百合SFで冬寂ましろ様に勝てる方いるのだろうか、などと思いつつ読みはじめました。かわいいさではなく暗く鈍い感じがラストに突き抜けて至ったのは二人の距離のゼロなんですけど、道のりや遠くなったものを二人の脳裏で浮かべているようにも思えて、ぐわんぐわんと響きます。SFじゃないと、百合じゃないとこうならない、すごい作品です。
受賞おめでとうございます。
作者からの返信
ありがとうございます! めちゃくちゃうれしいです。
百合って、やっぱりこう、女同士の助け合いとか、理不尽な状況に手をつないで助け合う、というところが多いのかなと、近くで見ていて思います。
私にとってSFはやっぱり宇宙で、私の大好きな作品「サイティーン」は地球圏から遠く離れた星で科学者が作った統治や継承がひとつのテーマでした。人権、互いの思い、仕組みが、地球との距離感を感じさせました。こちらの想いも込めながらまとめてみました。
感想ありがとうございます。
これからも良いものを書いてまいります。よろしくお願いします。
SF百合めっちゃよかったです、最後のシーンがなかったら多分お互いの感情はずっと曖昧なまま終わるだろうな。
そして娘の愛を表す名前感動しました......亡くなる理由も正直に言ってエンジニアならむしろ一番あり得るかもしれないですね。
作者からの返信
ありがとうございます! 嬉しいです!
人って死にそうになると本気出すと思ってます。なので、ああいう形ではっきりさせてみました。
亡くなる理由は、鹿島で工場勤務の方が、ちょっとした不注意で亡くなったり、身体を痛めたりしているのを見聞きしていて、あっけないほうがリアルかなと思い、こうしてみました。
これからも良いものを書いてまいります!
よろしくお願いいたします!
編集済
失礼致します。まさか百合作品でSFを読めるとは思わなんだww
東京から各地の距離を正確に表記されている。しかし最後の数値がニクくてよろし。
後60年後にはあの島に軌道エレベーターが建設されるのかぁ。更に亜光速で運転できる宇宙船が存在しているのがもうウキウキワクワクです。
遥香の過去が重すぎますが、対する奏向の父上の偉業も凄すぎる。まるで某島の建設計画のような感じ。
また二人の互いに足りないものを補い合っているのも物語に納得感を与えています。愛の逃避行の最中も友達以上恋人未満なスキンシップもリアル。
壮大な世界観に浸らせて頂きました。
作者からの返信
ありがとうございます!
めちゃくちゃ嬉しいです。
ふたりのお父さんは立場は違えど、娘のために何かを残せたのだと思います。
また良いものを作ってまいります。
よろしくお願いいたします。
はぁ、やっぱりエモい(*´ω`*)
奏向と遥香だけじゃなく、親子の感覚もたまらんですよね。
自分の作った航路に娘の名前をつけるっていうの、宇宙で遠く離れていても、すごく濃い愛情を感じるのです。
距離が細かく描かれているからこそ、より感情に訴えてきます〜〜!