第3話:レオナード教国


 王都の街へ飛んだルナは、軽快な足取りで冒険者ギルドに入り、オッチョの立つ受付窓口へ足を運ぶ。


「――オッチョさん、ただ今戻りました」


「お帰りなさい、シルバーさん! 緊急クエスト、無事にクリアなされたんですね!」


「おや、耳が早いですね」


「ついさっき大隊長のナインゴランさんから、バーグさん宛に<交信コール>が入って……とにかく、大・大・大活躍だったと聞いています! いやぁ本当にさすがですね!」


「いえいえ、別に大したことはしていません(えへへ……もっと褒めてくれてもいいんですよ?)」


 口では謙遜けんそんしながらも、心の中ではウキウキである。


「あっそう言えばシルバーさん、一つお聞きしてもよろしいでしょうか?」


「えぇ、なんですか」


「以前からずっと気になっていたんですが……シルバーさんって、クエストをクリアするのがちょっと早過ぎませんか? ここからクルリ洞窟へ行くだけでも、軽く一時間は掛かると思うんですけど……」


「それはまぁ、<異界の扉ゲート>を使っていますからね」


「げ、ゲート!? それってもしかして、指定した二点間を瞬間移動する、最上位の空間魔法<異界の扉>のことですか!?」


 オッチョは目を見開いた。


「えぇ、そうですよ」


「す、凄い! さすがは聖女様の代行者! 途轍とてつもない魔法技能をお持ちなんですね!」


「ま、まぁそうかも、しれませんね(私、魔法はあんまり得意じゃないんだけどなぁ……っ)」


 これは謙遜でもなんでもなく、ルナは魔法を苦手としていた。


 魔法の威力と効果は、『魔法技能×消費魔力』という計算式によって決まる。


 そしてルナの魔法技能は、お世辞にも巧いと言えるものではない。

 魔法式の構築・魔力の精密操作・魔法の範囲指定などなど……技能面の評価項目は、どれをとってもシンプルに下手。


 かつて聖女パーティを組んでいた魔法士シャシャには、「あんた、ほんっとにセンスゼロね……っ」と絶句されるほどである。

 剣士ゼルや僧侶フィオーナの助言を受けたルナは、悩みに悩んだ末――魔法の真髄とされる『魔法技能』を捨て、『消費魔力』を通常の100倍以上に積み増した。

 簡単に言えば、『火力に全振り』したのだ。


 底なしの魔力量を活かしたこの脳筋スタイルは、単細胞な聖女様にミラクルフィットし、あらゆる魔法を超高レベルで使えるようになった。


(それにしても……どうしてこの時代の魔法は、こんなに衰退しているんだろう?)


 確かに<異界の扉ゲート>は高位の魔法で、三百年前の世界においても、それなりに使い手は限られていたのだが……。

 これを使えるからといって、絶賛されるほどのものではなかった。

 適当な魔法士を10人も集めれば、2~3人は使えるぐらいの習得難易度だ。


 魔法の世界は日進月歩。

 三百年という歳月が経った現代は、きっととんでもなく魔法が進んでいるのだろうと推測していたのだが……今のところ、むしろ退化しているようにさえ思えた。


(もしかして……私が処刑された後に何かあったのかな? ちょっと気になるし、また今度詳しく調べて見よっと)


 ルナがそんなことを考えていると、受付の奥から、大きな革袋を持ったバーグがやってきた。


「おぅシルバー、相変わらず仕事が速ぇな! 今回はマジで助かったぜ! さぁ、こいつが報酬の100万ゴルドだ!」


「ありがとうございます。確かに頂戴しました」


 ルナは至って冷静に、大量の金貨を<次元収納ストレージ>に仕舞い込む。


(ほぅ……さすがはシルバー。100万ゴルド程度の端金はしたがねじゃ、まるで心を乱さねぇか。へっ、スケールがでけぇ奴だぜ)


(私みたいな小市民があんな大金を持ったら、「あわわわっ!」って慌てふためいちゃうのに……。シルバーさん、やっぱり凄い人だなぁ)


 バーグとオッチョが尊敬を深める中、


(あ、あわわ、あわわわわわわわわわわわ……ッ!?)


 我らが聖女様は、鎧の中でガクガクガクと震えていた。


(ひゃ、ひゃひゃひゃ……100万、100万ゴルド……ッ)


 とんでもない大金を手にしたことで、前後不覚におちいっているのだ。


 三百年前――ルナがまだ聖女として活動していたとき、国や貴族から100万ゴルド以上の報酬をもらうことは、何度もあったのだが……。

 彼女はそのお金を手にしたことはなく、そのまま全て孤児院などの恵まれない者たちへ寄付していた。

 そのためこのような大金を所持した経験は一度としてなく、心臓が飛び出しそうになっているのだ。


(私は今……掴んだ、世界の核心を。この世の全てを……手に入れてしまった……ッ)


 ルナがグルグルと目を回しながら、いつものようにわけのわからないことを考えていると――バーグがポリポリと頭を掻きながら、なんとも言えない表情で口を開く。


「あ゛ー、なんつーか……シルバー。急な話で悪ぃんだが、今からちょいと時間を取っちゃもらぇねぇか?」


「別に構いませんが、どうかしましたか?」


「実はな、お前に『客』が来てんだ」


「お客……?」


「あぁ、俺の古い友達ダチでよ。どうしてもシルバーと話がしてぇってんで、無理矢理押し掛けて来やがった。今は奥の部屋で首を長くして待っている。――こっちだ、付いて来てくれ」


「はい(バーグさんのお友達、きっと怖い顔をしているんだろうなぁ……)」


 ルナはちょっと失礼なことを思いながら、バーグの後に続いて歩き――ギルドの最奥『特別来賓らいひん室』に到着。


(……特別来賓室……? えっ、もしかしてお客さんって……偉い人……?)


 ルナがなんとなく嫌な予感を覚えたそのとき、


「おい、入るぞ」


 バーグは荒っぽく扉をノックし、返事を待つことなく、そのままガチャリと開いた。


 特別来賓室の中には、重厚な黒のソファ・大理石のテーブル・立派なシャンデリア・威厳のある塑像そぞう意匠いしょうった壺などなど……豪奢ごうしゃな調度品が備わっており、まるでここだけ冒険者ギルドではないみたいだった。


 部屋の中をグルリと見回し、豪華な内装を確認したルナは、カチンと身を固める。


(う、わぁ……なんかいろいろと高そうなものがいっぱいだ……っ。下手に動いてぶつかったりでもしたら、大変なことになっちゃう……ッ)


 彼女は現在2メートルのプレートアーマーを着込んでいるため、普段より一回り以上も体が大きい。

 うっかり間合いを見誤って、調度品を壊そうものならば……多額の賠償を迫られるかもしれない。


 ルナが周囲への警戒度をグーンと高めていると、


「――おぉ、シルバー殿! お会いできて光栄です!」


 ソファに腰掛けていた男が立ち上がり、ルナのもとへ歩み寄ってきた。


「私はエルギア王国宰相さいしょうニルヴァ・シュタインドルフです。以後、お見知りおきを」


 ニルヴァ・シュタインドルフ、四十二歳。

 身長198センチ、骨太の体に屈強な筋肉を搭載した大男だ。

 きちんと整えられた茶色のミドルヘア・たくましく精悍せいかんな顔つき・鷹のように鋭い眼光・左のまぶたに走った大きな太刀傷――まさに『歴戦の傭兵』と呼ぶにふさわしい強面こわもてであり、実用性の高そうな貴族装束に身を包む。


(宰相って、めちゃくちゃ偉い人だ……っ)


 嫌な予感は見事に的中した。


 ニルヴァは軍事・政治の実権を握る、名実ともにエルギア王国のNo2であり、超が付くほどの大物だ。


「ど、どうもシルバー・グロリアス=エル=ブラッドフォールンハートです。……よろしくおねがいします」


「こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします」


 二人は友好の印として、がっしりと握手を交わし――ソファに腰を下ろした。


 シルバーとニルヴァの自己紹介を見届けたバーグは、パンと手を打ち鳴らす。


「――うし、それじゃ俺は仕事に戻るぞ」


「あぁ、感謝するよ、バーグ。今度キミの家に、いい酒を持って行こう」


「へっ、そりゃ楽しみだ」


 バーグはクルリときびすを返し、扉をギィと開けた。


(バーグさん、行かないでぇ……っ)


 ルナは心の中で必死に懇願こんがんするが……無情にも扉はバタリと閉じられてしまう。


(うぅ、油断した……あの『ツルピカの殺し屋』めぇ……っ)


 彼女は奥歯を食い縛り、もうここにはいないバーグをキッと睨み付けた。


 たとえ聖女といえども、どれほどの死線をくぐっていようとも、基本的な感性は十代の少女と同じ。

 見ず知らずの大男と――それも王国で二番目に偉い強面こわもてと密室で二人っきりというこの状況は、決して好ましいものではなかった。


(ふぅー……落ち着こう。慌てちゃ駄目、ちゃんと冒険者シルバーの『設定』を守らなきゃ……。大丈夫、私は今2メートルのプレートアーマーを着込んでいるんだから、体格の上では全然負けてない!)


 身長158センチの聖女様が、心を強く持とうとしていると――沈黙を嫌ったニルヴァが、ちょっとした小話を始める。


「いやぁ、急に押し掛けてしまい、申し訳ございません。実は以前より、シルバー殿とはぜひ一度お話ししたいと思っていたのですが、中々その機会に恵まれず……。どうしたものかと頭を悩ませていたところ、あなたが緊急クエストを受注したという情報が入って来ましてね。居ても立ってもいられず、慌ててせ参じました」


「なるほど、そうだったんですね」


 会話のきっかけ作りに成功した彼は、小さくコホンと咳払いをし――三つある用件の中で、最も軽いものを切り出す。


「――シルバー殿、まずは貴殿にお礼を伝えなくてはなりません」


「お礼?」


「はい。先日は魔族ワイズ・バーダーホルンの討伐にお力添えをいただき、ありがとうございました。シルバー殿の助けがなければ、今頃あの街は壊滅的な被害を負っていたことでしょう。国王陛下からも『感謝の意を伝えてほしい』と、言伝ことづてを預かっております」


「どうかお気になさらず。私は聖女様の代行者として、彼女の意に従ったまでのことですから」


「左様でございましたか。では、緊急クエストの件も……?」


「もちろん、そちらについてもお礼は不要です。既に冒険者ギルドから、適切な額の報酬をいただいておりますのでね」


 ルナがそう言うと、ニルヴァは感服したかのように小さくのけぞった。


「さすがは聖女様の代行者、なんとも懐の深い御方ですな」


「ふふっ、褒めても何も出ませんよ?(ニルヴァさん、顔はかなり怖いけど、話しやすくていい人かも……!)」


 相も変わらずちょろい聖女様が緊張を緩め、いい具合に場の空気が温まってきたところで、ニルヴァは少し踏み込んだ用件を切り出すことにした。


「ときにシルバー殿、つかぬことをおうかがいするのですが……魔族が持ち去った我が国の秘宝――『赤の書』は今何処いずこに?」


「……あの予言書は、聖女様にお返ししました」


「なるほど……元は聖女様の持ち物ゆえ、自然なことですね(シルバー殿の警戒が一気に増した。予言書は惜しいが、ここには触れるべきじゃないな)」


「御理解いただき、ありがとうございます(ふぅー……助かったぁ。「返せ」って言われたらどうしようかと思ったけど、すんなりと引いてくれてよかった……)」


 自己紹介・簡単な雑談・踏み込んだ話題――軽い導入から徐々に重たい内容へ進み、そしていよいよ『最後の用件』を切り出す。


「さて、と……お互いに忙しい身ですし、そろそろ本題へ入りましょうか」


 ニルヴァは居住いすまいを正し、真っ直ぐな目でルナを見つめた。


「私が今日ここへ参ったのは、シルバー殿に『とある依頼』をするためなのです」


「どんな依頼でしょうか?」


「我が国の諜報員の調べによれば、近頃『レオナード教国きょうこく』の残党が、何やらよからぬことを企んでいるらしく……貴殿にはその調査をお願いしたい」


「レオナード教国の……『残党』? えっ、あの国は滅びたんですか?」


 レオナード教国は、悪魔信仰のつどい。

 三百年前――魔族や亜人が猛威を振るっていた戦乱の時代、教祖レオナードは『人魔合一じんまごういつ』を教義とする、レオナード教をおこした。

 彼らは時代のひずみを利用して、言葉巧みに大衆の不安へつけ込み、みるみるうちに勢力を拡大――やがて一国を成すまでに成長を遂げた。


 ルナが処刑されたときは、ちょうど栄華を極めていたのだが……ニルヴァが言うには、既に壊滅状態らしい。


「今より二百五十年ほど前、レオナード教国は対立する聖女教との壮絶な『宗教戦争』の末に敗北。教祖レオナードは、最高幹部と一部の熱心な狂信者を引き連れ、表舞台から姿を消しました(……どういうことだ? 何故レオナード教国の崩壊を知らない? シルバー殿は、三百年前から続く『聖女様の従者』ではなかったのか……?)」


 シルバーは聖女パーティの一員であり、歴史にその名を残さない道を選んだ『陰の英雄』である――これが聖女学会の最新の見解であり、広く賛同を得ている考え方だ。


 ニルヴァが静かに洞察を深める中、


(うわぁ……聖女教って、そんな歴史と力のある集団だったんだ……っ)


 自分を取り囲む『厄介ファン』が、思いのほかに強大な存在であったことを知ったルナは、心の底からげんなりとしていた。


「今回シルバー殿に頼みたいことは、大きく分けて二つ。まずはレオナード教国に潜入し、彼らの企みを調査すること。そしてそれが邪悪なものであったならば、計画が実行に移される前に叩き潰していただきたい」


「なるほど……」


 クエストの概要を把握したルナは、腕組みをしながら考え込む。


(……うーん、なんか大変そうだなぁ……)


 彼女は今日、とても軽い気持ちでギルドに来ており、面倒な依頼はあまり受けたくない。

 それに何より、つい先ほど『緊急クエスト』という非常に冒険者っぽい仕事をこなしたばかりで、心は充実感で満ちている。


(うん、やっぱり今回はお断りしよう)


 ルナのその決断は――ニルヴァの次の一言で大きく揺れる。


「これはここだけの話なのですが……諜報員の掴んだ情報によると、レオナード教国の残党は、伝説の聖女パーティの遺物――『聖遺物』を隠し持っているとか……」


「な、なんですとぉ!?」


 彼女は思わずソファから立ち、ズイッと前のめりに身を乗り出した。


(食い付いた! やはり間違いない、シルバーが聖女様より受けた指令は、『聖遺物の回収』だ!)


 ニルヴァの推理は『あたらずといえども遠からず』だった。


「ニルヴァさん、その聖遺物とはもしかして、聖女の予言書ですか!?」


 聖遺物は伝説の聖女パーティが遺した、人類史に残る究極の宝。

 それが聖女にかかるものなのか、はたまた別の聖女パーティメンバーのものなのか、ルナにとってはそこが重要だった。


「申し訳ありません、残念ながらそこまでは……。ただ、シルバー殿もご存じの通り、レオナード教国はかつて栄華を極めた大国。彼らの所有する聖遺物が、聖女様の予言書であったとしても、なんらおかしくはないかと」


「……確かに……」


 ニルヴァの推論は、筋の通ったものだった。


「この依頼をお受けいただけるのならば、我々が長年調査してきたレオナード教国の情報を全て、シルバー殿に御提供いたします。また教国の調査中に聖遺物を発見した場合は、貴殿に譲渡することをお約束します」


「ふむ……(黒歴史の回収は、最優先事項の一つ。私の聖遺物があるかもしれない時点で、いずれ教国には出向く必要がある……)」


 現状、ルナは教国についてほとんど何も知らない。

 彼らが今どこで何をしているのか、王国が警戒するよからぬ企みとはなんなのか――これを一からを調べあげるとなれば、膨大な時間が掛かるだろう。

 しかし、ニルヴァの依頼を受ければ、王国から情報提供を受けられるうえ、発見した聖遺物は自分のものになる。


(うん、かなりおいしい話かも……)


 本件に旨味を感じ取ったルナが意味ありげに頷くと、『ここが押しどころ』と判断したニルヴァが、さらに追加の条件を提示する。


「今回の依頼は非常に危険度が高い。そのため我ら王国も、『万全のサポート体制』を用意しております」


「頼もしいですね。具体的にお伺いしても……?」


「はい。シルバー殿の護衛として、優秀な聖騎士をお付けしようと思っております!」


「え゛っ、聖騎士を護衛に……?」


 その言葉に、ルナは一抹の不安を覚える。

 それもそのはず、彼女が見てきた聖騎士は、戦力的にちょっと……否、かなり頼りなかった。


 思いのほかに渋い反応を見たニルヴァは、慌てて訂正を付け加える。


「あぁいえ、表現が少し不適切でしたね。シルバー殿の強さは十分に承知しておりますので、『護衛』というよりは『斥候せっこう』と言うべきでした。教国は砂漠の地下にあるため、その道案内・地下迷宮の誘導・聖遺物の探知――そういった後方支援を担う者をお付けいたします」


「なるほど……それは助かりますね」


 社交辞令でもなんでもなく、この申し出は本当にありがたかった。


 何せルナは、索敵・探索・探知といった繊細な作業を途轍とてつもなく苦手としている。

 それらの仕事を専門とする斥候を付けてもらえるのは、非常に心強い。


「今回は我がエルギア王国の中から、りすぐりの三名をお付けします。シルバー殿の手前、斥候とは言っておりますが、実際は『かなりの腕利き』ばかりですよ?」


「ほぅ、どなたが同行してくれるのか、教えていただいても……?」


「もちろんです! まずは第三聖騎士小隊隊長のレイオス・ラインハルト! そして同副隊長のカース・メレフ! さらには『天賦てんぷの剣聖』オウル・ラスティア! 我がエルギア王国が誇る三人の精鋭を――」


「――すみません、チェンジで」


 ルナは即答した。

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