物部と土師

 薩夜麻さちやま率いる筑紫軍は北に進み、現代の博多である北の港を目指した。

 本来なら北の港も筑紫氏の領地なのだが、現在は朝廷が支配している。


 百年以上前、薩夜麻の祖先である筑紫つくしの 磐井いわいという男が兵を起こし、朝廷に反旗をひるがえすという事件があった。朝廷は大将軍を二人も派遣して、筑紫氏の討伐に全力を注いだという。


 筑紫軍と朝廷軍はこの地で激しく争ったが、朝廷軍の大将、物部もののべの 麁鹿火あらかびが筑紫 磐井を破ったことで、反乱は収まった。

 筑紫 磐井は戦死、その息子は死罪をまぬがれたが、免罪の代償として北部一帯を朝廷に召し上げられてしまった。


 以後、外交と交易の重要拠点である北の港は、多くの利益を生んだ。もちろん朝廷がここを手放すはずもなく、今でも筑紫氏の人間はおおっぴらに港を出入りできない。


 ゆえに筑紫国の支配権は、北と南の二つに分けられる。


 筑紫南部の人間は筑紫氏に好意的だが、北部の人間は筑紫氏を警戒している。北の港に派遣されている朝廷の官吏ともなれば、半ば敵視しているといっても過言ではない。




「若、そもそも俺たちは港に入れるのか」




 博麻もこの歴史事情を知っているため、薩夜麻と同じように懸念していた。




「正直、私もわかりません」




 薩夜麻は首を振った。




「最後に筑紫氏の当主が港に入れたのは、だと聞いています。港を守る人々が許して受け入れてくれるか、あるいは、今回も反逆者の末裔として白い目で見られるか」

「……何代も前の人間がやったことが、まだ尾を引いているとは」

「朝廷の人間はもちろん、北部の民にとっても無視できない歴史です。私の祖先が北部で起こした戦のせいで、両軍ともに多くの犠牲が出て、民を苦しめたのですから」




 そう語る薩夜麻の顔は暗かった。

 彼もこれらの事情を頭で理解しているが、それでも厄介なことに変わりはない。


 数日かけて平野を進み、ようやく港町が見えてきた。


 町の外からでも、町の中の様子がわかる。いくつもの陣営が建てられ、そこに各豪族の兵士たちが駐屯している。

 兵士たちの装備は様々で、農民に最低限の武装をさせただけの隊もあれば、全員もれなく物々しい鎧をまとっている隊もある。


 博麻たちは小高い丘に上り、港町をうかがっていた。




「あれは全部、朝廷の軍か?」

「いえ、まだ朝廷軍は到着していないでしょう。あれは地方豪族たちの軍です。装備が統一されておらず、お互いの陣営を侵さないようにしています」

「……あれだけよそ者の軍がいるのなら、俺たちも大丈夫だと思うが」




 博麻の言葉に、薩夜麻は少しだけ明るい顔になった。




「ラジン、行くぞ」




 ラジンは隊から離れた場所で剣を振っていたが、博麻が声をかけると戻ってきた。

 彼女が戻ってくると、薩夜麻の周りにいた数人の兵が身を引いた。


 この数日間で、ラジンは他の兵から距離を置かれていた。


 顔立ちは整っているが、左頬の刺青のせいで人が寄りつかない。その上、無口で、武器の扱いにも長けているので、なんとも薄気味悪い少年だと周りは思っている。


 しかし、これも予定通りだ。戦となれば女に飢える人間が出てくる。たとえ味方でも無闇に女だと知られたら危険なので、距離を置かれるほど好都合だった。




「ウン……じゃなくて、ラジン」

「なに?」

「わかっていると思うけど、隊から離れすぎないように気をつけてくれ。なるべく私も、君が安全でいてほしいから」

「承知しました、若さま」




 ラジンは薩夜麻に一礼してから、博麻のそばに立った。博麻以外の人間とは、あからさまに壁を作っている。


 今のところ彼女の行動は、隊から離れて黙々と鍛錬しているか、博麻と静かに会話しているかの二つだ。

 そもそも彼女本人に隙がなく、その上で博麻が目を光らせている。女と知られることはそうそうないだろう。


 筑紫軍は丘を下り、川に沿って港町を目指した。


 町に近づくにつれて、陣幕が多くなっていく。おのずと他の豪族たちが率いる兵士が周りに増える。


 よそから来た豪族兵の視線は様々だ。純粋な興味を向ける者もいれば、自分たちよりも弱そうだと侮る者もいる。

 中にはいきなり小突いて挑発してくる兵士もいるため、しばしば喧嘩が起こることもある。


 馬で先頭を進む薩夜麻は、なるべく周りの兵に目を向けず、町へ至る道だけを見る。


 元から筑紫氏は嫌われている上に、争いごとを起こせば面倒なことになる。たとえこちらに落ち度がなくても、その現場を朝廷の人間に見られてしまえば、厳しい懲罰もあり得る。


 頼むから何事も起きないでくれと、馬上の薩夜麻は願うばかりだった。


 一方、博麻とラジンは、隊の最後方を歩いている。休憩中ならばともかく、博麻は罪人という身分であるため、薩夜麻の隣を歩くことを許されていない。




「離れるなよ、ラジン」

「うん」

「何かやられても、多少は無視しろ」

「わかってる」




 二人は歩きながら、小声で示し合わせた。

 最後方にいる二人は、周りの豪族の兵から注目されている。黙って歩いているだけだが、二人だけ変わった装備をしており、何より頬にある刺青が目立っている。


 二人のそばを歩く筑紫兵たちは、揉めごとを起こすのはこの二人しかいないと思っていた。

 町に着くまで彼らも気が休まらなかったが、それは杞憂に終わった。周りにいた見知らぬ豪族兵たちも、博麻とラジンには近寄りがたいものを感じていた。


 町に着くと、そこは柵に囲まれていた。


 この柵はここ一年以内に建てられたものだ。表向きは賊や罪人が港町に入らないようにするためだが、その実体は別で、百済の避難民が各地に散らばらないようにするための柵だと言われている。


 町を出入りする関所は三つあるが、薩夜麻の隊は一番大きな南の関所に着いた。


 その関所は開放されているが、十人の番兵がいる。そのうち半分は、関所を通行したい民や商人を呼び止め、手続きを行っている。残る五人は槍を立て、周りに目を光らせている。




「ここで止まれ。出身と名をうかがいたい」




 一人の番兵が、馬に乗った薩夜麻を呼び止めた。

 わずかにためらったが、息を整えて声を張った。




「私は筑紫氏の当主である海麻呂うみまろの三男、名を薩夜麻さちやまと申す」




 薩夜麻の名乗りは、少し離れていた番兵たちの耳にも届いた。他の通行人に応対していた番兵も、会話を止めて薩夜麻のほうを見てきた。




「筑紫氏か……」




 見定めるような目で見てくる番兵に、「何か問題でも?」と言い返した。




「白々しいことを。ここで筑紫氏がどう思われているのか、知らないはずがない」




 番兵はあからさまに厳しい態度をとる。

 はるかに上の身分の薩夜麻でも、この港町では丁寧な扱いを受けられないようだ。




「私たちは朝廷の御命令に従い、兵を集め、ここに参上しました。過去にどのようなことがあろうと、命令を守った私たちが非難される筋合いはない!」




 いっそう声を張り上げると、目の前の番兵がたじろいだ。




「通してもらいます」

「ま、待て!」




 なおも番兵は行く手をさえぎった。近くで見ていた他の番兵も、前に出た薩夜麻を囲むように動いた。




「なぜ止めるのですか」

「まさか全員で港に入るつもりか」

「当然です。これから陣営を建てて、船造りに入るので」




 薩夜麻は一度振り返り、それから番兵のほうに顔を戻した。




「私たちは三百人しかいません。他の隊と比べて少数でしょう」

「しかし……」




 今度は番兵が、後ろの港町のほうを見た。

 いつの間にか、町の中にいる者たちが集まってきていた。柵のすぐ内側に立ち、薩夜麻と番兵のやり取りを物珍しそうに見ている。


 町にいるのは兵士、水夫、商人など軍の関係者がほとんどで、農民の格好をしている人間は見当たらない。彼らもどこかの豪族の軍勢だが、その装備は筑紫隊より明らかに立派だ。




「筑紫の末裔か」




 開いたままになっている関所の奥から、鎧を着た男が出てきた。


 男は背が高く、体つきも太い。それだけでも威圧感があるが、加えて目つきは冷たく、感情の起伏がわかりづらい顔をしている。あごの輪郭も大きく、ひげを生やしていないため、無表情な土偶のような男だ。




「遅れて来ておきながら、全員を町に入れろとは身勝手が過ぎるのではないか」




 呆れた様子の男に、薩夜麻は問いかけた。




「あなたは?」

「私は物部氏の末席、麁鹿火あらかびより八代の子孫、物部もののべ くまだ。皇太子殿下の命により、この港を守護している」




 男の名を聞き、筑紫の兵たちがどよめく。豪族に詳しくない農民生まれの者ですら、物部氏という名は知っていた。


 最後方で聞いていた博麻は、面倒なことになったと思った。




「おじさん、あの男は?」




 隣のラジンが小声で尋ねてきた。




「物部氏の将だ。古くから朝廷の側近の家系で、かつて筑紫氏を討伐した大将軍、麁鹿火の子孫を名乗っている」

「その大将軍の子孫だと、わざわざ名乗ったの?」




 ラジンはため息をつき、ずっと前方に見える物部を見た。




「同じ国に生まれたくせに、そんなことが大事なんだ」




 同国人で争う愚かさを、ラジンは身に染みて知っている。

 物部が薩夜麻を快く受け入れず、それどころか排斥するかのような態度をとっていることに、思わず失笑した。




「物部どの、今こそ倭の人間が力を合わせる時です。過去よりも、これからが大事ではありませんか」

「過去から学ばぬ人間は信用ならん。筑紫氏というからには、筑紫 磐井が朝廷軍に何をやったか知らぬわけではあるまい」




 薩夜麻の顔に緊張が走る。


 物部は辺りを見渡した。筑紫兵や己の兵だけではなく、周囲に集まってきた民や商人、他の豪族兵たちにも聞こえるように声を上げた。




「かつての反逆者、筑紫 磐井の悪行は比類なきものだ! 朝廷の命に背き、刃を向けて大地を荒らしたのは言わずもがな、百済から送られた船を捕らえ、海路を塞いだ。当時の百済も新羅と争い、倭に救援を願っていた。

 筑紫 磐井が起こした乱は、朝廷の派遣した救援軍の進路を阻み、多くの倭人、百済人を苦しめる元凶となったのだ!」




 物部の語りに、多くの人間が息を呑んだ。

 この過去をおぼろげにしか知らなかった者もいた。また、知ってはいても忘れ去っていた者もいた。


 そんな彼らの目は、筑紫の兵たちに向けられる。敵視とまでは行かなくても、はたしてこの筑紫の兵は、信用できる味方なのかと疑い始めた。




「筑紫どのよ、まずは町の外の守りに就き、信用を得られよ。そうでなければここに入れるわけにはいかない」




 物部の考えは一見正しいが、薩夜麻にとってはたまったものではない。

 朝廷軍が到着し、百済へ向かうまで日にちが限られている中、薩夜麻は急いで船を造らせなければならない。そのためには一日でも早く港に入る必要がある。




「そんな横暴な要求は飲めません! 私たちも同じ倭軍の一員です!」




 薩夜麻が拒否すると、柵の内側にいた物部の兵たちが笑った。




「貴様、自分が我らと同席だと?」

「反逆者の子孫が、何様のつもりだ!」




 自分たちは港に入ることを許されたという想いからか、防護柵があるという優越感からか、物部の兵は手近にあったものを投げつけてきた。石や泥、材木が薩夜麻たちに降り注ぎ、中には馬糞などの汚物も混じっていた。


 あまりの扱いに怒る筑紫兵だったが、すぐさま反撃というわけにはいかず、身を屈めてしのごうとした。




「うっ……」




 先頭にいた薩夜麻に汚物が降りかかった。とっさに腕で顔を覆ったが、腕と上半身にべったりと付着した。

 馬上の薩夜麻に汚物が命中したのを見て、兵士だけではなく、水夫や商人もわっと笑い声を上げた。


 その直後、笑っていた兵士の顔に石が直撃した。体は後ろへ吹き飛び、地面に倒れた頃には、白目を剝いて痙攣していた。前歯は折れて、鼻から血が噴き出している。


 水を打ったように静かになった。柵の内側からの投擲は止み、お互いをののしり合う声も収まった。


 筑紫の兵たちも驚いていたが、彼らは一足早く、石を投げた張本人に気づいた。


 左右に分かれた筑紫兵の奥から、博麻とラジンが出てきた。

 二人のうち、石を手に残しているのはラジンだった。薄々わかっていたが、先ほどの一投は博麻が投げたものだった。




「なんだ、石ころ合戦はおしまいか」




 静まった兵たちに博麻は声をかけた。

 多くの兵士から敵意を向けられても、博麻とラジンは平然としている。




「兄貴、私は良いので……」




 薩夜麻はなだめようとしたが、二人は引き下がらない。

 博麻が怒るのは当然だが、ラジンもいつになく険しい顔をしている。




「寄ってたかって石を投げ、味方を弾き出して楽しいか。朝廷に任された人間は小物しかいないのか」




 そう語るラジンの目は、将である物部に向けられている。

 物部は黙ったままだったが、自分たちの将を小物と言われたことで、彼の兵たちの目の色が変わった。




「小僧が……!」




 気絶した仲間を心配していた兵士が、拳を握って立ち上がる。

 それを見たラジンは即座に石を投げ、兵士の膝に命中させた。




「ぐわあっ! あう、ぐうううっ……!」




 鎧で守られていない膝を砕かれ、兵士は痛みにもだえ、転げ回った。




「お前ら、やっちまうぞ!」




 二人も続けてやられたことで、柵の内側にいる兵士たちに火が点いた。

 兵どうしが直接ぶつかるのはまずいと、薩夜麻と物部が声を上げて止めようとする。




「待てやあ!」




 突然、辺りを震わせる大声が響いた。


 再び兵たちは静まるが、今度は物部の兵が左右に分かれ、奥から別の集団が出てきた。その集団は他の豪族兵で、先頭を歩く巨漢が将のようだ。




「物部よお、何やら面白そうなことをやっとるなあ」




 楽しげな口ぶりで話す巨漢に、物部は顔をしかめた。




「なあ、わしらも混ぜてくれんか」

「黙っていろ、土師はじ




 土師と呼ばれた巨漢は、物部の肩に肘を置き、「つれないのお」と言った。

 そこで博麻たちは、土師の背丈がいかに大きいか理解した。


 物部もなかなか上背のある男だが、土師はさらに頭一つ分大きい。それに加えて、肌は日に焼け、体の分厚さや腕の太さが凄まじい。作業しやすい薄手の服を着ているため、それらのたくましい筋肉は一目でわかる。




「こいつらの何が気に食わん? これから海を渡り、同じ釜の飯を食う仲間や」




 物部は土師の肘をふり払う。




「馬鹿も休み休み言え。筑紫氏には前科があり、それどころか今の海麻呂の代になっても、筑紫国の北部の支配権を取り返そうと、あの手この手で策を講じてきている。その息子が兵を率いてきたのを、素直に味方だと受け入れるはずがない」


「そんなもんお互いさまや。誰だって自分らが奪われた側だと思って動くものじゃて」


「当事者ではないから、そう言えるのだ」


「かかかっ、お前らがこの港を譲らなかったのも、自分らは磐井の乱にやられた側だと思っとるからじゃ。殴り合う子どもは、相手にやられたから手を出したと言い張るんや」




 白い歯を見せて笑う土師を見て、この男は見た目より賢いぞと博麻は思った。




「やれやれ、出雲いずもから遠路はるばる来たっちゅうのに、子どもっぽい喧嘩の仲裁をさせられるとはなあ」




 あおるような口ぶりだったが、この時の土師は本気で呆れていた。




「おい、横から出てきておきながら、なんだその言いぐさは」




 物部のそばにいた兵が、土師の胸ぐらをつかんだ。

 土師の後ろにいた兵たちも殺気立つが、物部の兵はおさまらなかった。




「出雲の田舎豪族がでしゃばるな。お前もここから追い出されたいか!」




 胸ぐらをつかみ、兵が怒鳴った。

 土師は面倒そうな顔をしてから、兵の頭にそっと手を置いた。


 あっと周りから声が上がった瞬間、兵は真上から押しつぶされる。首、腰、膝が土師の腕力に耐えきれず折れ曲がり、強制的に地面に叩きつけられた。




「寝ておれ」




 泡を吹いて倒れた兵士にそう言い捨ててから、物部に向き直った。




「名門は苦労が絶えんのう。人が多くなれば、それだけ枝葉が腐りやすい。自分まで偉くなったと勘違いして、この様ではなあ」




 物部の目つきが鋭くなる。次々と部下が醜態をさらしたこともそうだが、物部氏の家名を哀れに思われたことが許せなかった。




「次はない。いい加減に引き下がれ、土師」




 冷たい声で物部は通告したが、土師は首を振った。




「そうはいかん。動機は違えど、わしも筑紫の隊を見定めるつもりで来たからな」




 土師は続いて、薩夜麻に目を向けた。




「薩夜麻といったな。お前さんとその部下が、背中を預けられる人間か知りたいんや。こっちとしても、使えない新入り部隊なんぞ港に入れたくないからな」

「なるほど、力を見せつけろということですか」




 薩夜麻が答えると、土師は目を輝かせた。




「早い話がそういうこっちゃ。どうや、いっちょやってみんか」




 土師と薩夜麻で示し合わせたところで、物部が口を出した。




「待て。勝手にことを進めるな」

「そうや! せっかくならお前も混ざらんか?」

「なんだと」




 物部が目を丸くした。




「立て続けに部下が恥をさらしたんや。お前もそろそろ口以外に何か出さんと、示しがつかんやろ」




 物部は舌打ちしたが、この提案を嫌だとは言わなかった。




「決まりやな」




 にいっと土師が白い歯を見せて笑い、この場に集まるすべての人間に向かって叫んだ。




「さあさあ、これより始まるは三つの氏族の力比べ! 男ならば寄って見いや!」

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