第3話 達成感とその果てに
一瞬、戸惑っていたあゆだったので、
「ああ、余計なことを言ってしまったのかな?」
と思い、
「いや、いいんだ」
と気持ちを否定しようと思ったその時、
「いいわよ」
と、あゆから返事が来た。
遠山は礼儀として、あゆに自分の携帯電話の番号を教え、掛けさせた。もちろん、最初は非通知でいいということを言っておいてのことであるが、どちらも、ネットで相手と電話でつながる時の礼儀であった。
「それじゃあ」
ということで、そうやって、非通知であゆから、電話がかかってきた。
「よしひこ?」
と聞かれたので、
「あゆだね?」
と優しく答えた。
あゆの声は、想像していたよりも、低い声で、ハスキーだった。もちろん、緊張からか、声が若干上ずっているのは仕方のないことであったが、それ以上に抱きしめたい気持ちになっているのも事実だった。
一瞬、
「やっぱりおばさんなんだな」
と思ったが、上ずった声に吐息が混じっているのを感じると、ゾクゾクじたものを感じた。
その瞬間、
「ああ、電話で話せてよかった」
と思ったのだが、それは、自分が年下であるにも関わらず、文字の時はあれだけ甘えた感覚になっていたのに、電話ともなると、こちらの方がまるで年上であり、
「自分を慕ってほしい」
あるいは、
「甘えてほしい」
などと考えている自分に気づいたのだ。
チャットでの自分が、本当の自分ではないことに、その時初めて気づいた。だが、年齢や経験値から考えると、完全に二人の関係は、
「純真無垢な男の子を、主婦のお姉さんが、優しくしてあげている」
という感覚で、そのシチュエーションに、酔っていたのだ。
これは、遠山だけではなく、あゆの方も同じだったに違いない。
特に遠山は、ゾクゾクする感覚が、文字だけの会話だったので、きっと伝わっていないということにホットしていたのだ。
だから、電話で話すなどという大それたことを考えもしなかったのだ、
だが、いくら文字による会話であっても、情が移るというのか、次第に文字だけでは我慢できなくなってくる自分に気づいたのだ。
それでも、電話に踏み切れなかったのは、自分が想像している甘い感覚が、壊れてしまったらどうしようという思いがあったからだ。
声が想像と違っていたり、会話をしていて、彼女の話し方が、淡泊だったりすれば、幻滅してしまい、これまでネットで築き上げてきた、ネットの世界の中の自分をも、否定してしまうのではないかと思ったのだ。
そう、ネットにおいての自分は、後戻りをする自分ではない。一歩踏み出したら、先に進むしかないと思っていたのだ。
そもそも、遠山は、リアルな生活の中でも、
「後戻りなんかできないんだ」
と思っていた。
中学時代から、高校時代、そして大学時代と、それほど変わってはいない性格であるが、決して後戻りはしていないと思っていた。
その間に、子供から大人になった。それだけでもすごい成長だと思ったのだ。
成長というのは、男の子にとって、いかにすごいものなのかということを大学に入るまで分からなかった。
しかし、それを教えてくれたのが、ネットの世界で、バーチャルがこれほど今まで自信のなかった自分に自信をつけてくれるかという感覚を持ったことで、余計に、ネットでの後ずさりは許されないと思うのだった。
主婦であるあゆに対して、一歩踏み出した遠山は、後ろに下がることはできないと思うと、緊張と興奮で、我を忘れてしまっているのが分かるのだった。
「ねえ、もっとお話しして」
と、あゆは言った。
最初は何を言っていいのか分からなかったが、ここまでくると開き直るしかなかった。そもそも、声を聴きたいと言い出したのは自分ではないか。今さらそれを否定することは許されない。
「うん」
というと、結構開き直った気分になった。
何を話していいのか分からなかったが、遠山はまず自分のことを言わなければいけないと思った。
中学時代、高校時代と何も経験してこなかったこと、もちろん、文字では話していたが、実際に声にすると、どんどんと会話ができてくる気がした。それを固唾を呑むかのように、彼女の息遣いが感じられた。
「俺って、こんなに話始めると、マシンガンのような話し方になるなんて、思ってもみなかった」
と感じた。
それは相手が、あゆだからなのかどうか、その時は分からなかったが、一旦会話の堰を切ってしまうと、時間を忘れたかのように、会話が盛り上がってくるのだ。
会話が途絶えると、待ってましたとばかりに、あゆも話始める。
これも彼女が文字にしてくれていたことなので、百も承知だと思いながらも、自分だって、文字にしたことを上書きするかのように、声でも伝えているではないか。だから、その時のあゆの気持ちもわかったし、声にすることがどれほど大切なのかということも分かったのだ。
声にするということは、抑揚をつけるということで、感情があらわになることである。文字は文字で、想像や妄想をするという意味で、大切なことだとも思う。そもそも、文字での会話があったからこそ、仲良くなれた人もたくさんいて、今でも、仲良くなれたことを、まるで奇跡のように思っているくらいだった。
そういう意味では、
「この時代に生まれてきて、よかったんだろうな」
という思いと、逆に、
「この時代に生まれていなければ、最初から、会話ができていたのかも知れないな」
と感じたのは、
「もう二十年くらい早く生まれていれば」
という発想を思った時のことであった。
生まれた時期をいい悪いで判断するのはいけないことなのかも知れないが、歴史を勉強していると、生まれた時期が違っていればということもハッキリしていて、思い知らされることも結構あった。
特に戦国時代などで、よく言われているのが、
「伊達政宗が、もう二十年早く生まれていれば」
ということを聞いたことがあった。
彼が歴史上登場してきた時期は、すでに秀吉が天下を握っている時期で、今さら反抗することはできなかった。
しかし、彼がまだ信長存命くらいの頃に歴史に登場していれば、東北を平定し、関八州の北条と手を結び、関東に一台勢力を築いていて、歴史が変わっていたかも知れないという考え方である。
伊達政宗という男は、伊達者という言われ方もしていて、それでいて、戦上手でもあった。
だから、群雄割拠の時代に登場していれば、大旋風を巻き起こしていたに違いない。
歴史に、
「もし」
という言葉がないと言われているが、そんな「もし」を研究するのも、結構楽しいものだったりする。
そういう意味で、遠山がこの時代に生まれてきたのは、何か意味があるとも思えた。
ただ、歴史というのは決まっている事実であり、過去や現在はおろか、未来も変えることができないと考えると、
「俺は、この時代において、泳がされているだけなのかも知れない」
と思うのだった。
何を考えて、どのようにしようとも、最初から答えのある方に導かれただけのことであって。導き出される結論はすべて決まっていたことなのだ。
「ねえ、この出会いって、本当にいいことなのかしらね?」
と、一瞬、あゆはそういったが、心の中で、
「自分が何をどう決めて行動しようとも、最初から決まっていることで、運命には逆らえないのだ」
と思うと、相手に何と言われようとも、
「うん、その通りだね」
としか答えられないのだ。
「相手の運命も自分が握っている」
などというおこがましい考えも、結局は歴史の事実というものに、導かれるだけなのである。
「歴史の事実って何なのだろう?」
と考える。
前に進むことしかできない時系列がすべてともいえる歴史には、たくさんの人がかかわっている。
そして関わっては消えていき、またかかわってくるのかも知れない。
そういう意味で、歴史とは、どこまでをいうのだろうか?
「世界の歴史? 日本の歴史? それとも、自分個人の歴史になるのだろうか?」
そんなことを考えていると、
歴史が自分たちに与えるものが何なのか、考えてしまうと、
「歴史をもっと勉強しておけばよかったかな?」
と思った。
そして、歴史に思いをはせていると、
「勉強の原点は歴史なのかも知れない」
と感じた。
歴史が我々に教えてくれるものは、果てしなく広い範囲なのではないかと思う。
歴史が、前しか向いていないもので、しかも、それは一定の決まった間隔で動いているものだ。
それを思うと、アナログ時計の音が耳についてくるのを感じる。
ほとんどがデジタル時計になっている時代だからこそ、骨とう品と言われるようなものが重宝されるのではないかと思うのだった。
アンティークショップと呼ばれる店は、今の時代の最先端を行っている通りなどのはずれにあったりするが、そんな店は、結構流行っていたりする。冷やかしの客も多いのかも知れないが、レジに行く客も結構いる。
それを見ていると、
「歴史を感じるな」
と思わせるが、それを感じるようになったのも、大学に入ってからだった。
それだけ、自分の気持ちの中に余裕のようなものが出てきたからではないかと思うのだが、その次に待っていたものが、バーチャルの世界だなどと、その時はまったく考えていないことだったのだ。
そういう意味で、あゆと知り合ったのも、
「知り合うべくして知り合った相手だ」
と言えるのではないだろうか。
そして、同じことをあゆも思ってくれていると思うことが、人生の先を進むことへの活力になると思っている。
大学に入ってから、この、
「人生の活力」
というものを、遠山は、
「時系列がすべての、自分の中の歴史の節目に当たるのだ」
と感じていたのだった。
自分にとって、あゆとの話は、電話をすることになって、異次元の感覚が頭の中にあった。
それは四次元という発想ではなく、二次元と三次元、平面と立体の感覚だった。
「リアルが今自分が感じている立体の三次元で、ネットの世界が平面の二次元だったような感覚」
というものだった。
本来の姿になったということを理解はしていたが、それをどこか認めたくない自分がいて。最初は、
「ネットの世界を三次元に見立て、そして、リアルな世界が四次元である」
というかのように感じたのだ。
本来の今の世界を、ネットの世界にかぶせて考えると、さらに、その先の発展形があるように思い、それがネットの世界だと思うと、電話などをすることで、発展してくると、そこが異次元の世界に入り込んでいくような気がするのだった。
しかし、その異次元というものが、本当に発展形なのかというのは疑問が残るところであった。
そして考えたのが、
「本当は発展形だと思っているのは、実は二次元の世界なのではないか?」
と感じるもので、ネットの世界が今の世界であり、今の世界を二次元ではないかと思うようになるのは、おかしな考えであったが、なぜかそう感じた。
そう感じたことで、電話でのやり取りが、何か虚しさを感じさせるのだ。
その思いがどこからくるのかというと、
「発展形だと思っていると、その発展先は無限である」
という思いである。
最初は、ネットだけの声でよかったものが、
「声を聴きたい」
ということで、電話で近づきになることができた。
要するに、自分の願望が達成された瞬間だった。
だが、一度その達成感に支配され、満足を覚えてしまうと、まだ先に何かがあり、
「ここで終わりではないんだ」
と思うと、さらに、その先を追及してみようと思うのだ。
そうすると、今度は、
「会ってみたい」
と思うことだろう。
お互いにそれくらいのことは、思っているとは思う。
そうでもなければ、電話だって怖いはずだ。慎重に考えるひとであれば、
「一旦、タガが外れると、そこから先、歯止めが利かなくなるのが怖い」
と思うに違いない。
そんな電話をしていると、声は次第に甘えてくるのが分かってくる。そのうちに、どちらからともなく、
「会いたい」
と言い出すことだろう。
最初は、
「自分からはなるべく言いたくない」
と思うことだろう。
自分から言ってしまうと、自分が開いた扉に責任を取らなければいけなくなるし、さらに、相手に言わせた方が、興奮するという考えがあるからではないだろうか。
遠山はそのことを分かっていたので、
「決して自分からいうことはない」
と思っていた。
しかし、相手は女性である。女性がそこまで思い切ったことをいうだろうか? しかも、相手は既婚者だ。それを口にするということが、自分を修羅の道に追い込むということを分かってのことであろう。
「まあ、会いたいというくらいであれば、そこまではないかも知れないが」
と感じたが、一つタガが外れると、あとは歯止めが利かないのではないか? と思うのも無理もないことだろう。
そんなことを考えていると、次第に気持ちが冷めかかっていることに気づいた。
「どうせ、相手は主婦なんだ。自分との会話から現実に引き戻されると、もう僕のことなんか頭にないほど忙しいのかも知れないな」
と感じたのだ。
そのうちに、あゆは忙しくなったのか、電話もそうだが、メッセンジャーにも来なくなった。
メールでは、
「どうしたんだい? 忙しいのかな?」
と聞いてみたが、一度だけ、
「ええ、少し忙しくなっちゃって」
という返事が返ってきたが、次からは返事がなかった。
そのうちに、遠山も返事をしなくなり、少し距離が遠ざかっていった。
そんな状態になってくると、遠山は次第に不安が募ってくる。そしてその不安というものが、
「寂しさからきているものなのだろう」
という思いのはずなのに、それが次第に疑問に感じてくるようになってきた。
「寂しさじゃなくて、自分が深みに嵌っていくことが怖いという感覚になってきているからではないか?」
という思いが強くなってくると、
「このまま、自然消滅というのもありではないか?」
と思うようになってきた。
そんな時、相手から連絡があると、今度は、
「自然消滅でいいなんて、なんて愚かなことを考えてしまったのだろう」
と、少しでも彼女に疑問や不安を感じたことが恥ずかしくなった。
「あゆは、リスクを押してまで、連絡をくれたというのに、何を俺が一人で怯えているんだ。男として恥ずかしくないか」
と思うようになると、あゆに対して恥ずかしいという思いと、自分に対しての情けなさで、
「今後は決して、気持ちが揺らぐことがないように」
と感じるようになるのだった。
この思いは、自分がまだ女性を知らないということが負い目になっていたのもあるだろう。
その思いがあるからこそ、
「こんな俺にでも、あゆは優しくしてくれる」
と思い、相手がいくら年上だといっても、男として、しっかりしないといけないところはしっかりしようと思うのだった。
自分よりも年上の女性が、こちらに対して、最初は、
「忙しい」
と距離を遠ざけた。
そして、こちらが諦めかけた時を見計らって、また連絡をくれた。これを運命だと思うのか、それとも、相手が百戦錬磨で、
「こうすれば、しょせん童貞なんだから、こっちのいいように操ることだってできるんだわ」
と考えていたということを考えるかは、その時の心境にもよるだろうが、どこまで自分が開きな売れるかが問題である。
その開き直りも、
「今であれば、以前の状態に戻れる」
というものか、あるいは、運命を感じたことで、
「ここまで思ったのであれば、ここからは、もう引き返すことはできあい」
という思いのどちらかではないだろうか。
その時の遠山は、正直、後者だったような気がする。
「俺は、もう舵を切ってしまったのだから、あとは突き進むしかない」
という意味での開き直りだった。
だが、心のどこかで、
「いつでも前の状態に戻れないことはない」
という一縷の望みのようなものを捨てていなかったのも事実であった。
前の状態に戻れるだろうという思いが心のどこかにあれば、いくら開き直っているとはいえ、本当の覚悟ではないのだ。その思いを覚悟だと勘違いしてしまっていれば、先に見えるものは、いばらの道しかない。どこまで分かっているかは分かるはずもないところまでのめりこんでいたが、引き返そうという気持ちは毛頭なかったのだ。
だからと言って、
「不倫をしよう」
などとは思わなかった。
最初は、
「一度の過ちでもいいから、このお姉さんに男にしてもらいたい」
と真剣に考えていた。
ただ、そう思ってしまうと、あゆに対して、身体だけが目的だったということを、自らが認めてしまうかのようで、それが嫌だったのだ。
そんな時、あゆからの連絡は、
「ごめんなさい。連絡が遅れてしまって。でも、私はいつもあなたのことを考えていたのよ」
というものであった。
考えようによっては、彼女の言い訳に聞こえなくもない。最初は、不倫に繋がるかもしれないということを恐れて連絡を入れなかったのかも知れないが、我慢できなくなって連絡を入れてきたが、果たして、どういえばいいのかを迷っていたことだろう。
あまり連絡がないことで、他の女性に目が移ったり、自分を諦めようという、あゆにとってのネガティブな発想を考えると、
「とにかく、謝る」
という発想が頭にあった。
ただ、謝るだけで許してもらえなかったり、気持ちが離れている人に対して、どうすればいいかとなると、相手にドキッと感じさせる言葉が必要になる。そして、それが同時に言い訳であれば、その気持ちが間違っていないということを示さなければいけない。
そう思うと、このような言葉が自然と出てきた。
それが、あゆという女の本性であり。そんなところに、遠山は無意識であっただろうが、惹かれたに違いないのだった。
遠山はそれを見て、
「あゆの言い訳ではないか?」
ということが頭をよぎったが、それ以上に、言葉に対しての興奮を抑えることができなくなってしまっていたのだった。
「うん、分かったよ。これからもよろしくね」
と、いう、少し短めの文章になったのは、必要以上に書いて。こちらの気持ちを見透かされ、相手にマウントを取られるようなことはしたくなかったという思いが強かったのではないだろうか。
そう思うと遠山は、それまでの離れていた時間が、何かによって埋められたという気持ちになった。
まるでタイムマシンに乗って、その間の時間をワープしたかのような感覚である。
そうなってくると遠山は、もう突き進むしかなくなってしまった。
ただ、その気持ちこそ見透かされてはいけないことである。そう考えると、
「あの短い文章で、気持ちを曖昧にさせるしかない」
のであった。
だが、それが、今度はあゆを不安にさせる。
あゆの方は一度節目に立ち止まって考えることができたが、この間に、遠山が何を考えていたのか分からない。
別れるということを前提に頭が回っていたのか、それとも、彼もあゆのように、その時、自分の態度をどうしようかと同じようなことを考えていたのかが問題であった。
もし後者だったとすると、
「彼も自分と同じことを考えていると思うと、それこそ運命なのだろうと思って。突っ走るしかない」
と考えたことだろう。
あゆは、年齢的にも上であるし、結婚経験もある。相手は学生で、しかも童貞だ。それを思うと、圧倒的に判断能力に長けているのは、あゆの方である。
自分が主導権を握ることは難しいことではないが、その分、全責任は自分に引っかかってくる。
もし、これが破局して、その状態を周りの人が周知だということになると、すべての責任は、あゆだということになる。
「童貞で、まだ学生の男の子を、主婦の欲求不満のはけ口として、誘惑した」
ということになり、あゆは、四面楚歌に陥ることだろう。
離婚は当然のこと、仕事も辞めなければいけない。再就職もまともにできないだろうし、何よりも、
「若い青年を誘惑した、淫売婦のような女」
と言われても仕方がないように思えたのだ。
そして、問題は、
「やめるとすれば、どこでやめるか?」
ということである。
お互いに傷つかないで済む段階は通り過ぎているような気がする。となると、どちらがどのように切り出すかが問題である。
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