第44話 狙われてるのは誰?

男爵令嬢の話にでてきたイケメンの旅人とリトラーゼ公爵令嬢を名乗る女。


名乗る女は、あの別荘を占領していた女の娘だ。


殿下からの手紙では、足取りを追っているが見つからないので用心するようにとあった。


一度、王都に戻ろうとキッドに言われ、王都へ戻ってきた。


お父様にあの女の娘の話をする。

至急、調査してくれることになった。


イケメン旅人の狙いはどこなんだろう。王家なのかリトラーゼ公爵家なのか。連れていった偽物女はどう利用するつもりなのか。


物語ではどうだっただろう?国を揺るがす陰謀なんてものはなく、王子とヒロインは幸せになりましたで終わっていたはずだ。


とりあえず、状態異常ポーションを大量日作っておこう。そうだ、局長に頼まれてる魔道具もつくらなきゃ。


『フィー』

「どうしたの?」

『局長から手紙だよ。』


局長からの手紙は、錬金術師たちが中級のポーション良の作成に成功したこと、追加の魔道具が早めにほしいことが書いてあった。


アスシオンの錬金術師たちもウリュウさんのおかげで全員中級もしくは下級が作れるようになった。ウリュウさんは上級も作れるようになった。


リトラーゼ公爵家で使用する以外の余剰分はアスシオンと領都リトラーゼで通常のポーションの4倍の金額で商業ギルドに卸すことになった。


王宮の錬金術師たちが作ったポーションは騎士団で消費するので外部には流出しない。高額設定でも裕福な商人や高ランクの冒険者なら高くてもポーション良を買うだろう。


局長は、どの呪文がどのくらい魔力が必要なのか調査するそうだ。


魔道具と状態異常ポーションができたので、王宮へ販売にいく。王宮医師の診断で魅了がでなかった件だが、診断をした王宮医師が現在行方不明になっていて、診断の正当性が問われている。


殿下は今回の件で婚約者と婚約を解消し、原因となった側近の候爵令息を解任した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る