良い練習になるかもですわね。早く食べて練習をしたいですわ」


「ブロッサムは射撃と言うよりレーザーの照射って感じかな」


ブロッサム「レーザーのショウシャですか。明日から練習ですわね」


アリア「私も頑張るのです」


湯上がりでアリアの顔がほのかに赤くて可愛い


エル「私もレーザー撃てるかなー?撃ちたいなー」


ブロッサム「エルさんが撃てるようになりましたら私の立場が無くなってしまいますわ!」


レーザーの話で盛り上がり食事が終わり


ステフがお風呂に入りに行って


ブロッサムとエルが洗い物をして疲れたのかアリアはベッドでお腹を出して寝ている


給水タンクの水の補給に外に出る


最近、ずっと肉ばっかりで栄養面が不安だとか考えながらウォーターボールでタンクを満たす


お風呂に入っているステフに


「ステフー!お風呂の湯加減は大丈夫?ぬるくなってない?」


ステフ「きゃ」


と、可愛い声がきこえてきた


「ぬるかったら温めるよ」


ステフ「だ、大丈夫です…」


ならばよし!と家の中に戻る


ステフとの会話を聞いてたのかブロッサムがジト目で見てきたが気のせいであろうと無視する


ステフは発育が良いからなー窓があったら覗いてたかも?


一緒にお風呂に入るならステフが良いな…


と思いつつベッドに横になる


横には可愛いアリア寝顔に癒されていると


またもやブロッサムにジト目で見られた


気にしてたら負けだ!


さーもう寝よう朝早かったし…寝かけたところ


エルも寝るのか抱き付いてベッドが狭い事を思い出した


明日こそ寝室を作るぞ


いや、しばらくこのままでも良いかな…


エルさん胸が、また当たっているのですが!


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る