お年寄りの私は、空に浮かぶ文字でウルトラサインを思い出してしまうのです。
謎の宇宙人は地球人類を奮起させてから出ていったのかしら。
大東亜圏構想で共に欧米から身を守ろうと周囲の国に呼びかけたのに、ことごとく逃げ腰な反応された時のことを思い出すわー。その大日本帝国の損な役回りを、今度は宇宙人さんがやっているのねっ。
と思ったら立ち退き屋だった。
太陽と地球の大気は貸与されていたものだった……。
一体誰が?
やはり神なのでしょうか?
科学を追求していくと、いくら突き詰めてもどうしても科学で証明できない領域があって。過去300年の科学者たちの8〜9割は神を信じている。
40億年ちょっとということから、地球の年表をみると、40億年前(±2億年)この頃、原始生命が誕生したと考えられている。
地球に太陽と大気を与えた者と、地球にそれらを欲した者は別々の存在。その時の契約がどうなっていたか分かりませんが、700万年前に誕生し現在に居る人間に支払いを求める。
もしかしたら、異星人が地球製作時に太陽と大気を貸与してもらう。
地球の何処かで暮らす。
支払い期限が来ても踏み倒して、地球に居座る。
その内、地球に色々な生物が誕生し、絶滅と再生を繰り返すが、異星人はどこかでひっそりと住んでいる。
そして現在、立ち退き屋が未知の文字を送ったのは、地球に暮らす異星人に対してだったが、地球人は自分達に宛てられたメッセージと勘違いした。
などと思いました。
色々と謎解きを考えさせられます。
序盤のスケールの大きい書き出しから反抗作戦、そして勝利までの道のりが壮大でした。
その後の、兄貴と弟分の会話が、俗っぽくてそのギャップが面白い。
しかし、太陽と大気がなくなったら、これは人類は勝利はしたけど、パチンと突然切られたら生きていけないなと思いました。
作者からの返信
kouさま。
すす、すごい……大力作のコメント、ありがとうございます!
なるほど、請求の宛先は人類ではなく、先住の異星人!
わたしもそこまで考えておりませんでした。
わたしはなんとなく、ガイアというか、地球生命全体がふわっと契約むすんで、ふわっと忘れてたぐらいのイメージでした。
すばらしいご発想、展開力……!
楽しませていただきました。
ありがとうございました。
発想が面白くて良かったです。スケールが大きい。