第8話 冒険者ギルド登録
マップを展開しながら、冒険者ギルドを目指す。門番に聞いた剣と盾のマークを探す。
冒険者ギルドは門入って右側にあり、その奥に職人街がある。左側は、商人ギルドと市場や店がある。
冒険者ギルドで従魔登録と魔石や爪、牙、皮が換金しないとお金がない。
思っていたよりキレイで大きな建物の冒険者ギルドを見つけた。大きな扉を開けて、受付へ向かう。
「ギルドに登録がしたいのですが」
『登録には銀貨一枚必要ですが大丈夫ですか?大丈夫ならここに記入をして、これに血を1滴お願いします。冒険者はランクがありH〜SSまであるわ。基本、冒険者同士の争いにギルドは不介入だけど、ギルド内は先に武器や魔法を出した方が処罰されるわ。ただ、高ランク冒険者が出す威圧は対象外よ。』
「はい。」
名前は、フィリア。10歳。出身、アウロの森。職業、従魔師。魔法使い。
『出身?アウロの森?それと従魔はどこかしら。』
「はい。森で祖父と暮らしてましたが、祖父が亡くなったので街へでてきました。従魔はシャインスパイダーのシャスとファイアハムスターのファハです。従魔登録もお願いします。」
ポケットからシャスとファハを出す。
『従魔登録ね。隣のカウンターに後で行ってね。少し踏み込んだ話になるけど、どこで住むのかしら。冒険者は10歳になるから登録はできるけど、孤児院を紹介しましょうか??』
「1人で宿には泊まれませんか?売る物を売れば、森の家に帰ります。」
『泊まるのは大丈夫よ。ギルドの隣が初心者用の宿で格安に泊まれるわ。』
「ありがとうございます。森で祖父と狩りをしたものを売りたいのですが」
『従魔登録の奥のカウンターに行ってね。』
「はい。」
従魔登録は、簡単に終わった。ただ、従魔の証明に何か見につけないといけないらしい。シャスの糸で作ったミサンガをつけよう。
シャスは身体をグルっとミサンガをまわし、ファハは首につけよう。
買い取りは、少しずつ様子を見ながらにしよう。ウルフの毛皮と牙とをリュックから出す。
「これを換金したいのですが」
『シルバーウルフっ??状態もいいですね。毛皮2枚で小金貨1枚、牙が4本で銀貨80枚、魔石が2個で小金貨1枚になります。お金はどうしますか?ギルドカードに入れることもできます。露店は無理ですが、店ならギルドカードで支払いすることも可能です。』
「従魔の糸は換金できますか?」
『はい。ですが、毎回持ち込まれるなら商業ギルドのが高価格で換金できます。』
「とりあえず銀貨2枚分を銅貨でお願いします。残りはカードにお願いします。糸は、少し街を見てから考えます。」
ポケットには全部入らないので、50銅貨のみポケットに入れて、残りはとりあえずリュックへ。毛皮と牙がなくなったからリュックはほぼ空っぽなので、前に抱えるようにする。ウエストポーチに入れたいけど、オーバーオールの中だから入れれない。カードは胸ポケットへ入れる。シャスが狭そうにしてる。あとでカードを首からかけれるようにするまで我慢してね。
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