第51話 二人の誓い

 重徳が歩美を抱えて管理事務所に戻ってくると、ゴブリン対策のため出動した警察と自衛隊の緊急派遣部隊の面々がビックリ仰天の表情をしている。



「き、君たち… もしかしてダンジョンの内部に入っていたのか?」


 管理事務所の係員は重徳ら四條流の一団が少人数でダンジョンに突入した理由を把握しきれていなかった。一応内部に80名あまりの学園生が取り残されている件は伝えてあるのだが、まさかその生徒たちを重徳が救助してくるとはまさに青天の霹靂に等しい。



「はい、救助のために突入したので目的を達成してこうして出てきました」


 何を当たり前のことを聞いてくるんだろう… 重徳の頭の上には???が大量に浮かんでいる。ジジイの力の使いどころさえ間違わなければハナッから勝算があった今回の突入劇。こうして歩美たちが救助できてむしろ当然とでも言いたげな表情の重徳。


 そのまま何か言いたげな警察関係者をまるッと無視して、重徳は精神疲労山盛りでグッタリしている歩美の体をベンチに横たえて、その上に自分の制服を掛けている。少しだけ歩美の様子を見守るとおもむろにポケットからスマホを取り出して通話ボタンをプッシュ。



「はい、鴨川です」


 声の主は歩美の御父上である緑斎。先日顔を合わせた際に実は半ば強制的に番号を交換させられていた。



「お忙しいところ申し訳ありません、四條です」


「ああ、四條君。急にどうしたのかね?」


「実は本日のダンジョン実習で歩美さんが大変なことに巻き込まれまして、現在管理事務所でひとまず横になってもらっています」


「それで歩美は無事なのかい?」


「命に別状はありませんが、どうやら限界まで精神力を振り絞ったようでかなりグッタリしています」


「そうか、それでは今からすぐに家内が迎えに行くから、もう少し待っていてもらえるかな」


「はい、わかりました」


 こうして重徳が緑斎と通話している間にも、次々と取り残されていた生徒たちがダンジョンから出てくる。魔力切れを起こして意識を失っている1年生聖女たちは係員の誘導に従って医務室のベッドに運ばれていく。


 彼女たち以外は疲労しているものの目立った外傷もなく、中でも近藤は今回の一件に関して気丈に警察の事情聴取に応じている。そして生徒たちが全員出てきてしばらくしてからジジイを先頭に四條流の一行が事務所に顔を揃える。



「歩美、ちょっと待っててくれ」


 力なく頷く歩美をベンチに寝かせたまま、重徳はジジイたちの元へ。



「森田兄、あの後はどうだった?」


「散発的にゴブリンがやってきたが、特に問題なく退避してきたぜ。それよりも若、どうやらゴブリンたちは転移魔法陣から出てくるみたいだ。ほら俺たちと師範で十字路を確保していただろう。しばらくの間はゴブリンの数を減らすことに専念していたんだ。でもよ、ある程度数を減らすとどうやらこちらに向かってくるゴブリンの大半は転移魔法陣の方向から湧き出てくることに気付いちまったんだよ」


「なるほど、そうだったのか。それはそうとして、ひとまずは森田兄はしばらく事務所に残って警察や自衛隊に説明してもらえるか。ジイさんと他の門弟は帰ってもらったほうがいいだろう」


「なんじゃ、ワシの武勇伝を語らなくてもよいのか?」


「ジイさんがいると話がややこしくなるから、今日の所は大人しく帰ってくれ」


 森田兄は門弟たち5名が単独で行動する際のリーダー役。ということで彼ひとりには事情聴取に残ってもらうつもりの重徳。



「簡単な状況説明くらいならいいけど、それよりも若はどうするつもりなんだ?」


「俺はしばらく歩美に付き添うから」


「ああ、わかった、わかった。いいぜ、こっちは適当にやっておくから安心してくれ」


 さすがは付き合いの長い門弟だけのことはある。重徳が多くを語らなくてもおおよその事情は察してくれる。ということでジジイと門弟4名はドサクサに紛れて帰っていく。


 そのまま歩美のいるベンチ脇に戻って傍についていると、入り口方向から声が…



「歩美、大丈夫なのか?!」


「四條、無事なんだな」


「師匠、さすがッス」


 声の方向に振り向くと梓、ロリ長、義人の三人がこちらに向かってくる。三人とも学園に待機していたのだが「全員無事に救出」という一報を受けて居ても立ってもいられずにこうしてダンジョンまできてくれたらしい。



「四條、歩美の具合はどうなんだ?!」


「精神的な疲労で立ち上がれない状態みたいだ。すでに家には連絡してあるから、このまま救急車で病院に運ぶか、それとも家で休むかはご両親に判断してもらうつもりだ」


「本当に大丈夫なのか?」


「意識もあるし、目立った外傷はない。疲れが取れれば問題はないと思う」


 こんな話をしている間にも管理事務所の駐車場には何台もの救急車が到着して、意識を失った1年生聖女をストレッチャーに載せて運んでいく。



「それにしてもみんな無事でよかったよ。四条の無茶が今回はいい方向に働いたのかな」


「本当ッス。師匠が教室を飛び出していった時には心配したッスが、こうして事件を解決するなんて師匠はデキル男ッス」


 ロリ長と義人がずいぶんと重徳を持ち上げに掛かっている。どうやらその理由は…



「ところで四條はどうやってダンジョンに入ったんだ? 私たちはまだ入れないはずだが」


 梓の発言で、重徳、ロリ長、義人の事情を知っている三人が一斉にあちゃ~という表情に。どうやらロリ長と義人は梓がこの件について言及するのを阻止しようと話題を逸らしにかかっていたよう。しかしその努力は無駄に終わった感がある。



「に、二宮さん、そ、その件に関しましては後ほど具体的に説明いたします。今日のところは色々と取り込んでいますので、どうかご容赦のほどを…」


「そうか… まあ、いいだろう。あとからキッチリ説明してもらうからな」


 一難去ってまた一難。重徳が梓に諸々の諸事情を説明するという重たい十字架を背負わされている。いや、梓のほうはまだいい。問題は歩美にどう説明するか。下手なことを言って彼女に泣かれたりしたら、重徳的にはもうお手上げ状態に陥るのが目に見えている。


 こんな喧しい状態の中、歩美は目を閉じてまるで眠っているかのよう。しばらくすると彼女の母親が慌てた表情で管理事務所に駆け込んでくる。



「歩美、歩美、大丈夫なの?!」


「お母さん、どうか落ち着いてください。歩美さんは極度の疲労で寝ています。病院に運ぶか、自宅に連れて帰るかの判断はお任せします」


 重徳の言葉を聞いてやや落ち着きを取り戻した歩美の母。一応念のため病院に搬送する判断を下す。重徳が救急車に同乗して、母親は車で搬送先に病院に向かうように手配する。さらに梓に学園に置いてある歩美のカバン等を自宅に届けてもらうように頼むと、彼女が乗せられた救急車に乗り込んでいく。






   ◇◇◇◇◇






 病院で検査をした結果はやはり異常なしとのこと。検査中に意識が戻った歩美は本人の希望もあってそのまま自宅に戻ることに。まだ体に力が入らない歩美を抱えた重徳が彼女を車の後部座席に運び込む。そのまま自宅に向かう車を見送ろうとすると…



「ノリ君…」


 心細そうな歩美の呟き。と同時に重徳のほうへちょっとだけ手を差し伸べようとして引っ込める歩美がいる。本当は重徳に近くにいてもらいたいのだが、これ以上は迷惑を掛けられないという常識論が歩美の中で葛藤しているよう。この様子を見た重徳が彼女の母に…



「歩美さんが心細そうなので、もうしばらく付き添ってもいいですか?」


「ええ、四條君が傍にいてくれると歩美も早く元気になるわ」


 母が快く受け入れてくれたので、重徳は後部座席の歩美の隣に体を滑り込ませる。一緒にいてほしいと言いだせなかった歩美は隣に座る重徳を見て心から嬉しそうに微笑みかける。とはいえまだその表情には健康そうな明るさが欠けているのも事実。いまだ力が戻らない歩美の体が車の振動で倒れないように彼女の体をそっと支える重徳。そのまま車は出発して20分後には御中神社に到着する。


 心配して駐車場まで出てきた緑斎に出迎えられて、重徳は歩美を抱きかかえたまま彼女の部屋に。ベッドに体を横たえると、神社についた途端に歩美の顔色がどんどん良くなっているのに気づく。



「歩美、なんだか急に顔色が良くなっているぞ」


「はい、おウチについてホッとしたのか、少しだけ力が湧いてきました」


 実はこの現象、本人は全然気づいていないが境内の空気に含まれている霊力が関係している。歩美の体調不良は霊力が枯渇するまで使い切ったという事象が大いに関わっているため、こうして境内に満ちている霊力が体の中に入り込むにつれて具合が良くなるのは当然。ダンジョンで聖女たちから受け渡された魔力は結界術を維持する燃料としては役に立ったが、体調維持の代役にはならかったよう。


 ということで30分もしないうちに歩美は体を起こすまで回復する。



「よかったな。あの分だと2、3日は起き上がれないんじゃないかと心配したけど」


「はい、全部ノリ君のおかげです。助けに来てくれて本当にありがとうございました」


「いや~。歩美が大ピンチだと聞いていても立ってもいられずに学園を飛び出しちゃってさ。ウチのジイさんと門弟たちにも協力してもらって、なんとかゴブリンたちを片付けたんだ」


「そうだったんですか。ノリ君のおジイ様と門弟の皆さんにどうかお礼を伝えてください」


「ああ、わかった」


 ここまでなら特に問題はない。だがここから先は重徳にとって避けて通れない会話が…



「ところでノリ君はなんであんなに強いんですか? 嵐に巻き込まれたようにゴブリンたちが軽々と吹き飛んでいました。ダンジョン部の先輩方のお話だとゴブリン討伐にはもっと苦労すると聞いていたんですが、なんだか変です」


 キターーーーーー! ついにこれまで重徳が歩美に隠していた真実の核心に触れる部分へと話が進んでいく。さすがにもうこれ以上は隠し通せないと観念した重徳、この場で洗いざらいぶっちゃけることを決断。



「歩美、これを見てくれるか」


 と言いながら自らのステータス画面を開く重徳。そこには…


 

 四條 重徳  レベル101    男  15歳   



 職業    武曹 


 体力   5147


 魔力   1831


 攻撃力  4674


 防御力  4412


 知力     37



 保有スキル  四條流古武術 身体強化ランク2 五感強化ランク2 神速ランク2 神足ランク2 気砲ランク2 物体内部破壊ランク2 物体表面破壊ランク2 

小隊指揮(NEW) 戦術立案(NEW) 



 注意事項   新たな職業が開示されました。クリックすると詳細が表示されます。



 ゴブリンを大量に討伐したことによってレベルが3段階上昇している。ひとり当たりで2千体も倒せば、いかにゴブリン1体あたりから得られる経験値が低くてもレベルはそれなりに上昇する。その結果として重徳の職業が最下位の〔武卒〕から〔武曹〕にランクアップ。それに伴い小隊指揮と戦術立案の初歩的なスキルも得ている。


 そしてこの重徳のステータス画面を覗き込んだ歩美は両目をパチクリ。なんだかとんでもない数値とスキルが列挙されている状況に理解が及んでいない。



「ノリ君、これって一体どうなっているんですか?」


 まあこのような感想を誰でも抱くだろう。歩美の発言は至極当たり前。そして聞かれたほうの重徳はいかにも言いにくそうな表情で…



「ここに記載されているのが俺の実際の能力なんだ。実は入学式の次の日からほぼ毎日ダンジョンに入って魔物と戦っていた。歩美に隠していたのは申し訳ないけど、心配させたくなかったんだ」


「え~と… ちょっと待ってくださいね」


 と言いつつ歩美は自分のステータス画面を開く。



 鴨川 歩美  レベル1     女  15歳   



 職業  ・・・・  


 体力   28


 魔力   25


 攻撃力   9


 防御力  16


 知力   57



 保有スキル  結界術 料理



 注意事項   職業は特定の条件を満たすと開示されます。



 双方を見比べてあまりの違いに目を丸くする歩美。そして…



「私に黙ってダンジョンに行っていたなんてヒドイです。でも今日私を助けてくれたのは、ノリ君が毎日ダンジョンで頑張ってくれたおかげなんですよね」


「結果的にはそうなるのかな」


「それじゃあノリ君に文句が言えるはずないじゃないですか。私だけじゃなくってクラスの聖女の皆さんも、それから先輩方も… 命が助かったのはノリ君がずっとダンジョンで腕を磨いてくれたおかげなんです」


 歩美の中では驚きと感謝の気持ちと今までこんな秘密を隠してきた憤りと… ともかく色々な感情が綯い交ぜとなって収拾がつかない状態。ようやく絞り出したのが…



「ともかくこれからもあまり無理はしないでくださいね」


「それがそうもいかないんだ。ウチのジイさんが…」


 重徳はジジイに連れ回されて隠し部屋に放り込まれた例の一件を歩美に伝える。もちろん歩美は思いっ切り引いているのは言うまでもない。



「ということで、我が家にあのジジイがいる限りこれから先も危険な目に遭うのは確定しているんだ」


「まったくノリ君は… 決めました。これからは私が一緒についていきます。ノリ君を野放しにしているとどんな危険な場所に行ってしまうのか想像もつきませんから」


 力強く言い切る歩美だが、重徳からとある事実を突き付けられる。



「でも歩美は先輩たちか教員の引率がないとダンジョンに入れないだろう」


「シマッタ、そうでした。どうにか出来ないものでしょうか?」


「ムリだな。学園の規則には逆らえない」


「ノリ君だけズルいです。なんでひとりでダンジョンに入れるんですか?」


「俺は四條流の有段者だからな。武道や武術の有段者は年齢に関係なくダンジョンに入れるんだ」


「でしたら私もノリ君の道場で段位をとります」


「それもムリだろう。義人でさえいまだに段位なんか程遠いからな」


「うう、無念ですぅ」


 どうやら歩美も諦めたよう。現時点で彼女には、ダンジョン部の先輩たちと一緒に中に入る程度しか許可されていない。これまで通り重徳ひとりを危険な場所に行かせてしまう… そんな思いに駆られて無意識にステータス画面を指でなぞっている。そして彼女の指が自分の名前に触れた瞬間、下のスペースに説明文が表示される。



〔鴨川歩美 女、15歳 父、鴨川緑斎 母、鴨川美奈子の間に生まれた長女 聖紋学園1年Aクラス 四條重徳に強い恋心を抱いている〕


 この表示が目の留まった瞬間、重徳と歩美の時間が停止する。二人で偶然表示された説明文を見つめたまま数瞬フリーズ。そしてやや時間を置いてから歩美が再起動。



「イヤァァァァ、ノリ君見ないでぇぇぇぇぇぇ!」


 必死で手で説明文を覆い隠そうとする歩美だが、すでに後の祭り。よりによってこんな場面で重徳に自分の気持ちを知られるとは… もちろん歩美はこのアクシデントに対して心の準備などあろうはずがない。ひたすらステータス画面を覆い隠して首を左右に振っているばかり。


 だがそんなアタフタして今にも過呼吸を引き起こしそうな歩美を見つめる重徳の表情はいつになく優しげ。というより心からの喜びに溢れている。そのまま歩美の頭を両手でそっと包み込むと、彼女に耳元に顔を近づけていく。そしてついにその時がやってくる。



「安心してくれ。俺も歩美が心の底から大好きだ。歩美のことを一生守っていく。ずっと俺の傍にいてくれ」


「えっ」


 今までのアタフタぶりがウソのように歩美の動きが止まる。重徳が彼女の頭から手を離すと、歩美は目に涙をためて重徳を見上げる。



「歩美、伝えるのが遅くなってゴメンな。俺は歩美が大好きだ」


「ノリ君… 嬉しい… なんだかとっても嬉しい。私もノリ君が大好きです」


 そのままじっと見つめ合う二人。やがてゆっくりと二人の唇と唇が重なり合っていく。どのくらいの時間キスをしていたのかはわからないが、どちらからともなくゆっくりと離れていく。そして再び見つめ合う二人。その時…


 ニャー


 突然歩美の部屋に響くネコの鳴き声。つい先程まで重徳と歩美の二人しかいない部屋に、いつの間にかヌシサマがチョコンと座っている。


 ニャー


 そして再び鳴き声をあげると、今度は開きっ放しになっている歩美のステータスが書き換えられていく。



 鴨川 歩美  レベル1     女  15歳   



 職業   御中神社の巫女  


 体力       28


 霊力(魔力)  1248


 攻撃力       9


 防御力      16


 知力       57



 保有スキル  結界術 料理 霊力魔力選択



 注意事項   職業はレベルの上昇とともに更新されていきます



 これまで表示されていなかった歩美の職業がついに判明する。そのものズバリ〔御中神社の巫女〕なのだが、どうやら注意書きを見ると重徳の職業同様に書き換えがあるらしい。そして今まで〔魔力〕と記載されていた欄が〔霊力〕に置き換わっている。スキルの欄に加わった〔霊力魔力選択〕というのは、状況に応じて霊力を用いるのか魔力を用いるのかを自分で切り替えられるスキル。体力などの数値は依然として低いものの、この画面を見る限り歩美のステータスはかなり優遇されている気がしてくる。それはともかくとして職業が表示される切っ掛けというのは、ひょっとしたら重徳とのキスにあったのではないかという疑惑がまで浮上。


 まあ、なにはともあれ…



「な、なんだか歩美のステータスがいい感じになっているな」


「はい、念願の職業が表示されたんですが、御中神社の巫女って… なんだか当たり前すぎて今ひとつ嬉しさに掛けますね~」


「そりゃぁ、そうかもしれないな。でも俺は今すごく幸せだから、何でもいいや」


「わ、私もノリ君よりもいっぱい幸せです。でもなんだか恥ずかしい…」


 ようやくお互いの気持ちを確かめ合って勢いに乗ってキスまでしてしまったことを思い返して顔を赤く染めるバカップルであった。



   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



偶然の出来事からついにお互いの気持ちを確かめ合った二人。おまけにキスまでしちゃってますますバカップルぶりに火が点きそう。次回は依然として継続するゴブリンの異常発生に再び四條流が動き出して…


この続きは出来上がり次第投稿します。どうぞお楽しみに!


「面白い」「続きが早く読みたい」「神出鬼没のヌシサマは一体何者?」


などと感じていただいた方は、是非とも☆☆☆での評価やフォロー、応援コメントへのご協力をお願いします! 


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る