第54話 真相の告白


 重徳が生徒指導室に呼ばれている間、取り残された歩美たちは何となくといった雰囲気で彼が戻ってくるのを待っている。本来は実技の授業が開始されている時間なのだが、歩美だけではなくて梓やロリ長、そして義人までが教室に残って彼を待つつもりのよう。そこに入り口の扉が開くガラガラという音が響く。四人はてっきり重徳が戻ってきたと思って入り口に注目すると、そこには彼らにとって意外な人物が立っている。まずその存在に向かって声を掛けたのは歩美。



「彩夏ちゃん、大丈夫ですか?」


「心配してくれてありがとう。何とか立ち上がれるまでには回復できた」


「そんなこと言ったってまだ顔色が青白いですよ。無理をしているんじゃないんですか?」


 歩美の言葉通り、彩夏の顔色は極めて悪い。足取りも重たそうだし、なぜこうしてわざわざ登校してきたのかわからない程に体調が悪そう。というのも彼女はダンジョンで歩美に魔力をすべて渡してスッカラカン状態で意識を失った。その後重徳が突入して3年生に抱えられてダンジョンを脱出したものの、そのまま病院に直行。昨日の夕方に目が覚めたが、いまだに魔力が戻らずに体調が思わしくない。


 ちなみに以前地球上の大気に含まれる魔力は希薄と説明したが、それでも一晩寝ると個人差はあるが10程度は回復する。しかしこの量は聖女の彩夏にとってはフルタンクの10分の1以下にしかならない。せめて4分の1程度まで魔力が回復しないとめまいを起こしているのと似たような症状を覚えるのは当然。したがって最低でもあと2~3日は学園を欠席しても然るべき状態だと言えよう。


 それから歩美に関しては彩夏とは状況がまったく違う点も申し添えておきたい。彼女は実家の御中神社に戻った時点から体内に霊力をグングン吸収しており、現在ほとんど満杯状態。しかも昨夜はヌシサマが彼女が寝ているベッドに潜り込んできて、そのモフモフ効果を存分に発揮して精神的な疲労までしっかり癒してくれている。ヌシサマは意外な部分で役立ってくれているよう。その他にも御中神社に引き取られてから毎晩歩美から重徳への想いを懇々と聞かされてきたので、きっと今頃はネコミミにタコが出来ている頃だろう。


 それはともかくとして、彩夏はまずは歩美に一番伝えたい言葉を口にする。



「歩美、本当にありがとう。ダンジョンで気を失って病院で目が覚めたのは昨日の夕方だったんだけど、その瞬間にわかったんだ。歩美が体を張って私たちを守ってくれたんだと」


「そんな… 私は結界を張っていただけです。最後に助けてくれたのはノリ君ですし」


「ノリ君?」


 彩夏は重徳と歩美の関係については何も知らない。したがって歩美の口から「ノリ君」という個人名が飛び出てきても、それが誰のことを指しているのかもわかってはいなさそう。ついでに言うと梓やロリ長たちですら昨日重徳がついに気持ちを打ち明けて二人がキスまでしちゃったなんて知る由もない。



「実は彩夏ちゃんが気を失っている間に…」


 歩美は簡単にその後に起こった出来事を説明している。あれからしばらくして重徳が突入してきて全員が救出されたという流れをようやく彩夏も理解したよう。



「そうだったんだ。ということは正義のヒーローの四條君にもお礼を言わなくちゃいけないな」


「ああ、それななんですが… ノリ君は担任の先生に呼ばれて生徒指導室に行っているんです。私たちも早く戻ってこないかと思って待っているところです」


「そうなだったんだ。早く戻ってきてもらいたいな」


 そう答えつつも、彩夏の体調は依然として良くなさそう。そこで歩美がちょっとした思い付きを試てみることに。それはダンジョンで彩夏がしてくれたことのお返しのようなモノかもしれない。



「彩夏ちゃん、ひょっとしたら私にもできるかもしれないので試してみていいですか?」


「何を試すんだ?」


「ちょっとした彩夏ちゃんへのお返しです」


 そう言いつつ歩美は彩夏の肩に両手を置く。そのまま手の平から彼女の体に霊力が流れていくように念じると、ややあってから力の流れが感じられてくる。その異変に気付いた彩夏が…



「な、何だ、この力は?」


「霊力です。魔力とよく似ているんですよ。だからこうして彩夏ちゃんの体に注入すれば元気になるんじゃないかと思いまして」


「なんだかすごく心地いいんだけど、他人に力を渡して歩美は大丈夫なのか?」


「私は霊力満タンです。何しろ実家が神社なので」


「ああ、なんだか納得した」


 普通の人間が神社に参拝するだけでもなんだか引き締まった気持ちになったり、背筋がピンと伸びるような心地を味わうことがある。魔力が体の中を流れている状態が当たり前になっている聖女からしたら、魔力よりもさらに純粋な大地の力に満ち溢れた霊力が流れ込んでくるのは想像以上に心地いいはず。


 などと喋っている間にも、彩夏の顔色は見る見る回復していく。頬は赤みが差して力なく開かれた瞳には光が宿る。ものの3分も歩美が霊力を流しているうちに彩夏は完全復活。教室に入ってきた時とはすっかり見違えるように明るい表情を取り戻す。


 ここで二人のやり取りを見守っていた梓が…



「歩美、こちらの聖女の方はもしかしてダンジョンで知り合ったのか?」


「はい、上条彩夏さんです。二人一組を作るときにどうしようと困っていた私に自分から声を掛けてくれたんです。その後もゴブリンに囲まれてパニックを起こす1年生を懸命に励ましてくれたりして… とっても頼りになるんですよ」


「歩美、照れくさいからヤメてくれないか。改めて自己紹介させていただきます。上条彩夏です。皆さんの活躍ぶりにはずっと注目していました」


「わざわざご丁寧にありがとうございます。僕は斎藤信長。四条や鴨川さんたちと一緒に訓練させてもらっています。よろしかったら上条さんもこれから僕たちと一緒に行動しませんか?」


 突然登場したロリ長。今まで気配を隠して話を訊いていたが、これはハーレム作りの大チャンスとばかりに割り込んでくる。ここまで自らの欲求に忠実だといっそ清々しいほど。とはいえ彩夏としてもこの申し出は秘かに望んでいたよう。ロリ長の本心など知らぬままに、大喜びで返事をしてしまう。



「はい、ありがとうございます。歩美ともこうして名前で呼び合える仲になりましたし、皆さんとも今後一緒に行動させてもらったら嬉しいです」


 ロリ長、心の中で盛大なガッツポーズ。Cクラスの楓に続いてハーレムパーティーの候補誕生でニンマリ。とはいえこのロリ長の図々しさを快く思わぬ人間もいる。



「斎藤、お前は見境なしなのか? セクハラ四條以下の人間性だな。上条さん、どうかこいつの毒牙と四條のセクハラには気を付けてください。申し遅れましたが、私は二宮梓です」


 ロリ長にキッチリと釘を刺す梓。ついでに重徳をディスるのも忘れていない。どうやら例のセクハラの件は未だに梓の中で尾を引いているよう。女の恨みほど恐ろしいモノはない。続いて義人が…



「どうも、高田義人ッス。二宮さんはこう言いますが、師匠はラッキースケベ属性持ちの素晴らしい人ッス」


「ラッキースケベ?」


「そうっス。自分にはマネできないッス」


 義人は重徳を思っての発言のはずだが、これは梓にとって神経を逆なでする効果。忘れたかった忌まわしい記憶がフラッシュバックしている。ちょうどそのタイミングで…


 ガラガラガラ


「あれっ、みんな、こんな時間に教室に残っているなんて一体どうしたんだ?」


 重徳が生徒指導室から戻ってくる。梓は毛虫を見るような眼で重徳を睨み付けるわ、歩美はようやく戻ってきた重徳にラブラブ光線を放つわ、彩夏は頭の上に大量の???を浮かべるわで、教室内は中々カオスな状況になるのであった。






   ◇◇◇◇◇






「ということでノリ君、こちらは上条彩夏さん。今日から私たちと一緒に訓練することになりました。それから第8ダンジョン部にも興味があるそうで、今日の放課後にでも先輩たちにお話を訊きたいそうです」


「え~と、どうも、四條重徳です」


「四條君、私は気を失っていて知らなかったんだが、どうやら君が一番に駆けつけて助けてくれたらしいね。本当に助かった、心から感謝する」


「上条さん、次に何かあったらこの僕が助けますよ」


 またもやロリ長が見境なしに割り込んでくる。ここまでくるといっそアッパレとしか言いようがない。そんな横槍はおいといて、呼び出しを食らっていた重徳はその間の話の流れを全く理解していない。ということで歩美が簡単に説明。



「…ということで私と彩夏ちゃんがダンジョンで知り合って今日から一緒に訓練することになりました」


「うん、なんとか事情はわかった」


 やっと重徳にも流れが理解できたよう。だがここまではあくまでも前段。本当のお話はここから。



「そうか、四條も理解してくれてよかった。ところでなぜ貴様がダンジョンに入っていたんだ?」


 いよいよ梓が重徳がこれまでなんとか隠し通してきた件に言及。もはやこれまでと、重徳は諦めてすべてを打ち明ける。



「実は…」


「なんだと! 入学式の次の日からダンジョンに入っていたのか。さすがに呆れてモノが言えないな」


「勇者を次々に倒していたのは、もしかしてダンジョンに入っていたせいなんですか?」


 いつもの五人の仲間の中で、ロリ長と義人はとうにこの話を知っている。歩美は昨日重徳から打ち明けられており、初耳だったのは梓と今日から一緒に活動する彩夏だけ。重徳はこうして全員に打ち明けてすでに相当開き直っている。



「まあ、結果的には良かったんじゃないかな」


「それで四條、現在のお前のレベルはいくつなんだ?」


 梓からのかなりきわどい質問が飛ぶ。本来レベルなどに関する個人情報は他人には無暗に明かさなないのだが、梓の目が絶対に喋れと強い光を放つ。



「ええ、ただいまレベル20です」


「ノリ君、スゴイです。レベル20でゴブリンをまとめて10体一度に吹き飛ばすんですね」


 ここで歩美の天然砲が炸裂。彼女にはどの程度レベルが上昇するとこのくらいの力になるといった知識がない。単純に一昨日見たまんまを口にしただけだが、梓には違和感しかない。



「四條、正直に話したほうがいいんじゃないのか? 私たちはダンジョン部でいずれは協力して魔物に立ち向かう機会があるだろう。そのときにパーティーメンバーの正確なレベルを知らないのはマズいぞ」


「すみません、レベル100です」


「「「「「レベル100だとぉぉぉぉぉぉぉ!」」」」」


 予想通りの反応。五人は大声をあげたままで口が開きっ放し。あのポーカーフェイスを気取っているロリ長でさえも唖然としている。この中で一番に復活したのは歩美。



「さすがはノリ君です。助けに来てくれた時は本当に白馬の王子様みたいでした」


 危機的状況に置かれた際に突如登場した希望の光… 歩美の目に重徳がそのような姿で映ったことに関しては致し方ない面がある。ただでさえ大好きなところにもってきて命の恩人となったら大好きな気持ちがさらに加速しても当然。



「そうか、前々週くらいからやけに四條が操る剣が重たく感じてはいたが、そういう理由が隠されていたのか」


 梓は妙に納得した表情を浮かべている。逆に手を抜かれていたのかと思うとやや腹立たしい気分かもしれない。


 さてここまで色々とぶっちゃけた重徳なのだが、この際だからさらに踏み込んだ話を始める。



「実は昨日俺が欠席した件なんだけど」


「ああ、そういえば四條にしては珍しく休んでいたよね」


「放課後道場に顔を出したら、師匠は元気に稽古していたッス」


 歩美も重徳同様に学園を欠席していたので、この件は彼女にとっては初耳。とはいっても義人の発言からして体調不良とは考えにくい。



「実は一昨日ゴブリンをあらかた討伐したのに昨日になって再び大量に湧き出てきたんだ」


「なんだって! ダンジョンは封鎖だとは聞いていたが、また大量発生したなんてどこからも発表されてはいないぞ」


 梓が疑問の声をあげている。公式には「安全が確認されるまで当面は封鎖」という声明が発表されただけ。


「仕方がないから起こった出来事をありのままに話すよ。管理事務所でも特に緘口令は申し渡されていないからしゃべっても問題はないはずだし、いずれは政府から正式に公表される。それに将来もしかしたら戦いを挑まなければならない勇者に今のうちにこの話をしておくのは意義があると思うんだ」


 重徳は昨日1階層のゴブリンを殲滅してから4階層の転移魔法陣に向かって進んで、そこでで出くわした存在に言及する。



「ゴブリンの大量発生には異世界からやってきた魔族が関わっている」


「魔族だと!」


「師匠! 魔族が出たんッスか!」


「この一件の裏では魔族が糸を引いていたなんて…」


「ついに魔族が現れたんだね。ダンジョンが異世界と繋がっているのならエルフが実在する可能性が大いに高くなったよ」


 驚きを示す梓、義人、歩美に対してロリ長ひとりはコブシを握り締めて力のこもったガッツポーズ。こいつだけはどこまで行っても鬼畜変態ヤローだ。 


 以外なのは彩夏がわりと冷静にこの事実を受け止めている点だ。ひょっとすると結構肝が据わっているのかもしれない。



「四條、それでその魔族はどうなったんだ?」


「下級兵士は俺と四條流の門弟が協力して倒した。魔法使いと指揮官はウチのジイさんに瞬殺されたよ」


「四條流半端ないッス。どうりで最近兄弟子たちの力が強くなっているって感じたッス。それにしても師匠はさすがッス! 自分は一生師匠に付いていくッス!」


 素直に感激した表情で喜んでいる義人。彼も四條流の一員だけに、将来的にどのような方向に自分が育っていくのか見えてきたような気がしているらしい。単純に喜んでいる義人とは対照的に梓は…



「四條、お前は一体どうなっているんだ? 魔族っていうのはそんなに簡単に倒せるものなのか?」


「う~ん… 下級兵士についてはさほど造作もなかったかな。軽くあしらってお仕舞という感じだ。魔法使いと指揮官については俺のジイさんが手を下したから何とも言えないな」


「四條の祖父とは一体何者なんだ?」


「四條流の師範ッス。途轍もなく強い方ッス。自分はまだ目も合わせられないッス」


 重徳に代わって義人が答えている。入門してからまだ日が浅い彼にとってはジジイは目も合わせれらない存在に映っているよう。梓も義人のザックリした説明に納得したのだろうか。と、ここで彩夏が…



「あの~… 魔族というのは普通は倒すのにもっと苦労するはずでは?」


 ゲームとかファンタジー小説の世界では下級魔族でも相当に手強い相手。その手のカルチャーに子供の頃からどっぷりと嵌っていた彩夏には俄かには信じられないよう。もちろん重徳が本気で戦っている場面では気絶したせいもあって、彼の鬼神のごとき暴れっぷりも目撃していない。ごく一般的な感覚からしたらこのような反応が当たり前なはず。現にダンジョン部の先輩たちでさえも重徳がレベル20と聞いて目を丸くしていたという例もある。ここで歩美が…



「彩夏ちゃん、ノリ君の行動を常識で計ってはいけませんからね」


 歩美は重徳を褒めたいのだろうか? まああれだけ色々と見せつけられたら心配メーターも完全に振り切られてどうでも良くなっているのかもしれない。いずれはあなたにも理解する日がやってくる… そんな眼差しを彩夏に向けている。


 そしてなにやら真剣な表情で考えこんでいたロリ長はというと…



「四條、その魔族はエルフについて何か言っていなかったかい?」


「いい加減己の煩悩を捨て去りやがれぇぇぇ!」


「例えば魔族が奴隷としてエルフを連れている可能性とか… 待てよ… この際だから魔族と関わりが深いダークエルフで妥協する手も… いやいや正統エルフはやっぱり捨てがたいし…」


 ロリ長は魔族が実在すると聞いて頭の中身が完全にトリップしているよう。早く元の世界に戻ってこないと、このままでは立派なエルフ廃人が出来上がりそうな勢い。


 こんなまったく使い物にならないロリ長は放置して、ここで梓が話を元に戻す。


  

「四條、話を総合するとどうやらその魔族がゴブリンを大量に発生させていたんだろう」


「その通り。巨大な魔石に魔力を込めて次々にゴブリンを発生させている様子はこの目で目撃した」


「そうか… それで今後も同じような事件が発生する可能性を四條はどう見ている?」


「可能性はいつでもある。だがあれ程の大きさの魔石をそうそう簡単に準備できるとは思えないな。どのみちしばらくは時間を空けるはずだ。そして忘れた頃に何かやってくるんじゃないかと思う。今回は1階層で発生した事件だからこの程度で済んだが、次に魔族が何かを仕掛けるとしたらもっと深い階層で大々的に仕掛けるような気がする」


「その可能性は間違っていないかもしれないな。ゴブリン程度の魔物を大量に発生させるよりも、もっと力がある魔物を生み出した方が内部を探索する冒険者に与える脅威の度合いが高い。当然これからダンジョンに入っていく私たちにも何らかの障害として立ちはだかるだろう。ましてやもっと大掛かりに魔物を生み出してダンジョンから溢れさせるような騒動を仕組んできたら手に負えなくなる」


 梓の分析はかなり的確。依然として知力37の重徳よりも遥かに明晰な頭脳を持っている。もっとも今のところの重徳は肉体労働者タイプだから汗をかいてナンボという存在。ただし職業の階級が上昇していくとパーティー指揮や戦術立案のスキルが上昇する仕様となっている。ほんのわずかな可能性ではあるが、知勇両方兼ね備えた戦士になるかもしれない。ただしあの戦闘狂のジジイの孫という点を鑑みると、どうしても戦闘能力が前面に押し出されていく感が拭えないのもまた事実。



「いずれにしてもダンジョンという漠然とした攻略対象ではなくてその裏側にいる魔族という存在が明らかになったんだ。いずれはどこかで必ず魔族とぶつかる覚悟が必要だと思う」


「四條はすでに覚悟を決めているんだな」


「ダンジョンから5分の距離に住んでいるんだし、今さら逃げられないだろう」


 梓はそれもそうかという表情だが、歩美と義人はどうやら違う思いを抱いているよう。



「ノリ君、私はノリ君にどこまでも付いて行きますからね!」


「師匠、自分もずっと付いていくッス!」


(歩美さんとはともかくとして、義人よ! お前は本当にそれでいいのか? 確か君は勇者だったはずだぞ。もっと自分の生き方を突き詰めて考えろよ。いつかは自分の足で立つ必要があるんだからな)



 こうしてもうしばらくダンジョンについての話をしてから、予定よりも1時間ほど遅くなってから六人は訓練を開始する。もちろんこの日ロリ長が一切使い物にならなかったのは言うまでもなかった。



   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



魔族の存在を聞いて気を引き締める梓とエルフが実在する可能性で頭がトリップするロリ長。なんとも対照的な勇者でした。次回は重徳たちがダンジョン部に顔を出して、いよいよ全員でダンジョン内での活動が始まるか…


この続きは出来上がり次第投稿します。どうぞお楽しみに!


「面白い」「続きが早く読みたい」「ロリ長が本当にエルフに出会えるのか?」


などと感じていただいた方は、是非とも☆☆☆での評価やフォロー、応援コメントへのご協力をお願いします! 


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る