青空はソーダに溶けて綿雲は気泡と成《な》りしラムネ瓶持つ

 青空はソーダに溶けて綿雲は気泡とりしラムネ瓶持つ




 ラムネ瓶を持つたびに、この歌に書かせて頂いた思いに駆られる私です。


 夏の素敵な大空の、そのときにしか見ることが出来ない、キラキラと煌めき、輝き、瞬く風景を。


 ラムネ瓶は、青と白の美しさが色褪せないように、この時代ときを、この一瞬を。


 その身体いっぱいに、ギューッと詰め込んでいると思うのです。


 だからラムネ瓶は永遠に私たちを魅了する。


 私にはそう思えてならないのです。

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